メディアグランプリ

温泉は蔵王温泉一択である


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:久保田倫生(ライティング・ゼミ1月コース)
 
 
「どこかおすすめの温泉ありますか?」
 
私の中で温泉といったら答えは一択です。ズバリ、
 
「蔵王温泉」
 
です。
 
えっ、なぜ蔵王温泉なのかって??
まぁ、順を追って説明していきたいと思います。
 
 
さて、旅行で温泉でもいこうかなぁ~となった時に、どのようの選択基準で探しますか?
 
ある人は温泉人気ランキングなんかから探すかもしれません。
またある人は、散策のできるステキな温泉街のあるところを探すかもしれません。
いや、やっぱり食事でしょうと食事のおいしい宿を探すかもしれません。
 
蔵王温泉は東北随一の温泉地と言われていて、その歴史も古く、温泉地人気ランキングを見るといつも上位をキープしているものの、有馬温泉や下呂温泉、熱海温泉、草津温泉、別府温泉などのメジャーな温泉地よりは下位に位置づけられます。
 
一方、ステキな温泉街があって散策を楽しめるかというと、蔵王温泉も確かにステキな温泉街ですが、こちらも草津や城崎、有馬、道後温泉等々と比較すると見劣りします。
 
また、蔵王温泉は山形牛が楽しめる食事も魅力的ですが、他の温泉地でもその地方特産の牛肉は楽しめますし、冬の日本海では名物の松葉カニを楽しめる温泉地もあり、さすがに松葉ガニと比べられると山形牛でもちょっと厳しい。(私がカニ大好きだからかもしれませんが……)
 
さらに、蔵王温泉はスキー場が隣接しており、良質な雪も相まって、スキーヤーにとって最高の場所と言われていますが、関東圏から行くとなると、越後湯沢の「新幹線、降りたらすぐゲレンデ」という利便性にはかなわず、蔵王まで行こうという人はよっぽどスキーが好きな方でしょう。
 
とっても魅力的な蔵王温泉。でも飛び切り一番はない。総合力で上位をキープしている。そんな温泉地でしょうか。
 
それなのに、なぜ私は蔵王温泉が一択と言い切れるのでしょうか?
 
それは、
 
「効能」
 
です。
ようは効くということです。
 
「効能??」
 
そう思われる方もいらっしゃると思います。
確かに温泉に入ると気持ちいいし、なんとなく効果がありそうな気はしますが、体感をもって感じるということは少ないのではないでしょうか?
 
それがですね……
ウソのように効くんですよ、蔵王温泉は。
それがどれだけ効くのか、私の体験を知ればお分かりいただけるかと思います。
 
 
私と蔵王温泉の出会いは10年以上前にさかのぼります。
私と妻の仕事は3月の年度末にピークを迎える業種でして、3月末締め切りの仕事を終え、精根尽きた二人は、あまりにも疲れていたのでちょっと遠出して温泉でも行こうとなり、テキトーに探して蔵王温泉に行くこととなりました。そう、出会いはテキトーだったのです。
 
さて、今回の温泉旅行は純粋に疲れを癒すのが目的です。
スキー場には目もくれず、15:00のチェックインと同時に、速攻温泉へ。
 
蔵王温泉の泉質は、強酸性の硫黄泉。
少し白っぽく濁ったお湯で、火山活動が活発な日本においてはそれほど珍しい泉質ではありません。しかし、入った瞬間に今までに感じたことのない、驚くような体感があったのです。
 
まず体全体が一気に温まり、体中に流れる血液のめぐりが良くなり、体の中の循環が活発になっていくのを感じたのです。言葉で表現するのが難しいのですが、体中の血の巡りがとにかく早くなり、ぐるぐると巡っていることが実感できるようになる、といったところでしょうか。今までたくさんの温泉につかってきましたが、ここまで体感がある温泉はありませんでした。
 
そして温泉を出ると、猛烈にのどが渇いてくるのです。自動販売機で500mlのペットボトルを購入し、一気に飲み干してしまったほどです。
 
部屋に戻ると、温泉入った時のあの血のめぐりがウソのように体中が「疲労感」に襲われ、布団に倒れこむように寝てしまいました。まさに泥のように寝るとはこういうことを言うのでしょう。
 
さて、1時間ほどで目が覚めたのですが、不思議なことが起こったのです。
3月の蔵王は雪が降っているくらいなので結構寒いのですが、寝ている間にびっしょり汗をかいていたのです。
そして、自分の体なのか? と思うほど、体が軽く感じたのです。
今まで私はどれだけ重いものを背負って生きてきたのか、と疑いたくなるほど軽さなのです。
 
これはすごいことが起きているのではないか……
 
そう思った私は、同じことを三回繰り返してみたのです。すると入浴後の疲労感が消え、体が軽い状態を維持できるようになります。どのような作用があったのか、私は専門家ではないので科学的にはわからないのですが、想像するに、温泉に入ることにより体中の循環が活発になり、体の中にあった老廃物や疲労性の物質等々を輩出し、結果として疲労感が抜けて、体が軽く感じたと言ったところでしょうか。
 
で、この体感なのですが、私だけではなく、妻も同様の体感があったというのです。
 
こっ、これはすごい温泉を見つけてしまった!
と夫婦で興奮したことを今でも覚えています。
 
それからというもの、我々夫婦はすっかり蔵王温泉にハマってしまいまして、年に1,2回は行くようになりました。観光目当てではなく、純粋に「疲れをとるため」にです。
今では息子も「次いつ蔵王いく?」というぐらいしょっちゅう行くようになりました。
 
うーん、何だか最近疲れがたまっているなぁと感じているあなた。
温泉で疲れを癒すのはいかがですか?
私なら「蔵王温泉」をおすすめします。
 

ちなみに、この強酸性の蔵王温泉をしのぐ超強酸性の温泉が秋田にある玉川温泉だそうです。温泉好きとしては是非行ってみたいものです。
 
 
 
 
***

この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

お問い合わせ


■メールでのお問い合わせ:お問い合せフォーム

■各店舗へのお問い合わせ
*天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。


■天狼院書店「天狼院カフェSHIBUYA」

〒150-0001 東京都渋谷区神宮前6-20-10 RAYARD MIYASHITA PARK South 3F
TEL:03-6450-6261/FAX:03-6450-6262
営業時間:11:00〜21:00


■天狼院書店「福岡天狼院」

〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
TEL:092-518-7435/FAX:092-518-4149
営業時間:
平日 12:00〜22:00/土日祝 10:00〜22:00


■天狼院書店「京都天狼院」

〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
TEL:075-708-3930/FAX:075-708-3931
営業時間:10:00〜20:00

■天狼院書店「名古屋天狼院」

〒460-0002 愛知県名古屋市中区丸の内3-5-14先 レイヤードヒサヤオオドオリパーク(ZONE1)
TEL:052-211-9791/FAX:052-211-9792
営業時間:10:00〜20:00

■天狼院書店「湘南天狼院」

〒251-0035 神奈川県藤沢市片瀬海岸2-18-17 ENOTOKI 2F
TEL:0466-52-7387
営業時間:
平日(木曜定休日) 10:00〜18:00/土日祝 10:00~19:00



2025-03-27 | Posted in メディアグランプリ, 記事

関連記事