メディアグランプリ

マーケティングがミステリー? そして、話題のニュースでもある《インフィニティ∞リーディング体験レポート》


*この記事は、「ハイパフォーマンス・ライティング」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【2025年6月開講】目標達成するための文章講座「ハイパフォーマンス・ライティング」〜たとえどんなに上手くとも、効果がなければ意味がない。〜

記事:吉田実香(ハイパフォーマンス・ライティング6月コース)
 
 
「ミステリーを読み解いているような」
読書会の途中で耳にした言葉だが、ミステリー小説の読書会ではなない。天狼院書店の「インフィニティ∞リーディング」の『確率思考の戦略論』の読書会でのことだ。
 
「AI×本」の読書会で、AIを駆使し、本をより深く広く理解できる。どんなに難しい古典でも科学でもビジネス書でも、約90分の読書会に参加すれば深く理解することができる。
さらに特筆すべきは、「読んでなくても参加していいですよー。読むよりも深く理解させますよー」という、優しい優しい読書会なのだ。
それゆえ、マーケティングの知識ゼロの私が、『確率思考の戦略論』を読むことを諦めた私が参加するには、もってこいの読書会だった。
いや、参加するには読んでから参加したほうがいいのはわかっている。でも、分厚いんだもん、難しそうだもん、読み切る自信がないんだもん。だから、ハナから読むことは諦めて参加することを決めた。
 
この本の著者である森岡毅氏といえば、USJをV字回復させた人だと、マーケットやビジネスの知識が薄い私でも知っている。
そんなすごい頭脳の持ち主が書いた本なのだから、読んでみるべきなのはわかっているが、そこは読書会主催者である天狼院書店店主の三浦さんの頭脳とAIを頼りに読書会で教えてもらおう、なんてありがたい読書会が存在するのかしらー、と19時にパソコンの前に座った。
 
冒頭から、三浦さんの話は面白い。
「この本は、ゴーストライターではなく本人が書いているから、とっちらかっている。“どうせわからないだろうけど”と、煙にまくような、数式とかもわけがわからない」と。
ビジネス書の多くは、本人ではなくゴーストライター(ブックライター)が書いているという事実は、数年前に三浦さんの講座を受けたときに知った。そのときは、えー! 本人が書いてないの! それは詐欺じゃないの! と思った。
しかし、本を出せる人が必ずしも文章がうまいわけではないのは当然で、本人が書くよりもプロのライターが書いたほうが読者に伝えたいことが伝わる、という説明を聞いて納得したし、その後ライティングの勉強をしていく中で、ブックライターが書いているのが一般的なのだと知った。
だから、森岡氏本人が書いているんだ、こんな分厚い本を! と思ったが、内容が伝わらずとっちらかっているのであれば、ライターさんに書いてもらえばよかったのでは? とも思った。
 
読書会は始まった途端に、思わぬ方向へ行く。
三浦さんがこの本を読書会で取り上げようと考えた経緯などを語るが、「そこでNewsPicksさんの報道が出たんですよ」と。
お恥ずかしながら何を言っているのかわからず、NewsPicksを検索、驚きの記事を目にする。
なんだか、今までにない読書会の展開! と、この先の展開にワクワクが高まる。
 
三浦さんご自身の著書である『1シート・マーケティング』と比較しながら、わかりやすく本の内容を説明してくれる。
そして、AIを使い、本の内容の理解を深めていくのだが、その前提として森岡氏の実績について調べていく。
あれあれ、NewsPicksの答え合わせができてしまった。社会全体で思い込んでいるというか、知らなかった内容が暴かれていく。
 
そして、マーケティング知識ゼロの私でも知っているコトラーについて、森岡氏はコテンパンにけなしているというのだ。コトラーの「ターゲッティング」は間違っている、森岡氏が提唱する「NBDモデル」の方程式でそれが証明された! とおそろしくわからない数式を提示するのだ。誰がこの計算式で計算できるのだろう?
三浦さんも「足し算、引き算、かけ算、割り算、以外で語るのは信用しない。マーケティングは四則演算で済むはず。これを読んだ人の99%が理解できない」とおっしゃるので、安心する。
コトラーのターゲッティングを批判するのは、森岡氏のMBDモデルの方程式が覆る可能性があるからではないか……、何か秘密があるのではないか……、と、だんだんとミステリーの様相を呈していく。
 
さらに、AIを駆使し、本の内容を読み進める。
三浦さんの結論は、「第3章からは、凡庸な内容」であり、MBDモデルはいつのまにかどこかへ行ってしまい、コンセプトの作り方について解説されていると。
MBDモデルには大きな秘密があり、秘密を隠すためなのか途中からはたまに出てくるだけでコンセプトについての解説となり、『確率思考の戦略論』の結論が確率思考についてではないとなると……。USJのV字回復がMBDモデルによるものではないという衝撃の事実が隠されているとしたら……。
まさに、ミステリー。どこに伏線やヒントがあったのか? 答えはどこに隠されていたのか?
もはやこの本を読んだところで理解できないばかりか、私が読んだとしたら、知った情報はすべて鵜呑みにしてしまっただろう。
 
著名だったり有名だったりする人が書いた本だったら、知識がなく中途半端に理解してしまったら、そもそも本として出版されていたら、書かれていることを盲目的に信じてしまう人は多いのではないだろうか。
私も、「本が間違っているかもしれない」という認識は、認識としてはあるけれども、実際に本を読んでいるときには発動しにくいと思う。
ということは、一人で本を読むことはリスクがともなうのかもしれない。学ぶために、知識を深めるために、考えるために、楽しむために読んでいるのに、リスクがあるなんて。
そうなると、インフィニティ∞リーディングの読書会は、なんて有益な読書会なのだろう! AIってなんてすごいんだろう! と思う。
 
まだ、参加したことがない方は、この読書会を体験してほしいと思う。本を深く理解するだけではなくAIの活用方法もわかるため、一人で本を読むときにも活用できて、リスクを回避できるようになる。
ぜひ、試しに参加してみることを、強く勧めたい。
 
インフィニティ∞リーディングの情報はこちら
 
 
 
 
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この記事は、天狼院書店の目標達成するための文章講座「ハイパフォーマンス・ライティング」を受講した方が書いたものです。「ハイパフォーマンス・ライティング」では、執筆いただいた記事をフィードバックしてもらえます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店/天狼院書店の公式noteのマガジン「READING LIFE/天狼院読書クラブマガジン」にアップされます。

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2025-07-21 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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