メディアグランプリ

ゼミの締め切りから2回逃げてみてわかったこと


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:北川涼子(ライティング・ゼミ平日コース)

 
 
「あぁ、0時になってしまった」
 
残念な気持ちと、妙にホッとした気持ちで時計を眺めた。
今日は月曜日、23:59が記事UPの締め切りだったのに、私は記事をUPしないまま、PCをぼんやり見つめていた。
 
確か先々週も同じことをしていた。
先々週は本当に忙しかったので、なかなか書く時間が捻出できず、どうしようどうしようと思いながらこの時間を迎えてしまい、
こんなんじゃダメだ、なんのためにこのゼミに入ったんだ? 
自分一人じゃ書かないから、わざわざ毎週締め切りがあるのが良いって思って、申し込んだんじゃなかったっけ? 
何をやってるんだ私! 
頑張れわたし! 
まずはスケジュールの見直しだ! 
少なくとも月曜夜は書く時間確保ー! 
 
 
なんて意気込んではみたものの。
1週間経って先週は、確かにPCの前に座り、ワードを立ち上げてはいた。
3時間ほど時間も作っていた。
しかし、何書こっかな〜… … と思っているうちに0時になってしまったのだった。
 
 
2週続けて記事をUPしなかったのに、0時になったのを確かめて、今回は妙に「ホッと」している自分がいた。
あれ? わたし今ホッとしてる? 
なんでここで安心?
やるべき事をやらなかったのにホッとしている自分が不思議だったので、
私は自分が何を思っているのか、自分自身をしばらく観察することにした。
 
 
「わ! 0時なっちゃった!」
「あ〜あ、今週もメディアグランプリの出場権利をムダにしちゃったな〜」
「だってしょうがないよね! 今週は違うことで頭いっぱいだったしさー!」
「忙しかったしね!」
「無理に書いたって、きっと良いの書けなかったしね!しょうがないしょうがない!」
 
恐るべき言い訳大会が始まった。
自分でも笑ってしまうくらい、ありとあらゆることを言い訳に使い出して、全力で私は間違ってない、これは仕方がなかったんだ的なことを言い出していた。
 
ある程度出尽くしたところで
 
「いいじゃん、済んだ話言ってもしょうがないし。気持ち切り替えて来週またちゃんと出せば?」
「そうだよね! 次また頑張ればいいよね!」
 
絵に描いたような前向きな感じで締めていた。
自分の事ながら、安易この上ない展開がどうにもウソくさく感じた。
 
言ってることは間違ってはいないが、何か根本的なことを忘れている気がする。
そこで自分に一つ質問をしてみた。
 
「ホッとしたってことは、何かから逃れられて安心したからってこと?
だとしたら、私は何から逃れられたの?」
 
シーン。
自分の中からはおしゃべりが止まった。
どこからも何も返事がないので、思考を使って考えてみることにした。
 
 
書くことが思い浮かばないときは本当につらい。
毎週0時1分から、次は何を書こうかなとアンテナは立てている。でも1週経って何も思い浮かばないというのは、
自分としては「この1週間、心が錆び付いていた」「ただ生きていただけ」の証拠を突きつけられたような気がして、
何もやってなかった自分と直面したような気持ちになる。まずそれがつらい。
 
そこで「私は本当にこの1週間何もやってなかったのか?」と振り返ってみる。
実際は何もやっていない訳ではなかった。多くの人と出会い、話し、その時々で感じたことは多々ある。
けれど、他人のエピソードはなかなかデリケートな話もあるので、書いてはいけない内容が多いのだ。
私にもう少し、一般的な話として薄めて書く技術があればいいのだけれど、あいにく馬鹿正直に全部書く技術しか持ち合わせていないので、その技量の無さにも直面することになる。これもつらい。
 
 
書く時間が確保できなければ、自分の時間管理力の甘さを。
書く内容が思い浮かばなければ、自分の無為な一週間の生き様を。
書く内容があっても、それをうまく書き表すことのできない自分の技量のなさを。
 
書く=そういった自分の諸々に直面することになるのが、つらい。
どうもそういうことらしい。
 
なんとかそれらをクリアして、書いたら書いたで、的確な刺さるフィードバックが来るし、掲載されるかされないかも気になるし、掲載されたらされたで順位が決まるし、と色々評価に晒されることになる。
ええ格好しいの私としては、確実に1番になれることじゃなかったら、本当はやりたくないのだ。
だから、記事をUPしないで、0時になったのをみて、ホッとしたのだろう。
参加しないで、あれやこれや言い訳を思っていたら、評価に晒されないで済むから。あぁ安心安心♪というわけだ。
 
 
そうして2回続けて締め切りから、いや、自分と直面することや評価されることから逃げてみてわかったことは、
「自分自身だけは絶対に騙せない」ということ。
 
別に締め切りから何回逃げようが、誰からも叱られたり、注意される事はない。
ただ自分が機会を損失するだけで、誰も何も困りはしないから。
言い訳をしたって、他人は「そうなんだ〜、大変だね」と受け入れてくれる事だろう。
 
しかし自分だけは知っている。逃げた事、言い訳している事、チャレンジしてない事。
ええ格好しいのくせに、もっともダサいことをやってしまっている事。
 
今週はこうやって立ち向かったことで、相変わらずの自分だけれど、知らず知らず「格好悪い自分をダダ漏れで書く」ができるようになっていた。しかも逃げたことすら話のネタに活用したりして。私もずいぶん図太くなったものだ。でもこういう自分は逃げてる自分より、ちょっとは格好いいと思えて、嫌いじゃないな。

 
 
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2018-08-08 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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