メディアグランプリ

整理を始めたら、すべてが変わった。


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記事:吉本誠司(ライティングゼミ日曜コース)
 
「あれ、ここに入れておいたんだけどな。何処、行ったんだろう? 」
 
仕事においても、私生活においても、モノ探しで時間を消費してしまう事が皆さんにも有ると思う。
整理しておいたはずの場所を探してみても見つからず、他の場所を探しまくった末に疲れ果ててしまうという事が僕にはよく有った。
 
お客さんから貰った資料は、何処に行ったのか?
この前の接待の領収書は、何処に行ったのか?
 
大概、書類と書類に間に挟まっている事が多いのだが……。(笑)
「すぐに出て来ない」 これが、結構ストレスになって来る。
僕は元々、整理・整頓・清掃が苦手で、それらは仕事の本質とは一見異なっているので、あまり考えないようにしていた。
そんな僕だが、自分の仕事を冷静に見てみる機会が有って、次のような事を考えてみた。
 
仕事において、僕は何に疲れているのか?
仕事において、何に僕の時間が費やされているのか?
 
考えた結果、意外にも「探しモノ」が多い事に行き着いた。
これは、僕にとって大きな発見だった。
確かに、「探しモノ」で疲れているし、「探しモノ」に時間を奪われてしまっている。
この「探しモノ」が無くなれば、仕事はスムーズに流れ、疲れる事無く、快適に仕事が出来てしまうのだ。
 
そして、僕は一念発起した。
現場では、使用する道具・材料が煩雑に出たままだったのを、棚等を設置して、その中に収納する事にし、仕事で使う度に出して来るようにした。
デスクワークでは、目的・用途をゴチャ混ぜにしていたのを、それぞれ目的・用途を分けてファイリングするようにした。
これは一回きりの事では無く、継続して、その状態をキープしていかないといけない。
定着させる事は大変だったが、最近ようやく安定して来た。
モノを探すという事が少なくなって来た。
この事実は追い求めて来た事なので非常に嬉しかったが、予想外の効果も有った。
それは、頭の中も整理された事だ。
物事を決定するスピードが早くなったのだ。
それまでの頭の中は霧の掛かったモヤモヤした状態だったが、整理を始めてから、クリアな状態になったのだ。
つまり、決断・行動の障壁になっていたモヤモヤがキレイに取り除かれたのだろう。
パソコンで言うと、デスクトップ上とかに有った余計なファイルを削除する事で、処理スピードが上がるのと同じだ。
整理する事は、我々にとって意義がとても大きいのだ。
 
 しかし、整理をしようと思っていても、皆が皆、整理を完了出来る訳ではない。やろうと思っても挫折してしまうケースは大いに有る。
 
 整理する上で、行き詰まってしまう要因は、経験上2つ有ると僕は考える。
1つ目は、「いつ、するか?」だ。
仕事が終わってから、もしくは、週末の休みの日にでもやるか、ではダメだ。
なぜなら、仕事が終わってからでは、疲れているからまた明日となるし、休みの日なら、「どうして、休みの日まで仕事場の整理をしなくてはならないのか?」とウンザリして来てしまうからだ。
このように考えていると、一向に整理が出来ない。
では、いつやるのが良いのか?
仕事をしながら、整理して行くのだ。
1つの仕事が終了したら、次の仕事に行く前に整理してしまうのだ。
有名な料理評論家の人も、片付けしながら料理をしているらしい。
そう言えば、僕がいつも通っている散髪屋さんも、カットが終わったら箒で地面に落ちた髪の毛をキレイに掃いている。
だから、「いつ、やるの?」と言われれば、林修先生流に「今でしょ!」なのだ。
 
 そして、2つ目の要因は「どのように、整理するか?」
つまり、整理後の完成イメージを抱く事だ。
ゴールが無い状態で、闇雲に歩き出すのは非常に困難だ。
まずは、ゴールを決定する。
この書類の山をどうするか?
この見積書類を、どのようにファイリングするのか?
ここで、気を付けなければならない点が有る。
片付いていないスペースをジャングルだと見立てると、その中に入って意思決定をしようと思うと、迷子になってしまうのだ。疲れ果ててしまう事が有る。
そこで、僕のオススメとしては、喫茶店等の心落ち着ける場所で、仕事場をイメージしながら整理計画を熟考することだ。
そう、粛々と現場のスタッフがミッションを遂行出来るように、総司令部で作戦を練るかの様に。(まぁ、実際は、全部同じ人間が担う事になるのだが。)
そうすれば、実際に仕事場に入った場合でも、迷う事無く、あらかじめ決定された整理用プログラムを進行して行く事が可能になるはずだ。
 
 整理という言葉は、「論理」の「理」を「整える」ことだ。
「理」とは「物事の筋道」や「もっともな道」とう意味を指す様だ。
つまり、「乱れてしまっている道を、正しい状態に整える」と言う事だ。
生活する上で、「何か、上手く行かないな」と思う事が有れば、まずは整理をしてみてはどうか。非常にオススメである。
 
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2018-11-29 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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