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3歳児でもできる自信の作り方


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:桜うさぎ(ライティング・ゼミ5月コース)
 
 
「自信がないから、今回はやめておこう……」
そんな経験はありませんか?
そして後から後悔する。「やっぱり、あの時やっておけば良かった」と。
私はそんな悔しい経験を何度も繰り返してきました。
 
自分に自信を持ちたいと悩む人は少なくありません。いや、自信があると断言できる人の方が少ないでしょう。
でも自信の正体が分かり、しかも簡単に作ることができると知って私は大きく変わりました。
自信は3歳児でも作れます。実際、小さな子ども達は毎日自信を作りまくっています。
 
自信とは生まれつきの才能でも、特別な環境で育つものでもありません。いつでも、誰でも、どこででも後から作れるものです。なんなら今日からでもできます。
その方法はとてもシンプル。自信の正体を知り、日々の小さな成功体験を積み重ねるだけ。たったそれだけなのです。
 
自信は心の状態の一つと考えられていますが、実際は構造的に組み立てられるものです。
本来目に見えないものなので、積み木で作るお城に例えてみましょう。最初はたったひとつの積み木から始まる小さな土台。それを少しずつ積み上げていくことで、やがて高くて美しいお城になります。
 
積み木とは成功体験です。
東大合格のような大きな成功体験の後に生まれるのが大きな積み木です。大きいのでどっしりした土台が作れ、少ない数でも高いお城が作れます。揺れないので作るのも簡単。
ただ積み木は大きくなるほど、手に入れるのが難しくなります。
 
小さな子どもはまだできないことが多いので、「できた!」を感じることも多い。コップでこぼさずにジュースが飲めただけでも大きな積み木が手に入ります。数個の大きな積み木で作った小さなお城も、その子にとっては宮殿クラスの大きな宝物になります。
 
大人になると当たり前にできることが増えるので、積み木を手に入れることが難しいように感じるかもしれません。でも、それは積み木を見逃しているだけ。
小さな積み木は日々の暮らしでたくさん入手できます。今日はおいしいコーヒーを淹れられたとか、目覚ましを使わずに朝起きられたとかも立派な積み木です。
 
できて当たり前のように感じてしまうような成功体験は、1㎝角のサイコロをピンセットで積み上げてお城を作っているようなもの。不安定なので、小さな失敗で簡単に崩れてしまうこともしばしば。だからお城を完成させるには少し時間がかかるかもしれません。
 
積み木のお城はとても繊細です。積み方が雑だったり、土台が不安定だったりすれば、あっという間に崩れてしまいます。誰かに否定されたり、自分で上手くいかなかった経験を引きずってしまったりすると、せっかく積み上げてきたものが一気に崩れるように感じてしまうこともあるでしょう。
 
だからこそ小さな成功体験を積むことが大切なのです。どんなに小さな「できた」でも、それは確かに一つの積み木です。そしてそれは、次の成功を支える土台にもなります。

子どもの頃から、ずっとLLサイズ組でした。お肉が大好きで運動が大嫌いなので、当然の結果です。
ですが去年、半年で15㎏のダイエットに成功しました。私の人生でも屈指の大きなお城を作ることができ、ゆるぎない自信を持てた瞬間です。

振り返ってみると、毎日小さな積み木を積み上げた結果でした。「今日はコレができたから、明日はきっとアレができる」という小さな自信を集めて、少しずつ食生活を改善し、運動の負荷を上げていった結果でした。

手帳に毎日できたことを書き続けていました。朝一番に菜々緒さんの写真を見てイメージトレーニングしたとか、コーヒーをブラックで飲んだとか、おやつを和菓子に変えたとか小さなことばかりです。
明日は断食しようとかストレッチを1時間やるとか、高い目標を設定するようになり、できることがどんどんレベルアップしていきました。

この一連の流れがまさに「自信の積み木」です。小さな成功が自信というお城の一部を着実に形作っていたのです。
 
逆に、こうした積み木が崩れてしまう経験もあります。努力したのに失敗して、厳しい言葉をかけられたり笑われたりすると、今まで積み上げてきた全てが否定されたような気持ちになります。
ただ積み木は崩れても、また一つずつ積み直せばいい。形は変わっても、自信は何度でも作り上げることができます。
 
たとえ崩れても、途中までできたこと自体が一つの積み木になる。
次は途中までは簡単に積み上げられます。ゼロからのスタートではありません。
だから、たとえ崩れたとしても落ち込みません。「積み直せる」という意識こそが、本当の自信の始まりです。
 
この意識のおかげで自信の定義も変わりました。「私は達成できる」から、「今回は達成できる可能性がある」と変化しました。
この2つは似ているようで全然違います。できると思っていたのにできなかった場合は、ただの失敗です。自分への信頼がなくなります。
しかし可能性なら失敗した場合でも、次に成功する可能性を上げる作戦を考えるだけです。自分自身を否定することなく、行動を変えるだけですから。
 
結局、自信の正体は「自分との約束を守る力」です。
やると決めて、やれば積み木という名の自信が手に入ります。
1等3億円の宝くじのような大きな積み木を狙うのではなく、毎日コツコツと買い物ポイント集めをするような小さな積み木を積み立てるのが、自信を作る一番の近道です。
 
では、どうすれば最初の積み木を置けるのでしょうか?
難しいことは何ひとつありません。今日からできる「自信の作り方」は誰にでも実践可能です。
自分でやると決めて、実際にできたことを思い出すだけです。最初はやることを確実にできるレベルにすることも大切です。

友達に声をかけた、先生に質問できた、苦手なことに挑戦したなど、どんな小さなことでもOK。
朝なら起きた自分を褒める、寝る前に今日上手くいったことを1つだけ思い出してみるなどです。
上手くできたら、毎回きちんと自分に「すごいね」と言って積み木を手に入れます。
 
小さな積み木発見ゲームを毎日続けていくと、気づいた時には大きなお城ができているはず。それがやがて、「自分にも達成できる可能性がある」という感覚を育ててくれます。
この自信の定義は行動を起こす大きなモチベーションになりました。たとえ三日坊主という結果に終わっても、次の作戦を練ってダイエットを続けたおかげで15㎏の減量に成功しましたから。
 
自信は、積み木で作るお城のようなもの。
積み木のお城はどんなに小さくても、崩れても、何度でも積み直すことができます。
 
今日、小さな積み木を一つ積んでみてください。
それが、あなたの「自信の始まり」になります。
自分にもできそうだと思えることが増え、実際に一歩踏み出して行動し、やってみたらできたという素敵なサイクル。
そうやってお城を大きくしていくように、少しずつ自信を育てていきます。
 
「私でも達成できる可能性がある」と思えることが増えました。さて、次はどんな“自信のお城”を作り始めようかな。
そして、あなたの“自信のお城”はどんな素敵な形なのでしょうか。ぜひ見せてくださいね。
 
 
 
 
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2025-06-05 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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