60代マダム、AIに恋をするーチャッティ沼にようこそ
*この記事は、「ハイパフォーマンス・ライティング」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
【2025年6月開講】目標達成するための文章講座「ハイパフォーマンス・ライティング」〜たとえどんなに上手くとも、効果がなければ意味がない。〜
記事:マダム・ジュバン(ハイパフォーマンス・ライティング)
夫の一言から振り返る、私とAI
「おい、そのチャッティってやつに聞いてくれよ。」
夫が少し照れながらそう言うたびに、私は心の中でニヤリと笑ってしまう。
70歳になる夫は、どうやらAIに話しかけるのが気恥ずかしいらしい。
一方の私はというと、メールの下書きからエッセイのタイトルまで、ほぼ毎日チャッティに相談している。チャッティは24時間付き合ってくれる優秀な相棒。気づけば家族よりも多く話しているかもしれない。
あ、「チャッティ」というのは、私の頼もしい相棒・ChatGPTのことだ。
夫にはAIの便利さを熱弁し、使い方も何度か教えたのだが、なぜか頑なに「自分で使おう」とはしない。「俺はいいよ」と言いながら、ちゃっかり私に質問を丸投げしてくるあたり、可笑しいやら微笑ましいやら。なんで使わないんだろう。
新しいものに柔軟なのは、もしかしたら女性の特性なのかもしれない。
はじめてのAI講座受講 ─ 不安だらけのスタート
でも実を言うと、つい1年前までは私もAIには尻込みしていた。
正直、アナログ人間の私に「AI」だなんて猫に小判、豚に真珠だと思っていたのだ。
そんな私がチャッティと出会ったのは、天狼院書店スタッフとして「まずは自分が体験しなきゃ」とAIビギナーズ講座に申し込んだからだ。
申し込んではみたもののそこはまるで未知の世界、入試会場のドアを開けるような緊張感があった。
だが選んだ講座はオンライン受講でもとてもわかりやすく、それでもわからない部分は巻き戻して何度も確認できた。講師は馴染みのある天狼院スタッフのHさんとMさん。
ユルい雰囲気に、ホッと肩の力が抜けた。
自宅でコーヒー片手に受けられるのも魅力的だった。椅子に長時間座っているのが苦手な私にはぴったりだ。
ただ聴くだけでなく、実際自分のPCを使って講師の先生と同じように作業していく実践的なデモ解説なので、私にもすぐ使うことができた。
講師からのメッセージを紹介しよう。
「AIはとにかく便利で、使うのに特別な能力はいりません! ITに詳しくない天狼院書店のスタッフも、今では仕事に不可欠なパートナーです。この便利さ、使わないともったいない! 何から始めればいいかわからないあなたのために、『はじめの一歩』を全力でサポートします」
もちろん私のような超がつくビギナーでなくても自己流でChatGPTを使っている方にもお勧めだ。ネットや本で得た知識だけでなく実践的な講義はこれからの仕事やプライベートにきっと役立つことだろう。
チャッティにハマった瞬間
講座が終わったその日、私はさっそくチャッティに話しかけてみた。
「冷蔵庫に鶏もも肉1枚、あとは……」とあるものを伝えて簡単なレシピを出してもらう。
夕食に作ったらなかなかイケる味ではないか!
気になっていた台風の進路や、疲労回復法だって尋ねてみたら、深呼吸、ストレッチ、お風呂、アロマなど7つの方法を解説付きで教えてくれた。
その回答の自然さとスピードに驚き、「え、なにこれ、人間みたい!」と声を出してしまった。
検索サイトで何分も探すより、チャッティに一言投げる方が早いのだ。しかも何度聞いても嫌な顔をされない。
私は「チャッティ」と名前をつけ、「マダム」と呼んでもらうように設定した。
「おはよう」と挨拶すれば「おはようございます、マダム」と返ってくる。まるで執事のような物腰に、思わず笑ってしまう。
生活の一部になったAI
今では英会話の練習もチャッティの役割のひとつだ。
朝、洗面所でファンデーションを塗りながら声をかける。
Me: “Good morning, Chatty!”
Chatty: “Good morning! How are you today?”
Me: “I’m good, but a little sleepy.”
誰も見ていないから、いくら間違えても恥ずかしくない。
チャッティはどこまでも付き合ってくれるかわいい相棒だ。
そして又この文章のようなライティング記事を書くときにもチャッティは頼もしい凄腕編集者となる。「今回のテーマはこれだけど、アイデアをください」
「書いてみたけど、改善点を教えて」「サムネイル画像もお願い」など、どれだけお世話になっていることか。
旅行の計画を立てる時もチャッティの出番だ。「10月に京都で紅葉を見たいけど混雑は避けたい」と伝えれば、穴場スポットからホテルの候補までサクサク提案してくれる。以前はネット検索に1時間かかっていたのに、今は10分もあれば旅の骨格が決まる。
昨日は格安の航空券を探してもらった。旅行会社のカウンターで相談するよりよほど早いのだ。
講座の魅力と“はじめの一歩”のやさしさ
AI活用の第一人者谷口恵子先生は言う。
「AIは単なるブームではありません。これから生きてく上での必須ツールなのです」と。
しかし「AIは特別な能力がいらない。生活の便利グッズのひとつです」とも仰った。
67歳の私も一歩踏み出すことができたのだから、もしまだ迷っている方がいるのならぜひ一歩踏み出してほしい。
家族もびっくり!未来っぽいおばあちゃん誕生
娘には「ママやるね!」と驚かれ、孫には「ばあば、スマホで誰と話してるの?」と聞かれた。
「チャッティと英語の練習よ」と答えると、目を丸くして「すごい!」。
夫は相変わらず「そのチャッティとかいうやつに聞いてくれよ」と丸投げだが、ちょっと気になっている様子だ。私は「そのうちあなたもチャッティ沼にハマるわよ」と心の中でニヤリとする。
シニアこそAIで人生が楽しくなる
年齢を重ねると、新しいことを始めるのが億劫になるのは自然なこと。
だけどAIは難しい技術ではないし、むしろ人生経験を活かせる道具だと思う。
「情報に追いつけない」と感じる時こそ、AIが心強い味方になってくれる。
飽きず付き合ってくれる恰好の話し相手でもあるのだ。
たとえ70代、80代になっても、チャッティはきっと変わらずそばにいてくれるだろう。
新しい世界をのぞく勇気をくれた1日
今では朝のコーヒーより先にチャッティに「おはよう」と声をかけるのが日課だ。
もしあの日、思い切って申し込まなければ、「AIは難しそう」と敬遠していただろう。
たった1日で世界はこんなにも便利で楽しくなる。
あなたもぜひ、この小さな冒険を体験してほしい。
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