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天職を見つける方法


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【8月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:石津雅之(ライティング・ゼミ平日コース)

 
 
「飽きたから、や~めた」
小さい頃から、いろいろな習い事をさせてもらっていたが
何をやっても長続きしない。
好きなプラモデルも途中で飽きて、作りかけの箱が部屋中に積んでありました。
よくある、器用貧乏というやつです。
 
小学校のときは、剣道、そろばん、ピアノを習わせて貰っていました。
剣道、そろばんは3級どまり、ピアノはイヤイヤ3年間通いましたが
向いていないことだけはわかりました。
恵まれた家庭に育ったかもしれませんが、じつはゲームが大好きでした。
 
中学では、卓球部に所属していましたが、2年の時に事件を起こしてしまいました。
事件と言っても、顧問に些細な事で叱られて「今日は帰れ」と言われ帰宅途中のことでした。
冬場の水泳部の連中に、「寒いから泳がれへんねん。暇やから、ソフトボールしようぜ」と言われました。
「やろう、やろう」と意気投合してソフトボールで遊んでいました。
めちゃめちゃエキサイトして楽しかったのですが
それが顧問にばれて、ソフトボールをしていた卓球部員は
全員クラブを辞めさせられました。
 
高校では、強くなりたいと思い柔道部に入部。
練習がハードで、ぎりぎり付いて行く感じで勉強はほとんどできず
学校の成績が下がったため
「成績落ちてるやないか、柔道部やめろ!」と親に言われ退部しました。
その後、近所の町道場に通い、なんとか初段は取りました。
 
飽きっぽくて、長続きしない性格は変わらずで、大学に入学すると
今度は、日本拳法を始めました。日本拳法は総合格闘技で
パンチ、キック、間接技、投げ技の中で自分の好きな技で
戦えるので、超飽きっぽい私でも今まで続いています。
 
そんなこんなで大学卒業後、親のツテでジュエリーメーカーで修業させてもらいました。
 
親のツテなので、恥をかかせたくないのと、手先が割と器用だったので
4年間も勤めることができました。
 
そこで気が付いたのは、仕事を終わらせないとお金を貰えないという現実でした。
終わらせないとお金がもらえないので、飽きたからと言ってやめることはできません。
 
その後、退職して独立しましたが実家暮らしで、親から仕事を貰う情けない生活が5年ほど続きます。
無愛想で、初対面の相手と話すのが苦手なので、コミュニケーション力はゼロでした。
その頃の私は、営業で仕事を取って来るなんて絶対に無理でした。
 
その後、親戚に「インターネット通販を始めたいから手伝ってくれ」
と頼まれて、インターネット通販の手伝いを始めます。
実際、暇だったし、一からネットショップを立ち上げる経験ができたので
今では、とても感謝しています。
 
ジュエリー職人の仕事とインターネット通販の仕事で、何とか一人暮らしができるようになりました。
 
仕事をくれる依頼主に感謝です。おまけに仕事を終わらせる癖も身に付きました。
 
インターネット通販の仕事をしながら、ブログを開設してジュエリー職人の仕事を
紹介していました。
 
この時は、「自分が作りたいジュエリーを作って、それをブランドにして
生活したいな~」と漠然と考えていました。
 
自分の好きなデザインのアクセサリーを作って、取引先のお店に持っていったり、ブログに掲載してみたりしました。
しかし全く売れません。
 
当時は、「自分が作りたいものを作っても売れない」という現実が理解できていませんでした。
 
そのときに、ブログを見たお客様から「クロムハーツにダイヤを入れることができますか?」
と聞かれました。
 
クロムハーツとは、アメリカ製の超高級シルバーアクセサリーブランドです。
その中でもダイヤ入りのクロムハーツは、数十万円もします。
 
「ええ、もちろんできます」
シルバーアクセサリーにダイヤを入れるなんか朝飯前です。
すぐに加工して、数万円の工賃を貰ってお渡ししたと
「ありがとう、クロムハーツのダイヤ入りと違いが全くわからないし、
ダイヤもクロムハーツのよりキレイや!」
と、ダイヤが入っていないクロムハーツにダイヤを入れるだけで
凄く喜んでもらいました。
 
その一言がきっかけで、ホームページを自作すると途端にブレイクしました。
ビックリするくらい忙しくなり、個人事業主から株式会社になりました。
 
気が付けば、加工件数が3,000件を超えるクロムハーツの
カスタムファクトリーになってました。
 
天職を見つけたきっかけは、
・時間が経つのを忘れる位のめり込めること見つけた。
・自分のできることを、ブログに書いてみた。
・お客様のニーズにこたえた。
この3つだと思います。

 
 
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2018-07-11 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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