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電動自転車が教えてくれた、限界突破力!


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記事:星 灯(ライティングゼミ・1月コース)
 
 
私は車の免許は持っているが、車は持っていません。
 
なぜなら「必要がないから」
 
比較的街中に住んでいるため、交通機関も充実していて車がなくても生活ができる。正直、車があると便利だとは思うが、今の時代カーシェアなど車に乗る方法は他にもあるため、わざわざお金をかけてまで車を所有する必要がないのだ。
 
だが、徒歩であちこち行くには限界がある。
 
そこで活躍するのが自転車。私は基本的にどこへでも自転車で行ってしまう。小回りも効くし、車みたいに道を間違えたところで、遠回りをしなくてもスッと元に戻ることができる。着いた先で駐車場代だってかからない。こんなに良い乗り物はない。
とはいえ、この自転車にも限界がある。遠くまで行こうと思うと結構体力がいるのだ。
 
だが、この限界を突破する乗り物に出会ってしまった。
 
それは「電動自転車!」
 
電動自転車なんてもう何年も前からあるが、どちらかというと小さい子供がいるママさんが前と後ろに子供を乗せて使うもの、という印象が強く値段も結構高いため私には普通の自転車で十分だと思っていた。
 
だが一年ほど前、知り合いのママさんから電動自転車を買ったという話を聞いた。
 
「最近、電動自転車買ったんだよねー!」
 
「そうなんだ! 私も気にはなってるんだけど、どうなの? やっぱり楽?」
 
「めっちゃ楽だよ! 試しに乗ってみる?」
 
「えっ! いいの? 乗りたーい!」
 
そしていそいそと乗ってみることに。
 
感想は……。
 
おぉ! なんと楽チンなことか! これは良い! 特に坂道! 今までは立ち漕ぎをしながら、へーこらへーこら登っていた坂道をあっという間に登ってしまったではないか。
 
なんで今まで買わなかったんだろう。車がない私にとって行動範囲が広がる気がして、一気に欲しくなった。
 
だが、やはり気になるのはお値段。ピンキリではあるが大体10万〜15万円くらいはする。すぐに買おうと思えば買えない値段ではないが、ここで一気に10万円近くもお金が飛んでいくのは嫌だった。なので私は「電動自転車貯金」をすることにした。
 
目標金額は「15万円!」
その日から毎月ちょこちょことお金を貯め始めた。
 
そしてついに目標金額を達成する日が来た! そしてそのお金を握りしめ、意気揚々と自転車屋へと向かった。こんなにもワクワクしながら自転車屋にいくのは初めてだった。
 
お店に着いてからいろいろと物色をするが、なんと種類の多いことか。散々悩んだ挙句、希望に合ったものを見つけ買うことができた。
乗って帰るつもりだったがバッテリーの充電に時間が必要とのことで、小一時間ほど近くの喫茶店で時間を潰すことにした。その間もワクワク感が止まらなかった。
 
いよいよ予定の時間になったので引き取りに行くことに。
 
そしてさっそく帰り道、わざわざ自宅とは別方向の坂道がある場所まで行って乗り心地を試してみることにした。電動のアシスト感を存分に味わいたくて……。
 
案の定……、楽チン! 今までキツかった坂道が楽々と登れ、逆にこのキツい上り坂を征服する感じを味わえ、ちょっと優越感に浸れた。
 
なんだか自分の世界が広がったような気がした。
 
これが自分の限界だと決めつけていた世界。
だが、それは自分が勝手に決めつけていただけだった。誰に言われたわけでもないのに……。自分には「これしかない」と決めつけず、人から教えてもらった「これ良いよ!」を素直に取り入れてみることで自分の幅が広がっていくんだと改めて感じた。
 
その後も今までだったら電車に乗らないと行けないと思っていたところに行ってみることにした。そしたら意外にも電車で行くのと変わらない時間で目的地まで辿り着くことができた。
 
「あれ? こんなに近かったんだ。今まで気づかなかったな……」
 
おまけに電車賃を浮かせることもでき、長時間漕いでいても電動アシストのおかげで体力の消耗も防げた。お値段以上の価値をもらった気がした。買ってよかったと心底思った。
 
 
今、これを読んでくれている目の前のあなたへ。
 
電動自転車なんて高いし贅沢だと思っていませんか? 確かにそうかもしれません。私も実際思っていました。でも「楽に登れる坂道!」「体力の消耗を防いでくれる!」「電車賃を浮かせられる!」こんな快適さを味わいながら行きたい場所を増やしてくれる、こんなに素晴らしい乗り物はありません!
 
新しい世界へと連れて行ってくれるこの電動自転車をぜひオススメしたいと思います。気軽に手が出せるお値段ではないことは分かっています。それでも私はこの素晴らしさが必要な人に届いてほしいと思っています。
 
そして私はこれからもこの電動自転車とともに、行けるところまで行ってやるぞ! と限界突破を心に誓うのでした。
 
 
 
 
***

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2025-03-27 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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