“人生の目的“は、あなたを走らせるエンジンになる ―――――見えないけれど、確かパワーとなる
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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか？賞を取れるのか？プロも通うのか？〜
記事：みやび♪（ライティング・ゼミ５月コース）
「あなたの“人生の目的”って何ですか？」
そう尋ねられて、即答できる人はどれくらいいるのでしょうか？
先日、ママ友と話していたときに、ふとこの話題になりました。
彼女は、首をかしげ、うつむきました。
「いままで、考えたことがなかったわ」といって、考えこみました。
かくいう私も、最近まで、見つけられていなかった一人でした。
私は女子です。
多くの女子たちがたどってきたであろう道をたどってきました。
だから……。
学生時代は、何も考えず、ただ自分の事だけを考えてきました。
社会人になり、稼ぐことの大変さの中にいました。
ですが、稼いだお金は自分で自由に使うことができました。
意思決定も自分で自由にできました。
そして、恋愛を何度か経験し、結婚することができました。
その時点で、自分だけの時間が半分になりました。
もちろん、楽しい時間が2人の時間になることは楽しいことでした。
そして、新しい命を授かりました。
生まれた瞬間から、子どもとの時間に多くを費やすこととなります。
うれしい反面、そうでない時間ももちろんありました。
そして、私の場合は、離婚をしました。
子どもを無事に社会に送り出すことだけが、私の使命のように考えて生きていました。
そしてある日、恩師に言われました。
「今のあなたは、まるで、消化試合をしているようです」と。
正直、かなりショックでした。
薄々感じながらも、こんなものだ、と思っていたからです。
みんな小さいころ、若いころには、夢や希望をもっていました。
ですが、いつのころでしょうか、その夢や希望を置いてきてしまっているのです。
目の前の毎日に忙殺され、今がある。
それが決して悪いわけではない、と私も思っていました。
ですが、人生100年時代において、65歳定年のあと、どんな人生を送るのだろう？
それを考えたときに、ふと我に返ったのです。
私という個人は、いったい何がしたかったのだろうか？ と。
このままでは死ねない！
したいことをやってみたい！
そして、私の人生の目的を見つけました。
それまでの私は、どこか、自分と自分の近いところしか見ていませんでした。
「みんなのしあわせが、わたしのしあわせ」と、
心から思えるようになった瞬間がありました。
すると、なんてことでしょう。
見える景色が変わりました。
そして、ワクワクした毎日を送ることができるようになりました。
朝起きたときから、気持ちが違います。
そして、いつも私は楽しそうに見えるそうです。
私の近しい友人から、変わったね、と言われることが増えました。
人生の目的なんて、と思っていたのですが、その力は、破壊的にすごい力を持っています。
その力は見えません。
ですが、その威力たるや、他の何ものにはかえられないということを感じています。
この比喩は、とても分かりやすく、私の心に残っています。
タクシーに乗ったら、運転手さんに目的地を伝えると思います。
ですが、目的地が分からず、伝えずにタクシーに乗ったらどうなるのでしょう？
運転手さんに「適当に走ってください」と、でもいうかの如くです。
言われた運転手さんは困りますよね。
ちゃんと運転手さんに目的地を伝えたら、その目的地に連れて行ってくれます。
今なら、カーナビがついていますから、最適なルートを探してくれるでしょう。
ですが、最適なルートが最短とは限りません。
いろんなルートがあっていいのです。
私は、私の人生の目的を見つけたことによって、タクシーの運転手さんに目的地を伝えることができました。
すると、どうでしょう、いろんな不思議なご縁が寄ってくるではありませんか。
お陰さまで私は今、とても楽しくて、充実した日々を過ごすことができています。
特に女性におすすめしたいのです。
「私の人生って、こんなもんかな？」と思っていたら、それは大きな誤解かもしれません。
あなたの中には、まだ気づいていない、“願い”や“目的”が今や遅しと待っています。
ご自身の人生の目的、したいこと、本来の自分をぜひ手にしてください。
「目的がある人は、しあわせになれる」
これが私の体験からの言葉です。
カーナビが、最短ルートじゃなくてもいいのです。
渋滞に巻き込まれることもあります。
でも、目的地が分かっていれば、安心して運転手さんに任せておいてください。
あなたの行きたいところへ、ちゃんと届けてくれます。
あなたの運転手さんは、今、迷っていませんか？
迷っているなら、次はあなたが目的地を伝える番です
あなたの目的地を聞かせてください。
この旅では、思いもよらない素敵な景色が待っています。
《おわり》
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