パーソナルカラー診断を受けたらお能が上達した話
*この記事は、「絶対麗度ライティング」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
記事:伊藤美那(絶対麗度ライティング)
『あなたの声は人が出ない勢いでポンと安定して出ちゃうから、逆にそれだと拡散してどこにも届かない。逆にそこにリミットを、下向きの負荷をかけてほしい。あなたの強さで声の力を引き出すために』
数年来通っているお能の稽古。大好きな能楽師から、マンツーマンで謡を習える贅沢な時間。
仕事の都合などで数カ月ぶりとなったお稽古で、師匠の口から意外な言葉が飛び出した。
最初はその意味が全く理解できなかった。安定した声が勢いよく出せるなんて、良いことじゃないの?声の力、って何??
その数日後、天狼院書店での【魅せるパーソナルカラー診断】を受けてみた。
胸元にあてられたドレープ。捲っていくと、顔色が明らかに変わる。
パッと明るくなったり、黄色くくすんだり、青ざめて元気がなさそうに見えたり。
薄々、自分はブルーベースだろうとは思っていたが、果たして夏なのか冬なのか。
判断がつきかねて、先生の言葉を待った。
「肌質的にはサマーだけど、ウィンターの強さに負けてないですね」
「サマーの色で優しく見せるのも良いけれど、大事な日にはウィンターの強さを味方にするのもアリですね」
つまり、私のファーストカラー(馴染む色)は夏、そしてセカンドカラー(映える色)は冬。ということ。
先生の診断は明確でわかりやすく、今まで自分に対して感じていた疑問がどんどん解消されていった。
極め付きは、メイク道具を前に話していた時。
いわゆるブルベ夏の色は、確かに似合うとは思うけれどどこか物足りなく感じる。
そう相談した私に先生は笑いながら「それはあなたのキャラクターの問題!」と一言。
その瞬間、不思議といろいろなころが腑に落ちた。
謡の声と、パーソナルカラー。
内容は違っても、言われていることは同じに感じた。
本来持っているポテンシャルのままでも良いけれど、自分を活かす方向性が別にある。
言い換えれば、生まれ持っての肌質(ブルベ夏)よりもそれを凌駕するキャラの濃さ(ブルベ冬)ということか。
謡に例えれば、生来のどこまでの高く伸びていく声だけでは魅力が乏しい。そこに敢えて負荷をかけることで強さが産まれ、より自分らしく曲の中で際立つ声になる。
声の力とは、持って生まれた素質に自分のキャラクターを乗せることで出てくるものかもしれない。
さらに診断は続いていく。馴染む色と映える色、それをどう使いこなしていくか、考えている私に、またしても明確な回答が降ってきた。
「勝負したい日は、冬の色で行くと良いですよ。てか、毎日勝負しても良いし。むしろあなたは毎日勝負でしょ。それでいいじゃない」
私をよく知る先生のこの言葉で気持ちが一気に楽になった。
そうか、毎日強いキャラで行っても良いのか。
ならば思い切って、映えてる日々を過ごしてやろう。
その日は今度買うコスメや服のことを考えて、幸せな気持ちで帰宅した。
自分に似合うものを想像する時間は、フワフワと楽しく温かい感じがした。
次のお能のお稽古で、師匠が少しびっくりした顔をされた。
「なんか、吹っ切れた声がしますね。まだ【謡の声】にはなりきってないですが、あなたらしい声が出てる気がします。これなら埋もれることなくお客様に届きますね」
自分への理解が一つ深まった分、声のコントロールが少しずつ、利くようになってきた気がする。
まさかパーソナルカラー診断を受けて、謡が上達するなんて。
もちろん、繊細なパステルカラーも好きだし、くすんだ柔らかい色に惹かれることもある。
時にはそれらを身に纏って柔らかな雰囲気を演出したい日だってあるだろう。
馴染むこと、つまり周囲の人との調和だって大事にしたいと思う。
でも。
だけど。
調和の取れた優しい人にも憧れる。
でも私はやっぱり【映えるオンナ】で生きていきたい。
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この記事は、天狼院書店の「絶対麗度ライティング」にご参加の方が書いたものです。
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