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ノルディックウォーキングで理想のカラダを手に入れよう


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:山本ヒロミ(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
2本のポールを持って街を颯爽と歩くノルディックウォーキングを知っていますか?
足が痛いから2本も杖を使って歩いているわけではないのです。その名の通りノルディックスキーから派生したノルディックウォーキング。元々はクロスカントリー選手の夏場のトレーニングとして広まったもの。雪面ではなく地面にポールを突きながら大股で歩くこのスポーツは見た目の地味さからは想像できない全身運動なのだ。
 
私がこのスポーツと出会ったのは去年の夏。
後にインストラクターにまでなってしまったママ友に誘われて、鎌倉を半日ノルディックウォーキングで歩き回ったのが最初。
インストラクターの先生は伸縮式のレンタルポールを貸してくれて、私の身長に合わせた長さのポールを、どういうタイミングで突いて歩幅を大きく歩くかを熱心に指導してくれた。
 
もともと運動好きな私は、程なくコツを得て大股で歩く術を身に着けることができた。
ポールを後ろ手に突き返すことで普段のウォーキングよりも格段に大股で早く歩けるのが楽しくて、その後、横浜や浅草の街を7-8人の仲間と一緒に歩いては、最後にビールで乾杯! にすっかりはまってしまった。
 
誰でもすぐに始められるノルディックウォーキングは、例えるならトレーナいらずのライザップ。重いバーベルも辛い筋トレやスクワットが無くても無理なくキレイに痩せられるから。
 
ちなみにその後インストラクターの資格まで取ってしまったママ友は何と! 17キロの減量に成功している。服のサイズで言えば13号から5号への驚くべき変化なのだ。
私自身もノルディックウォーキングで体重を7キロ落として20年前の服が着られるようになったのだ。
 
何でこんなに簡単に痩せられるかといえば、やはりノルディックウォーキングが全身の90%の筋肉を使う全身運動だから。 
 
上半身は二の腕がまず細くなる。
マラソンやウォーキングをする人の二の腕を触らせてもらうと意外にタプタプと柔らかい。 これは腕の筋肉をほとんど使っていないから。ノルディックウォーキングでは腕の振りの大きさとポールの重さで、まず二の腕に筋肉がついて引き締まる。
そして大きく肩甲骨を動かすことで背中のぜい肉まで落ちてくるのもうれしい。
 
歩くときに一番気を付けるのは体幹。歩きながらお腹を引き締めることで体幹が最も鍛えられる。引き締めるとは、例えるならスキニージーンズ(体にフィットした細身のジーンズ)のチャックを上げた瞬間のヘソの位置をキープすること。ヘソを3㎝上に上げることを意識して歩くのがコツ。
そうすることで腹筋がびっくりするくらい引き締まる。
 
もう一つ大事なのが腰骨の旋回運動。マリリンモンローのモンローウォークのように腰骨から意識して足を出すことで(ただしモンローウォークの数倍も早い動き)腹筋だけではなく背筋にも効果が出る。
 
リズムよく歩くのに気を付けたいのが呼吸法。
歩数に合わせて息をすることで、メリハリのついた歩き方になる。最初は2歩ごとに息を吸ったり吐いたりを、4歩、6歩、8歩と伸ばしてゆく。深い腹式呼吸とウォーキングを合わせることで、より脂肪が燃焼しやすくなるだけでなく、心身のリラックス効果も促進される。
 
「ライザップみたいにキツく無いけどたくさん歩かなきゃ痩せないでしょ?」 
と聞かれるが、確かにある程度の距離を歩くことは必要。ポールなしのウォーキングとちがい、ポールを使うことで膝への負担が格段に減る。足の関節には優しいからウォーキングより確実に長い距離を負担なく、しかも早く歩けるから短時間で長距離を難なく歩くことができる。
 
身体にいいだけではなく楽しさもある。
ふだん自転車や車でスーッと通りすぎていた街をノルディックウォーキングで歩いていると、街に古くからある店舗に遭遇する。これまでに多摩川の土手の近くにある佃煮屋や成城のはずれにある和菓子屋、四谷の端にひっそりとたたずむたい焼き屋など東京の隠れた名店をめぐることも覚えた。買い物しすぎて食べ過ぎることには注意したいが、土地の名店探しをするのも楽しさのひとつ。
 
理想のボディメイクに取り組むために、もしノルディックウォーキングを始めるのなら是非、アグレッシブタイプのウォーキングポールを買ってほしい。ポールにはディフェンシブとアグレッシブの2種類があり、それぞれ歩き方と効果が違う。
 
ディフェンシブはどちらかといえば高齢者や運動不足気味の人の運動補助具的なポールを使う。ポールの先端が丸いのが特徴。スピードよりも足腰に負担なくゆっくり歩くリハビリ的な運動になる。
 
それに対して、アグレッシブタイプのポールは先が流線形に尖っている。
ポールを推進力として使うことで、より運動効果を高めるウォーキングができるようになっている。理想のカラダに近づくのなら迷わずアグレッシブタイプのポールを使って歩いてほしい。
 
ジムに通って特別なメニューでボディメイクをしなくても、正しいノルディックウォーキングの歩きが身につくことで普段の歩き方の意識が変わる。お腹を引き締め、腰骨の旋回に意識をもって、大股で少し速足で歩くコツをつかめば普段のウォーキングでも十分身体に効果のある運動になることがわかる。
 
これからの季節、冷たい空気をお腹いっぱいに吸いながらリズムよく歩けるノルディックウォーキングを始めてみませんか。身体にも心にも気持ちよく歩きながら、気が付いたら理想のカラダになることも夢ではない。
 
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2018-12-21 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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