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絶対にやりたくないことに挑戦すべき3つの理由


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:白濱優子(ライティング・ゼミ平日コース)
 
「皆さん、絶対にやりたくない苦手なことってありますか?」
私はあります。いや、ありました。
 
私は、ものすごく音痴で、人前で歌うことが本当に嫌でした。
カラオケなんて地獄です。
できる限り自分の番が回ってこないように気配をなくし、
それでも歌わなきゃいけない雰囲気になるとなんとか1曲だけ歌うのですが、
あまりの下手さに、皆どうリアクションして良いかわからず、重苦しい雰囲気になるんです。
会社の歓迎会で、歌を歌わされた時は、「会社を辞めたい」とすら、思いました。
 
そんな私は、今はカラオケが大好きです。
一人カラオケも行くし、友達とも一緒に楽しめます。
 
前は、人前で鼻歌を歌うのも、ためらっていた私ですが
今では、お世辞でも上手いとは言えないですが、
堂々と歌うことができるようになりました。
 
そのキッカケは、数年前のことでした。
私は大好きだった彼氏とお別れし、途方にくれていました。
そんな私を見かねて、友達が「大きな声を出して発散したほうが良い」と、アドバイスをくれたのです。
「カラオケに行こう」と言われたのですが、恥ずかしかった私は断りました。
でも、声を出してスッキリするというのは、気分を変えるのに良い方法かもしれないと思い、
無料の一日体験ボイストレーニングに申し込みました。
 
当日、恐る恐る行ってみると、優しい先生が迎え入れてくれました。
そして、とりあえずなんでも良いから一曲歌ってみようと言われ、先生が比較的歌いやすいからとオススメしてくれた一青窈の「ハナミズキ」を歌いました。
声も小さいし、下手くそな歌を一曲なんとか歌い上げると、先生は、褒めてくれました。
「ご自身では歌が下手だと思っているようですが、そんなことありません。
音程はとれています。しいて言えば少しリズムを取るのが苦手かもしれませんね」
私は、この時衝撃を受けました。
歌で褒められたことなんてなかったし、自分が音程が取れているなんて、夢にも思わなかったからです。
1時間のレッスンはとても楽しく、私は初めて歌を歌うことが楽しいと思いました。
そして、「いつ辞めてもいいから」と言われ、あれよあれよと言う間に私はそのボイストレーニングスクールに入会してしまいました。まさか自分がボイトレに通うなんて。
 
ボイトレに通う人って歌の上手い人だと思っていました。
プロになるのを目指す人だとか。
 
それなのに超音痴な私が通うことになってしまった。
後から先生に聞いた話ですが、ボイトレにはいろんな人が通っているので、決して歌がうまい人だけが通うものではないんだそうです。それを聞いて少し私は安心しました。
 
ここで、絶対にやりたくないことに挑戦すべき3つの理由をお教えします。
私の場合は「歌を歌う」ことでした。
 
それなのにボイストレーニングに通い始めた私。
それがすっごく楽しかったんです。
もともと、歌を歌ったりすることがなかったから、先生の言われるがまま、なんでも挑戦しました。
先生の教え方がうまかったのもあって、私は、だんだん上達していきました。
確かに、それでも「歌がうまい」と言うレベルには至らないですが「超下手」から「ちょい下手」くらいに成長しました。
1つ目。
「苦手なことに挑戦すると、もともとのレベルが低いので、「のびしろ」しかなくて楽しいんです」
 
2つ目。
「苦手なものが世界から一つ減る」
私は、先ほどお話したようにカラオケに行くのがとても苦痛でした。
鼻歌を人前で歌うなんてできませんでした。
ボイストレーニングに通って一番の収穫は、歌のレベルのアップではなく
人前で歌うことの苦手意識がなくなったことだと思います。
今でも上手くはないですが、友達と一緒に声を出して歌ったりします。
以前、カラオケで私が歌うとシーンとしてしまうのは、私が恥ずかしそうに嫌そうに歌っているからでした。
私が楽しそうに歌うと、みんな手拍子をしてくれたり、一緒に歌ってくれたりします。
私の心持ち次第なんだとわかりました。
 
3つ目は、「趣味が増えたこと」
私の世界に「歌を歌うことが楽しい」なんて言葉はありませんでした。
でも、今は歌を歌うことが楽しくて仕方ありません。
この前友達の家に行って、友達がギターをひいていたので
それに合わせて一緒に歌いました。
ザ・ブルーハーツの「日曜日よりの使者」を大声で歌うと、
部屋中に私の下手くそな声が響き渡りました。
でも、みんな楽しそうでした。
 
苦痛で仕方なかった歌を歌う行為が、こんなにも楽しめるようになるなんて、思ってもいなかったです。
 
だから、皆さんにもオススメしたいです。
絶対にやりたくないことに挑戦することを。
 
絵が下手なら絵画教室に行ってみる。
カナヅチなら、プール教室に通ってみる。
 
きっと、新しい自分に出会えるはずです。
 
私は、特技を伸ばして苦手なことはやらないほうがよいと、ずっと思っていました。
でもボイストレーニングに通って世界がワッと広がりました。
 
さぁ、皆さんも挑戦しましょう。
絶対にやりたくないことに。
《終わり》
***

この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。
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2018-09-19 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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