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ライティングゼミを受けたお陰で内定を得た私が入社したら「そもそもライティングって必要か?」と言う疑問のぶち当たった話


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

記事:すじこ(26 年 9 月ライティングゼミ withAI)

 

 

 

▪️ライティングゼミで内定をもらった話

「ライティングゼミなんて受けてるんだね。もしウチに入ったら、社内報を作ってみない?」

面接官にそう言われたのは、ライティングゼミを受講し始めて2ヶ月目のことだ。

当時、私は転職活動をしていた傍ら、天狼院のライティングゼミを受講していたが、まさかその2つの行動が交わるとはその時まで思っていなかった。

転職活動において、ライティングゼミの受講は隠さず伝えた。「だから何?」という反応の企業もあったが、全体的には好印象だった。直接スキルを活かせる職種でなくても、「何かに向かって勉強している姿」はプラスに映ったようだ。

その中で一番興味を示してくれたのが、あの面接官がいた会社だった。そしてありがたいことに、私はその会社から内定をいただき入社を決めた。

書くことを仕事にできたらいいなと漠然と考えていた私にとって、これほど嬉しい環境はなかった。ライティングができる日を楽しみに私は入社日を迎えた。はずだったが。

▪️雑談から何を伝えるか?

入社して1ヶ月が経ったある日、あの時の面接官、改め上司から言い渡されたのは、2ヶ月に1回発行される社内報の「ミニコーナー」の執筆だった。

コーナーの内容は「社員のペット紹介コーナー」。社内報を身近にするための愛され企画だ。表現の仕事とは無縁だった当時の私にとって、非常に魅力的な仕事だった。

最初の仕事は取材だった。この日は長年コーナーを担当する先輩に同行する形だった。

「取材」といえば、質問リストをもとにQ&A形式できっちり進めるものだと思い込んでいたが、その先輩は違った。

とにかく飼い主からペットの好きなところや日常のエピソード、ちょっとした困りごとなど、ペットの魅力をひたすら語ってもらう。気づけば1時間が経っていた。

「マジで可愛いんです!」と、スマホの写真を飼い主である女性社員は何度も見せてくれた。そこには満面の笑みの彼女と愛犬のチワワが写っていた。

本当に幸せそうだなと思うと同時に、この幸せそうな彼女の想いを記事として多くの人に伝えたいと思った。

▪️で何を伝えたいの?

ミニコーナーのスペースはだいたいA4用紙の6分の1程度。さらに写真は必須条件だ。となると、書けても500字。

ゼミでは2000文字をいかに読ませるかを学んだが、いきなり「500字の世界線」になった。鍛えていた筋肉は違うが、仕事を放棄する理由にはならない。

取材から一週間後、私は500字ギリギリに話を詰め込み、ストーリー仕立てにした記事を提出した。社員さんの「可愛い」という言葉を文面でいかに印象づけるか、やり切った自負もあった。

だが、先輩の最初の評価はこうだった。

「で、結局何が伝えたいの?」

その言葉に詰まる私に、先輩は続けた。

「飼い主の愛犬への愛情を表現したいなら、無理にテキストで書くのではなく、ワンちゃんと飼い主の2ショット写真を大きく使って、補足としてテキストを添えればいいんじゃない?」

まったくの盲点だった。「記事はテキストが主役であるべき」という固定概念と、「テキストを書きたい」というわがままな感情が、記事を書く目的を見失わせていたのだ。

記事の目的は「伝えたい事を正しく伝えること」であり、書き手の心情で目的を歪めてはならない。

先輩が見本として作った記事は、2ショット写真を中央に据え、短めのテキストがそれを覆うように添えられていた。どんなに秀逸な500字のテキストよりも、彼女たちの楽しげな表情がすべてを語っていた。

私は「テキスト」という手段の中で戦っていた。

しかし先輩は「限られたスペースでいかに読者へ伝えたいことを伝えるか」という視点であらゆる手段を味方につけ製作していた。手段が目的化してはいけない。

そう、私はライティングという手段に飼われていたのだ。

▪️ライティングって意味あるの?

その後、目的を見つめ直し、あらゆる手段を視野に入れて作り直した記事は無事に掲載され、定期的に書かせていただけるようになった。

記事を書くにつれて、ふと思う。

「結局、ライティングって意味あるの?」

写真も動画も簡単に共有できる今、活字が必要かと問われて納得のいく答えを出せる人はいるだろうか。

だが、6年前にライティングゼミを受け、内定をもらった私なりの結論は、「ライティングは必要であり、学ぶことは意味がある」だ。

なぜなら、ライティングは全てのコンテンツ力の根幹になり得るからだ。写真を入れても、動画を入れても、マンガを入れても、「読ませる力、視聴される力」がなければ意味がない。読ませる力、すなわちライティング力だ。

文字数が短くても、たとえテキストが添えものになっても、それどころかテキストがいっさいなくても、読ませる力はどの媒体においても必要ではないだろうか。

私は社会に出てテキストが主役ではない世界を知った。だからこそ、ライティング力、コンテンツ力が必要だと感じた。

だから再びゼミを受けようと思った。

ライティングを学び強固なコンテンツを作る。

さらに、読まれるコンテンツを作る。

何より楽しくコンテンツを作る。

そのために私はここにいる。

≪終わり≫

 

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