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本を読めば、時間が増えるのだ


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記事:漱太郎(ライティング・ゼミ平日コース)
 
「本を読んだら1日の時間が48時間になるよ。知ってた?」
 
私の読書法講座や読書会でよく言うセリフなのだが、こっちは本気で言っているのに、信じてくれる人が本当に少なくて困る。いや困らないか。自分の時間はどんどん増えているのだから。
 
全人類に平等に与えられたものは時間だ。
世界を牛耳る大富豪から、自営業を営んでいる私にも等しく1日24時間という時間が与えられている。これはどんな人でも変わらないのだが、やり方によっては24時間が48時間になったり、72時間になったりする場合があるのだ。
 
1日24時間では足りない人もいるだろう。
私もその一人だったのだが、今は日々本を読むことで使える時間を増やしているのだ。
 
 
「おいおい、本を読む時間を使っているじゃあないか」
 
 
その発言は正しい。もちろん本を読むのにたっぷり時間を使っている。
しかし、ちょっと待ってほしい。
 
例えば、仕事で外出中に、クライアントから電話がかかってきて、至急データを送ってほしいと言われたとする。データは事務所のパソコンに入っているので事務所に帰らないとデータを送れない。大事なクライアントだから外出の予定を切り上げて事務所に帰ってクライアントにデータを送った。
そして、外出先の用事が途中だったため、また事務所を出て用事を済ませたとする。
 
外出先から事務所に戻ってクライアントにデータを送るまでの時間、そしてまた外出し、中断していた仕事を済ませる時間を合計すると数時間を使っているのではないか?
だが、ここでノマドワーカーに関する本やライフハック系の本を読んで、クラウドサーバーの情報を知って、早速利用し始めたとしたらどうだろう?
 
もう、外出中にクライアントからデータを送ってくれと言われても、スグにその場でスマホを使ってクライアントにデータを送ることが可能になる。データを送るために使う時間も数分だろうと思う。
これだけでも、数時間の時間を他のことに使えるのだ。
もう、突然のクライアントからの頼み事に何時間もの貴重な時間を使う必要は無いのだ。
 
では、もっと身近なことで説明させてほしい。
パソコンに文字を入力していると、どんなに気をつけても文字の変換を間違うことがある。これは仕方がないことなのだが、変換を間違えた後どうしているだろうか?
私は、間違って変換してしまった文字をバックスペースキーで消して、改めて入力し直していた。
この作業だけでも数秒はかかる。
 
しかし、数ヶ月前、誤って変換してしまった文字は、シフトキーで確定してしまった後でも、[Ctrl]キーとバックスペースキーを押すと再変換可能な状態に戻すことができると知ったのだ。
もう、すでに知っている話だったら申し訳ない、この人こんなことも知らなかったのか? と笑ってもらってかまわないのだが、たったこれだけのことでも、1日に何千文字も入力する私にとっては1日数分から数十分、1ヶ月で数時間の節約になるのだ。
 
パソコンの操作だけでも、今までマウスを使って作業していたことが、キーボードのキーを押すこと一瞬で終わってしまう操作方法が本当に驚くほどたくさんあるのだ。
ワードでもエクセルでも同じように、キーボードの操作だけでできる方法がたくさんある。
チリもつもれば山となるなんてコトワザがあるが、今までやっていたひとつ一つの操作を効率化することで生まれる時間は、1日2日では大した違いはないが、1ヶ月、半年、1年になったとき本当に大きな差になってもどってくる。
 
しかし、ここで考えてほしいのだが、そんなパソコンの操作方法であっても、本を読まなければ知ることはできなかったということなのだ。
 
たしかに本を読むのには時間を使うだろう。
しかし、本を読んで得られた情報を使って作業の時間を短縮することができるのだ。
短縮できたといっても、実際に取り入れたものは数えるほどだ。まだまだ本を読んでパソコンの作業を効率化することができるのだ。つまり私の時間は、まだまだ増えていくのだ。
 
今話したのはパソコンの作業の話だが、例えばFacebookだってそうだ。
Facebookを始めようと思って、試行錯誤しながら使えるようになるよりも、Facebookの本を1冊買って操作方法を覚えれば、2~3時間後にはFacebookをスタートさせることが出来ていることだろう。
もし、本を読まずにFacebookをはじめようと思ったら、スタートするまでにいったいどれだけの時間を使うのか想像もできない。間違いなく2~3時間後に始めることはできないだろう。
 
本を読めば時間が増えるのだ。
1日24時間が、48時間になったり、72時間になったりするのだ。
 
……と言いながら、実際は増えない。1日24時間だ。
 
しかし、作業の効率が上がるのだ。今までと同じ時間で、2つ、3つとやりたいことがやれるようになるのだ。本を読むことによって。
 
もし、1日24時間じゃ足りないと感じているのなら、そんなときこそ、書店に行って本を買って読むのだ。1日の仕事とプライベートには、なぜそんなことをわざわざやってるの? というような効率の悪い作業がたくさんあるはずなのだ。
 
それをひとつ一つ、本を読んで解決して、時間を作っていくのだ。
本を読むと使える時間が増えるなんて、すごいことじゃないか! と私は思う。
 
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2018-11-17 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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