私がヨガをやめられない理由
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記事：ミヨシユウコ（ライティング・ゼミ特講）
あなたは痩せたいと思ったことがありますか？
もし体重を減らしたいのであれば、絶対にヨガをやってはいけません。
痩せるどころか、むしろ確実に体重が増加します。
え～？！ と意外に思われる方も多いのではないのでしょうか。
かくいう私も、痩身目的で数年前からヨガ教室に通い続けているのですが
全くと言っていいほど、期待する効果が出ません。
では、それなのになぜヨガを続けてしまうのか。
自分でも謎なので、少し考察してみようと思います。
まず、なぜ痩せないのでしょう。
ヨガは有酸素運動なので、地味でゆっくりした動きにも関わらず、大量に汗をかきます。
特にホットヨガなどは、高温の室内で行いますので、汗の量もハンパないです。
ここにまず第1のトラップがあります。
汗をかくイコール痩せるではないということ。
発汗するだけで痩せるのであれば、サウナに入り気持ち良くなってるオジサンたちも
あっという間にシュッとした体形になるはずですが、皆さん立派な恰幅でいらっしゃることからもお分かりになることと思います。
そしてお風呂上りに飲むビールって、最高ですよね～
カーッとやって、そのあと体重計に乗ってみたら、入浴前より体重が増えていたりして。
それと同じことがヨガでも言えます。
汗をかく分、大量に水分を取るので、水太りしてしまうのです。
頑張ってトレーニングを終え、意気揚々と体重計に乗った後の、愕然とした気持ち。
わかってもらえますか。
さらに、ヨガが終わった後は体が枯渇状態になるのか、普段より吸収してしまうらしいのです。
レッスン前はできるだけ食事をしてはならないので、午後からのレッスンの場合、朝昼絶食状態で挑みます。
で、頑張ったし食べちゃいたくなるのですが、レッスン後2時間は超吸収タイム！
地獄です……
それでもいつかは痩せて理想的な体型が手に入るのかなーと思いきや、妙な筋肉がついてムッキムキに。
実は私、もともと運動という運動を全くやったことがなかったため、スレンダー体型ではあったものの、お腹はポッコリでぷよぷよの二の腕だったのですが、そこに中途半場な筋肉が付き、その上に以前からあった脂肪が巻いてしまい、えらいことになっちゃったのです。
ズボンはパッツンパッツンで、肩はいかつくノースリーブが似合わなくなりました。
ポッコリお腹はさらに存在感を増し、ズボンの上に乗る体たらく。
そんなわけで、痩せるという目的でいえば、ヨガは全く効果なしではありますが、やって良かった面ももちろんあります。
いくつか挙げてみましょう。
・肩こりが治った。
・頭痛がなくなった。
・おっぱいはでかくなった。
・自律神経が整ったのか、旦那さんに対して優しくできるようになった。
・忍耐力がついたのか？
・むしろマゾ気質になった？
ヨガは心と身体の調和をとることができるそうです。
おかげで、昔からの虚弱体質も治り、女性特有のヒステリックな部分も随分と緩和されました。チチがでかくなったので、夫婦仲も円満です。
しかし、そういったことよりも、私は痩せたいのに。
痩せないと解っているなら、ヨガ、やめたらいいのに。
どうしてもやめたくないのは、単にヨガの魅力にはまってしまったからでしょう。
ヨガの魅力。
たとえば、太陽を拝む様子を一連のフローにした、結構きつめのポーズをなぜか年末年始にかけて108回繰り返す苦行とか、人体の可動域の限界に挑戦するような意味不明のポーズ。（意味不明すぎて、私のつたない文章力では説明できないので、絵に描いてみましたが、やっぱり意味わかんない。どーなっちゃってんの私の身体。※アイキャッチ画像参照）
足の裏の筋がブチッと切れてしまいそうなぐらいの柔軟性も求められます。
さらに、日の出前に起きて2リットルの水を一気飲みしその後全て吐き出すとか、片方の鼻の穴からタコ糸を入れてもう片方の鼻から出すとか、そんなとんでもない修行もあるとかないとか。
言い出したらキリがないほど、あり得ないことをさせられるのですが、そんなわけのわからない部分に魅力を感じてしまっているのかもしれませんね。
マゾか。
ほんとわけわからん。
つーか、ワシは痩せたいんじゃーーーーーー！
かの新興宗教の尊師みたいに、あぐらを組んだ状態でピョっと宙に浮いて喜んどる場合と違うんじゃーーーーー！！
と、心の中で叫びながら、今日も苦行に耐えつつ汗を大量にかいた後、恐る恐る体重計に足を運ぶことにします。
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