とうとう悲鳴を上げた私の大事なパソコン、ブルー画面から学んだこと
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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:藤原 宏輝(ライティングゼミ1月コース)
「社長ッ! パソコンがまた固まりました、どうしましょう?」
彼女は一昨日くらいから、デスクトップパソコンと何度も会話しご機嫌を取りながら、見積書を期限内に仕上げる為に必死になっていた。
何年かに一度、社内のパソコンが次から次へと調子が悪くなり、壊れていく事に私は頭を痛めた。
あの日から3年半。
突然私のノートパソコンに、初めて見るメッセージが出た。
‘バッテリーが、劣化しています’
しかし、私は「使えるから問題ない」とスルーした。しばらくすると次は、
‘バッテリーの充電が、出来なくなりました’
というメッセージが出た。
私は「コンセントを繋ぎながら使っていれば、大丈夫でしょ」と、またスルーした。
すると、数日もしないうちに次は、
‘ディスクがいっぱいです。不要なファイルを削除してください’
こちらはたまに見かけるメッセージだ。即✖️をクリックした。
その時からノートパソコンは、何度も何度も色んなメッセージを、私に送り続けてきた。
しかし「調子は悪いけど、壊れたわけじゃないし、使えるから大丈夫」と、私はたかをくくり、いくつもの様々なメッセージをスルーし1ヶ月以上もそのパソコンを使い続けた。
ある朝のこと。
出勤しいつものようにノートパソコンの電源を入れた。すると、いつもの画面にすんなりと立ち上がらない。
「コンセントが、抜けてるのかな?」と確認したが、問題ない大丈夫だ。
それから、少し待つ事にして、2分ほど経過しただろうか?
やっと、真っ黒な画面にいつも通りのロゴが浮かび上がってきた。
「なんだ、大丈夫じゃん」と安心した。
が、それはつかの間の喜びだったことを、後から嫌というほど思い知る事になるのだ。
数秒後、事件は起こった!
突然! ノートパソコンの画面は、これまでに見たことのない真っ青な色に変わり、なんだかメッセージが出てきた。
「何? このブルー画面。しかも、こんなメッセージ見たことないし」
と私は焦り、画面に出ているメッセージを眺めながら
「困った。これは、なんとかしなきゃ」と、何度も何度も色々と試してみた。
すると、初めて見るメッセージにやっとたどり着いたのだ。
‘自動修復 パソコンが正常に起動してしませんでした’
自動修復という文字に私は「なに、これ! 勝手に直してくれるんだ。よかった」とのんきに構えた。よく見ると、その画面右下に小さく‘再起動’と書いてあった。
「良かった。これで再起動したら、もう大丈夫なんだ」と‘再起動’を、慌ててクリックした。すると次は、
‘デバイスに問題が発生したため、再起動する必要があります’
というメッセージが出た。
「今、再起動をクリックしたよ」と、思わずパソコンに話しかけた。が、さらに次のメッセージが出た。
‘エラー情報を収集しています。自動的に再起動します’
「エラー情報? なにそれ、まあいいか。なんで、起動しないのかなあ?」
とさらに、パソコンをジーっと見た。
‘20%完了 この問題と可能な解決方法の詳細については、以下を参照してください’
と、またまた初めて見るメッセージが…。
「20%って何が完了したのかな? もう全然わからない、自動的に再起動するなら動いてよッ! 以下を参照ってなに?」
とイラッとして、その先に進もうとした、まさにその瞬間!
パソコン画面は、怒り狂ったように真っ青から真っ黒になり、電源がバシッと落ちた。
周りの社員の目を気にする余裕もなく、
「はー! どういうこと?」と、ついパソコンに向かって大声をあげてしまった。
そして、もう一度電源を入れよう! と、必要以上にスィッチを強く押した。
電源は入ったが、また真っ黒な画面からロゴが出て、すぐに真っ青になり、同じエラーメッセージに戻った。
「どうしよう、今日中に見積書の見直し修正、請求書のチェック、週末の結婚式とご披露宴進行表の最終確認しなきゃ、なのに」と焦った。
「でもまだ朝イチだし、昨夜の最終の状態で社員共有フォルダに残してあるからセーフだ、なんとかなる」と内心ホッとした。それは、ほんの一瞬で、次の瞬間に思い出した。
「あー!課題。毎週土曜日なのに、ノートパソコンが壊れたら、課題提出できない! もおー、どうしたらいいのお」という思いが頭を駆け巡り、気持ちが一気にガツン!
と、地の底に落ちて行った。
その後自分から、イラッとしてパソコンの電源を思い切り切った。
が「もう1回、なんとかなるかも」と、あきらめきれずに、すぐにまた電源を入れた。
しかし、同じことの繰り返し。
「またまたブルー画面だ、やっぱり私のノートパソコンは壊れた? どうしたらいいんだろう?」
と、目の前の悪夢のような出来事に、さらにどんどん落ち込み、黙った。
期限が迫る‘御披露宴の進行表’や‘請求書’の事と、何よりも私の重要な締め切り土曜日の‘課題提出’の事で頭がグルグル回り、どんどん頭が真っ白になっていった。
そして、私はとても大切なことに気づいたのだ。
今までずっと私の大事なノートパソコンが、何度も何度も色々なメッセージを送り続けて悲鳴を上げていたのに、私は気づかないふりをしながら、知らん顔していた。
これは昨年の今頃、毎日毎日胃がキリキリと痛むのに
「大丈夫、市販の胃薬で何とか抑えよう、きっと食べすぎだ」
と思い込もうとして、胃の痛みを何か月もの間、放置していた。
その結果、胃に潰瘍が20個以上も出来てしまい、食事制限と投薬治療を何か月もする事になったのだ。
きっと、パソコンもメッセージをスルーされ続けて、ツラかったのだと思う。
私は、自分の胃も大切なノートパソコンも、自己都合で自己中心的に雑に扱ってきた。
自分の身体や大事なパソコンからのメッセージをスルーして、自分の都合のいい事だけを取り上げて、面倒な事や都合の悪い事は後回しにしてきた結果がまさにこれだ!
そんなひどい私には、バチが当たったのだ。
私は今回、こうしてノートパソコンが壊れたことで、あらためて
‘自分の身体、パソコンなどのメッセージ’‘誰かが私に、伝えようとすること’を、まっすぐに心してきちんと受け取り、対応を後回しにしないようにしよう。
身体もパソコンも人間関係も壊れないように、1つ1つを大事にしよう。
と、痛感した。
***
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