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TOEIC800点突破はハワイ旅行に行くようなもの


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記事:Ayumi (ライティング・ゼミ日曜コース)
 
「目標を叶えることってハワイ旅行に行くのと一緒なんだよ〜」
そんな風に教わった時には「そんな簡単なわけないやん」と
ちょっとイラっとした。
でも、よくよく考えたら「そうかもしれない」と思えたから不思議だ。
 
どういうことかというと、
ハワイには計画を立てたときから行けると信じているから
「ハワイ旅行は簡単に行ける」と思っている。
でも、夢や目標は「叶わないかも」「失敗するかも」と
そもそも疑ってかかっているから叶えられない、ということだった。
 
「ハワイが無くならない限りハワイ旅行には行けないわけじゃない」
 
ということは
 
「目標も諦めない限り達成できないわけじゃない」
 
だんだんと脳内で変換が起き出した。
 
「あれ、ということはTOEICで800点突破するのもハワイ旅行だな」
とさえ思えてきた。
 
私は元々英語の勉強が好きだったけれど身につかず、
長年やってるわりに思ったように英語が使えない自分に嫌気がさしていた。
するとどんどん自信がなくなってきて、
とうとう「私、英語なんてできない」なんて口走っていた。
 
それでも10年以上勉強してきて思うように使えないなんて
ダサすぎる! かっこ悪い! このままでは終われない!
そんな気持ちがフツフツと湧きおこり、
 
「TOEIC800点を取って、英語を使って好きな仕事をするぞ」
そう心に決めた。
 
旅行で大事なのは「いつ行くか」ということだけれど、
さて、私はいつ英語ができるようになれば良いかなと考えた。
英語の勉強に本腰を入れた当初は模試といえどもTOEIC470点と、
平均を大きく下回るスコアだったのを覚えている。
ショックで軽く3日は寝込んだけれど、
「ダセぇなぁ」と耳元でささやく自分の本音に負けたくなかった。
 
「ただ単にスコアを取るんじゃなくて、実力もつけながら突破する」
そう決めて階段を一段一段のぼるようにステップアップしていくことにした。
そうすると半年で600点突破、1年で700点突破、もう1年かけて800点を突破、となり、2年半後が私の目標期限となった。
 
旅行前にハワイのショッピングモールで買い物をして、Egg Thingsでパンケーキを食べて、ワイキキビーチで泳ぐんだ、なんて想像するように、
勉強前にイメトレもした。
すでに800点を突破して、英語を使いこなしてバリバリ仕事をしている想像。
外国人の同僚と冗談を交わしながらも真剣に打ち合わせをしたり、
英語の資料に目を通して有益な意見をバシッと言える。
やや実像とは離れていても、「そのためになら頑張れる」と
脳内にリアルに再生できるイメージを勉強のたびに思い浮かべた。
実際このイメージングをしていたから、英語の勉強が嫌になるような時でも
結局はそのイメージに一歩でも近づきたい、もっと言うと、
イメージした自分から離れていくのが怖い、という恐怖心から
途中で挫折をせずに勉強をし続けられたんだなと思う。
 
突然だが、私はものすごくサボりたがりな性格だ。
厄介なのは、普段は何でも大抵マジメに取り組むのに
ある瞬間に面倒になって「もういいや」となってしまう。
特に自分だけがやりたい事をやるような場合は危険で、
取り組む範囲や何をすべきかということが
ある程度決まっていないと、
だんだん物事が続かなくなってくるのだ。
旅行に行くまでにパスポートやスーツケースを揃えるのと同じで、
私の目標に必要なのは課題を出してくれる「先生」だった。
 
インターネットで「TOEIC 塾」とかで調べて、
最初は大手の短期集中型コースを申し込もうとしたけれど、
どれも条件に合わず、色々探しているうちに1つ良い塾があった。
個人でされていて、月謝制だからいつ退会しても良く、
何より「コツとしてTOEICの点数を取るのではなく、英語力を上げた結果点数が上がることを目指す」という指針がガッツリ自分の目的と合致したのでそこに通うことにした。
その塾で目標に必要なのは、単語力、文法力、文章の読解力だと言われた。
いわゆるこれがTOEICのパスポートでスーツケースなんだなと理解した私は
毎日寝る1時間前に文法や文章読解の勉強をしてスキマ時間はひたすら単語学習に時間を割いた。
パスポートはお金を払って必要書類を揃えれば手に入るけれど、
能力はそうもいかないので、自分で自分を作っているような感覚だった。
それが、なんだか楽しかった。
 
そんな日々が過ぎ、最初の半年には600点を超え、
1年を過ぎた頃には700点を超えられるようになっていた。
700点を超えた時に転職活動をしたら、何の資格もなかった頃と比べて
面接の通過率や採用担当者の対応がグッと変わったのを実感した。
「あ、本当に英語って武器になるんだな」と思えた瞬間だった。
 
さて最後に、旅行でいうと空港に到着してハワイに向かって飛び立ち、
ハワイに無事到着、という部分だが、私は無事に到着することができた。
それも予定通りの2年半で。
700点から800点突破にかけて勉強していた頃は転職も成功し、
まさに最初にイメージしていた働き方ができるようになっていた。
 
夢を疑ってかかったり、目標が叶わないなんて不安に思うことがあれば、
「旅行に行くと考えたら何ができる?」
そう自分に質問をして、目の前のできることから取り組んでいる。
 
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2018-12-21 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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