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ずぼら姫の変身・片付け編その1

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:りりぃ(ライティング・ゼミ5月コース)
 
 
ずぼら姫とはわたしのこと。
と言っても、姫って年齢でもないし。
なんなら孫もいたりするし。
 
敢えて「ずぼら」に「姫」をつけたのは、気持ちをアゲルため。
「ずぼらの変身」よりも「ずぼら姫の変身」のほうが、やる気がでるってもんじゃない?
お姫様は女性の永遠の憧れだから。
 
子供の頃からお洒落は好きだったし、部屋のインテリアとか、ディスプレイとかも子供なりに研究したり工夫したりしていた。
でも、洋服をきちんと畳んでタンスにしまうとか、ハンガーに吊るすとかが出来なくて片付けが苦手だったし、部屋も同様に部屋全体のイメージを大切にするけど片付けは苦手だった。
 
そんなわたしに、祖母はよく「堕落洒落だなー」って言ってたっけ。
 
結局、そんなアイデンティティをもちながら、成長したわたしは、相も変わらずお洒落が好きで、家のインテリアも好きだけど片付けが下手。
 
でも、決して「汚部屋」ではない。
実は、片付け苦手? や、嫌いのまま改善出来ていないのは、ここがポイントかもしれない。
人に見せられないほどではない。
少し片付けたり、仕舞ったりすれば、なんとかなる。
だから、結局、何十年経っても、ずぼら姫のままなのだ。
 
さて、そんな自己分析は出来てはいるけど、改善は出来てないずぼら姫なのだけれど
 
人生を確実に折り返してきて、自分も含め自分の周りの人間も歳を重ねてきて、病気になったり、亡くなったり。
さらに、去年、本人がまさかの癌に侵され、手術を受け、健康や病気というものを考えさせられた。
いよいよここで、ずぼら姫を変身させるときが来たんじゃないかなと。
 
大切で大好きなのに、本棚から溢れ出ている本たち。
 
心を癒す素敵な北欧雑貨なのに、飾らずにしまい込んでいるものたち。
 
好みのテイストが変わったのに、はたまたサイズ的にもとうに着れなくなったのに、未練がましく処分できない洋服たち。
 
保証期間の過ぎた保証書や、既にない電化製品等のトリセツたち。
 
あげたらきりがない、沢山の「今は必要としないものたち」がある。
 
かと言って、決してミニマムを望むのではなくて、不必要でも好きなものは残したい。
 
そして、これからも好きな物は我が家に迎え入れたい。
そのためにも、やっぱり不必要、やっぱり心がときめかない、そういったもの達に、ごめんなさいとありがとうを伝えてお別れしたいのだ。
 
「センス」には我ながら自信がある。
もちろん自画自賛だけれど。
 
わたしも含め、わたしの家族や友人の身体を蝕んだものたちが
実はストレスが呼び寄せていることにも気づいた。
 
心理学を学び携わるものとして、ノンストレスは無いに等しく、また、無いと言うことを求めるのではなく、ストレスを出来るだけ少なくしたり、ストレス耐性をあげていくことを目指す。
 
そのためにも、日々を心地よく暮らす事が大切。
まずは家の中を風通しの良い家にして、居心地よく、心地よく暮らせる家にすることを目指す。
 
なんなら、
やがては、巷のSNSで人気を得て、本なんか出しちゃったりしてる人達の仲間入りなんかしちゃったりしたいのだ。
 
もともと片付け上手な人が、片付けの極意を語っても、それは机上の空論な訳で
片付けられないずぼら姫が、人生かけて、命を? かけて、片付けを指南するまでに成長していく。
それを実現したいのだ。
 
まずは、その手始めとして、色々な片付けの本、素敵なインテリア、素敵な暮らしをしてる方々の本をあれこれと買って読んだ。
 
もともと、インテリアが好きだし、本を読むのも買うのも好きだから、なんか楽しい。
嬉しくてテンションもあがってくる。
 
無印良品、ムジラーの人が書いた本を読んでは、「なるほど、無印良品っていいんじゃない?」と思って、無印良品の整理ボックスを買ってみたり。
大好きな北欧雑貨を素敵にディスプレイしたり、使ってる人の本を読んでは、「わたしもこれが欲しいなぁ」と思って、そのステキな北欧雑貨を買ってみたり。
まぁ、ほんとに楽しいわけで。
 
そして、気づいたら⋯⋯
そう、もう、既にこの記事を読んだ人が想像にかたくない通り、気づいたら、整理整頓するどころか、どんどん物が増えていたのだった。
 
「なんて言うことでしょう」って、つぶやく。こと言葉ってほんとに便利でぴったりな言葉だわぁ。
 
俯瞰的にみてみると(俯瞰的にみなくたって)わたしは好きな物が多い。(ミーハー)
わたしは好奇心が旺盛。(ピーターパンシンドロームか?)
わたしは決断力が早い。(考え無し)
 
うん!
まずは、出足にそれがハッキリと分かった事は、結構な収穫かも。
それを踏まえた上で、次なる手を考えてみよう。
 
シングルマザー歴が長く、今まで何度も転んでは立ち上がって、七転び八起きどころか? 99転び100起きしてきた人生だもの、ずぼら姫はへこたれずにすてき姫に変身していくのだ。
 
 
 
 
***

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2025-05-29 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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