メディアグランプリ

そのことに気がつかなかったら、いつまでも変われなかったかも知れない


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:藤牧誠(ライティング・ゼミ平日コース)
 
先日のことである。ゴルフプレイヤーのタイガーウッズ選手が、5年ぶりに復活優勝したことを朝の情報番組で知った。
「えー、タイガーウッズが」と驚いた。テレビの画面には、赤いシャツに黒パンツ、」いつものトレードマークである黒のキャップをかぶり、ゴルフクラブを持ち、両手を上に嬉しそうに掲げていた。
 
タイガーウッズは腰の手術を4度受け、戦線を離脱しており、また薬の影響下で車を運転して、逮捕されたこともあった。そのときの写真は、ふっくらとした顔に無精ひげを生やし、目もうつろになっており、「これが、あのタイガーウッズ?」とさえ思った。また引退さえ、示唆する発言をしていた。
 
そんなタイガーウッズに、あの状態からどのように、復活したのか興味をもった。
 
彼は、昨年4月に4度目の腰の手術を受けた。そのとき42歳で、以前とはもう、違う体になっていた。そして戦いの場に戻ってきたのは今年1月。手術を受け、以前のようなコンデションは戻らないし、また、体型も変わり、年齢も全盛期より劣り、もちろん基礎代謝も筋力も低下しているだろう。しかし、それでも彼は諦めずに恐らく厳しいトレーニングを続け、スイングも毎日、毎日、繰り返し動作をチェックし、また修正をしてスイングをしていたかもしれない。
 
優勝したときインタビューで、タイガーウッズはこのように話していた。
 「ここに来るまで、いろんな努力をしてきた。やっと自分のスイングを見つけ、自信を深めて、今ここにいる。こんな形でシーズンを終えることができるなんて、信じられない。泣きだしそうだよ」
 
やっぱり彼は、ものすごい努力をしてきたのだ。その変化した「体に合うスイングの形」を見つけられたのだ。
そこに至るまでの努力と、メンタルの強さは、さすがに、トッププレイヤーだった。きっと平凡なプレイヤーであれば、全盛期のいい思い出があるので、その当時のスイングがどうしても、脳が記憶し覚えて、少しでも近づけたくなる。しかし彼は、今の状態を受け入れており、そこから、何がベストなのかを試行錯誤していたのだろう。
それだけではなく、彼は戦い方も変えていたみたいだ。強引にアプローチしたり、下位の選手と差を広げる戦い方をしていたのが、もうその筋力や体力も弱くなっていたので、ただ確実に、できることだけを繰り返していた。焦らずに、地道な努力と確実性を武器にして戦っていたそうだ。
人はこんなにも変われることを、教えられた。
 
自分の人生が変わるライティング・ゼミの広告を見つけたのが、つい4ヶ月前のこと。いつか、自分も文章が書けたら、閉じるボタンを、押されずに読まれたい。
そう思い、ライティング・ゼミを受講した。ライティング・ゼミにも、自分のスイングを身につけるために、基礎となる、型はそこにあった。
ABCユニットという型、書く事はサービスと、いうスタンスの型、まだ、ほかにも型はあり、それらを徹底的に繰り返すことで、身につけられる。タイガーウッズの言葉と重なり合った感じを、自分なりに受け取った。
始めて文章を書いて、投稿をしたときは、どうしても自分が、主体となることが多く、フィードバックをもらった。どう書き直して良いのか、ということが多く、頭で考えてもわからなかった。これは書き続けていくしかない、と覚悟を決めた。今の自分の状況を、素直に受け入れるしか方法が見つからない。素直に講義で言われたことを、やるしかないのだ。それが型稽古なのだ。
ここで「なんで?」 と、なると、きっと先に進めないし、身にもつかないのだ。
課題の提出をしていくうちに、どうにか2000字を、読んでいただけるところまできたが、それも安定しない。まだ基本的なスタンスが出来ていないのに、無理にチャレンジした結果だったのかも。それもそうである。たとえば、不安定なスイングでホールに出ても、ボールはまっすぐ飛ばないだろ。ましてや力任せに、強引にボールを打っても、狙った場所にはいかない。
小手先のテクニックだけでは通用しないのだ。
きちんとした姿勢で、クラブを振り上げ、そこから振り下ろすスピードや角度、またボールを当てる角度を身につけないと、頭で考えボールを打っても、イメージトレーニングだけで、実際に素振りをしないと、うまく飛ばないだろうし、またボールにも当たらないかもしれない。
これがABCユニットみたいなもの。またプロのゴルファーであれば、見に来てくれる観客に、最後までプロとしてのプレーを、楽しんでもらえるように、プロとしてのスタンスができていないと、ファンを怒らせてしまうこともある。
まだプロではないが、その知識や経験は、小手先のもので終わらせない為にも、この型を繰り返し、繰り返しおこなうことで、自分の人生を変えてくれるもの、また変えられるものであると信じている。これからも復活優勝した、今のタイガーウッズのように諦めることなく、ひたすら書き続けていきたい。
 
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2018-10-03 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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