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メディアグランプリ

1日が24時間だなんて短すぎると思ったら。


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【8月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:ほしの(ライティング・ゼミ日曜コース)

 
 
「このままじゃ飛行機の離陸時間に間に合わない、どうしよう! どうしよう!」焦りまくって目が覚めた。時刻は6時12分。目覚ましをかけていた時間より早い。二度寝しようと思ったが、気持ちがざわついて寝付けない。
 
「飛行機に乗り遅れそうな夢」で検索したら、夢占いにこう書かれていた。
「飛行機に乗り遅れそうな夢を見た人は、現在の計画や予定に対し、自分では『無理かなぁ』と考えていることを示しています」
当たってる。
 
今週のわたしの予定は完全にキャパオーバーだった。その一因は天狼院のゼミの重複にある。そもそもはじめてライティング・ゼミを受講したにも関わらず、勢いでプロフェッショナル・ゼミの申し込みをしてしまい、今月は宿題をダブル提出する必要があった。
まさかこんなことをはじめるとは思っていなかったので、実はそれとは別にコピーライティングの学校の申し込みもしてしまっていたのだ。
さらには友人とあるコンテストに応募するための企画を作る約束の締め切りも迫っていた。
 
現在、木曜日の7時53分。
今日の13時までに友人に企画書を送り、土曜日の深夜12時までに、プロフェッショナル・ゼミの5000字の文章を書き、月曜日の深夜12時までにライティング・ゼミの2000字の文章を書き、水曜日の午後6時までに飲料水のコピーを最低10本書く。
なんだかこう書いててもわからなくなってくる。
 
不動産店に勤めるわたしは土日も仕事なので、水曜まで休みはない。こんな時に限って、金曜の夜には飲み会の約束もある。
ライティング・ゼミの最終講義も、残業で参加できなかったので動画で見なきゃいけない。
 
1日は24時間。足りない。時間が絶望的に足りない。
 
こうなったら、いちばん時間がかかっているところを削ろう。1日でいちばん時間がかかっていること。それは睡眠だ。
ショートスリーパーと呼ばれる人たちがいる。その名の通り睡眠時間が短い人たちだが、その人たちは1日3時間くらい寝るだけでぐっすり寝たという感覚になるらしい。
 
明石家さんまさんなんかはショートスリーパーとして結構有名だ。3時間寝るだけであんなに元気だなんて驚きだが、むしろショートスリーパーにはバイタリティあふれる成功者や天才が多いという。
歴史上の人物でいえば、あのナポレオンもショートスリーパーであったという記録が残っている。
 
それに対しわたしは完全なる凡人、1日7時間、下手すると8時間の寝ても昼間の仕事中、眠くてたまらない時がある。長く寝ても3時間ググッと集中して寝る人たちよりちゃんと眠れていないのだろう。つらい。
 
「今週ちょっと忙しすぎるから、睡眠時間削って宿題頑張ろうと思って」
そうパートナーにつぶやいたところ、ひどく叱られた。
「熱中症のいちばんの大敵は、睡眠不足なんだよ?! こんな暑さの中で睡眠時間削ったら倒れるよ!」
水分をちゃんととっていても、睡眠不足だと熱中症にかかりやすいという豆知識を披露された。たしかにこの状況で倒れたら、逆に全てが水の泡になってしまう。
 
次に削れる時間を考えたら、ほぼ毎日通っているヨガ教室が思い浮かんだ。数年前から軽い気持ちではじめたヨガだったが、気がつけでどっぷりはまり毎日ヨガをしないと気持ち悪いぐらいになっていた。
ここでヨガの時間を削ったら、確実に「気持ち悪い」状態になるだろう。「気持ち悪い」状態もやはり身体の不調を引き起こしかねない。倒れたら全部水の泡。これも削ることはできないように思えた。
 
次に削る候補にあがったのは金曜日の飲み会だ。前の職場の仲間と数ヶ月ぶりに会う予定になっている。気心も知れたメンバーだ。
「忙しいから行けなくなった」と謝れば、ドタキャンも許してくれるだろう。わたし自身も楽しみにしていたけれど。
 
と、ここまで考えてふと思った。
わたしは「やるべきことをやる時間がない」ことの解決策として、「やりたいことをやる時間を削る」ことばかり考えていた。この解決策しかないと思っていた。つまり「やりたいことを我慢する」ということ。
けれど本当にこれしかないのだろうか。
「やるべきこと」と、「やりたいこと」を両立させてこその幸せなんじゃないか。そもそもこれらの「やるべきこと」は、わたしの「やりたいこと」だったはずじゃないか。そのことも忘れるくらい、わたしは忙殺されかかっていた。
 
天狼院の「時間術ゼミ」をやはり取っておくんだったと後悔しつつ、この一週間をどうやって乗り切るかという不安を、まずはライティング・ゼミの最後の宿題として2000字にしてみた。文章にしなかったらただの不安。文章にすればその不安も役に立つ。
 
現在の時刻は8時21分。この文章を書き始めてから48分。まだまだ目標タイムとはいかないけれど、スピード・ライティング講座も受講したこともあってか、ライティング・ゼミを受講し始めた頃と比べたら格段に書くスピードも上がっている。
この調子でこの一週間、「行こう!」というか「行くしかない!」
24時間が短いことを嘆いている暇があったら、やるべきことに手をつけよう。
それがきっと、わたしの道を切り開いてくれるはず。

 
 
***

この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
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2018-08-01 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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