メディアグランプリ

人生で必要なことはすべてサーフィンから学んだ


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記事:長谷川 力(ライティング・ゼミ平日コース)

 
 
18歳でサーフィンをはじめてから25年。1年365日毎日サーフィンをして、サーフィンが生活の全てであった20代の頃に比べると海はだいぶ遠くなったものの、今でも私のベースはサーフィンにあると思っている。予定があってサーフィンに行けないとわかっていても、休日前には波の状態が気になりつい天気図を見てしまうし、不謹慎かもしれないが台風が発生するとワクワクする。
 
今思うと、波に乗るどころか波に巻かれてばかりで海と格闘していた初心者の頃。海のこと、波のことがホンの少しわかり始めて、そこそこ乗れるようになった頃。どんな大きな波でも乗れる気しかせず、天狗になってしまった頃。それぞれのタイミングで、必死で頑張ればなんとか越えられるくらいの、絶妙な高さの壁が立ちはだかった。
 
その壁を乗り越えると次のステージが見えてくる。いや、乗り越える前から次のステージは壁の向こうにぼんやりと見えている。そのぼんやりと見えているものを現実のものにしたくて必死で乗り越える。それを繰り返していくうちに、「壁が現れるとワクワクする」というある種の性癖が出来上がってしまった。私に限らず多くのサーファーにとって台風は、緊張しながらも乗り越えるべき『壁』だったことがあるはずだ。今は台風のときにはサーフィンどころか海には近づかないのだが、いまだにニュースで「台風が発生しました」と聞くと、脳が勝手に「壁が現れた!」と反応するのか、緊張とワクワクが一度に現れるなんとも言えない感情が湧いてしまうのはこの性癖のせいだろう。
 
「壁が現れるとワクワクする」というある種の性癖はサーフィンで培われたが、サーフィンに限ったことではない。例えば、今は仕事においても壁が現れるとワクワクする。今までのサーフィンの経験から、ほとんどの場合、その壁は必死で頑張ればなんとか越えられるくらいの「絶妙な高さの壁」だとわかっている。なので必死で越えるだけだ。だが一方で、「どうあがいても越えられない壁」が現れることもある。ということもサーフィンは教えてくれたし、その対処法も教えてくれた。では、そんな「どうあがいても越えられない壁」が現れた場合はどうすればよいのか?それは、逆らわず静かにやり過ごして次の壁を乗り越えれば良い。
 
サーフィンにおいては「壁=波」と考えると、自分がいつ波が突然現れても乗れるように準備をしていなければ、決してその波に乗れることはないが、準備をしていたからといって必ずしもその波に乗れるわけではない。
 
波の状態、大きさ、間合い、呼吸、パドリングスピード、位置、、、すべての条件を波に合わせることが出来て、はじめて乗ることができる。自分の準備ができていれば乗れるというわけではなく、全ては波次第。波が「こいつは俺に乗るだけの資格があるのか?」とサーファーを吟味して、乗せてくれるかどうかを決めているのだ。「乗る資格がある」と判断されれば乗せてもらえるが、「乗る資格はない」と判断された瞬間にその波はサーファーを海中深くに叩き落として海底でグチャグチャにされる。
 
自分の状態と相手(波)の状態。そしてさらに風向きや潮回りなどの環境が整ってはじめて波に乗ることが出来る。自分も含めたすべての要素が同じ方向を向き、歩幅を合わせられていないとならないのだ。
 
これはサーフィンに限らずビジネスにも言えることだ。いくらこちらが最高の準備をしてプレゼンしても、先方に準備ができていなければ商談は成立しないし、先方が乗り気だったとしても市場が別の方向に向かっている状態では商談は成立しない。
 
すべて相手と環境ありき。
 
サーフィンでは波に合わせて一つにならなければ乗ることは出来ないように、ビジネスでは相手や外部環境に合わせなければ思った通りの結果は得られない。
 
うん、深い。サーフィンとビジネスは一緒か。ビジネスで成功するために、もっともっとサーフィンしよう。とニヤニヤしながら考えていたところで、
 
「あれ? 待てよ。これって……」
 
そう。これはビジネスだけではなく、人生全てに言えることだと思う。
 
「逆らうのではなく、従うのでもなく、波のするようにすればいい。
サーフィンと生きることはよく似ている」
とサーフィンの神様ジェリー・ロペスも言っている。
 
そうだ、私がサーフィンから学んだのはサーフィンだけではなく、ビジネスだけでもない。人生そのものである。チャンスが眼の前に訪れたときに掴み損ねないように、常に準備をしておくこと。チャンスの波と自分の呼吸が合わなければ掴めないこと。常に謙虚でいること。
 
人生においてすごく重要なことをサーフィンは教えてくれたし、これからもずっと教え続けてくれるだろう。
 
今はサーフィンからだいぶ離れてしまったがまだまだ学ぶことがありそうだ。
今度の休みには子どもを連れて海に行こう。
 
 
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2018-10-31 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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