メディアグランプリ

恭子ちゃんのスティーブ化が心配


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記事:山田THX将治(天狼院・書塾)

「理想的なカノジョは誰?」
男はいくつになっても、中学2年生から発想が成長しないところが有るので、先日もこんな会話がオッサンの集まりで交わされた。勿論、私もその中の一員だ。
吉岡里帆が良いとか、中条あやみが可愛いとか、勝手な意見が飛び交ったが、
「やはり、許されるのなら、深田恭子がカノジョだったら最高だよな」
で落ち着いた。何故だか深キョンは、オッサンに人気が高い。最近出た写真集も、売れているそうだ。かく言う私も手に入れた。最低限の羞恥心で、天狼院では頼まなかった。女性スタッフに、‘白い目’で見られるのが関の山だからだ。
もっとも、ここで記事にしていては、元も子もないが。

この夏の引っ越しを機に、私は公共料金の見直しを図った。
こう書くと少々格好がつくが、高騰する一方の電気・ガス料金を何とかしなければと前々から考えていたのだ。そこに、
「チャカリ得する、チャチャチャチャー♪」
とテレビから深キョンの声が聞こえてきた。誰もが耳にした、インフラ会社のCMだった。画面の深キョンは、いつにも増して可憐で、私は“胸キュン”してしまった。
根が正直者の私は、何もためらわず電気料金をガス料金に一本化した。当然のことながら、申込用紙を持ってきてくれた職員さんに、深キョンのポスターがないか聞いてみた。担当の職員さんは、快く青い服を着て笑顔を見せている深キョンの大きなポスターを持ってきてくれた。もったいなくて、まだ新居に貼ってはいないが。

ここで気になることが一つある。深田恭子ちゃんは‘歌’があまり上手くないのだ。CMソングだって、どことなく音程が不安定だったりしている。本職が、女優なので文句が言えないところだ。上手くはない‘歌’で納得させられるのは、深キョンの“愛嬌”のなせる業だ。
しかし、テレビCMでやたらと歌っている女優がもう一人いる。深キョンとは同世代で、ライバルの一人といっても過言ではない、綾瀬はるかちゃんだ。はるかちゃんは、深キョンに負けずとも劣らない容姿と人気を誇っている。オッサン達の人気も絶大だ。私の友人の中には
「綾瀬はるかこそ、理想的な娘」
と言ってはばからない者が居るほどだ。そんな、深キョンと人気を二分する綾瀬はるかちゃんは、数多くのCMで歌っている。CM女王なので当たり前だし、歌っている姿は、深キョンの歌よりコミカルで印象に残る。特に、今年の初夏に放映されていた、プロ野球交流戦のCMがその代表だ。アルパカの‘着ぐるみ’を着て歌うはるかちゃんを見て、思わずひっくり返りそうになったものだ。
私は勿論、“娘のはるか”が好きなのだが“カノジョの深キョン”だって好きだ。ただ、このままでは深キョンがはるかちゃんの後塵を拝し続けてしまうのではと、心配なだけだ。

こんな勝手な心配だが、以前に同じ様なことを見た記憶があるのだ。
私達が子供の頃、人気のハリウッドスター男優といえば、スティーブ・マックイーンとポール・ニューマンだった。
この二人、1956年に公開された『傷だらけの栄光』という映画の主演を、オーディションで最後まで争った。結局は、ポール・ニューマンが主演することになったのだが、監督がどうしてもスティーブ・マックイーンの印象が強く残っていて、原作には無かった‘若いチンピラ仲間’という役を追加し、スティーブも出演することになったそうだ。勿論、主演のポールに比べればチョイ役だった。

これ以降、一気に人気者になった二人だったが、『傷だらけの栄光』での‘差’せいか、いつまで経ってもスティーブ・マックイーンが、ポール・ニューマンの“後塵”感が残ってしまった気がする。ヒット作も多かったスティーブだったが、必ずと言っていいほどポールにも似た作品があり、比較され続け負けはしないものの‘勝った’感が少ない俳優人生だったような気がして、私は残念でならないのだ。
しかも、スティーブ・マックイーンは、わずか50歳で急逝したことも、私には余計に‘残念感’として残ってしまった。

深田恭子ちゃんには是非、長い女優人生を送ってもらって、いつの日にか“歴史に残る可愛いおばあちゃん”になってもらいたいものだと思う。女優としての演技も、今以上に磨いてもらいたいと願っている。

もっとも、私には深キョンの“可愛いおばあちゃん”姿は、見ることが出来ないだろうけどね。

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2018-11-16 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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