「副業としての営業」は旅だった
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
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記事:伊藤翔(ライティング・ゼミ平日コース)
「自分には、生きている価値がない」
そう思っていた。
29歳。飲食店にシステムを販売する営業マン。
入社してから営業一本でやってきた。
はじめは、お客様からの「ありがとう」の声が嬉しくて手取りが18万円しかなくても頑張ってこれた。
僕が生きる理由はこれでいいと思っていた。
ただ、ここ3年間は自社の製品に自信が持てなくなっていた。
システムを導入することで不利益になる飲食店が半分以上あったからだ。
これは会社の誰もがわかっている事だった。
「いいから数字あげてこい」
これが上司の言葉だった。
泥沼にはまっていくようだった。
営業を頑張れば頑張るほど、自分のやっている仕事に自信がなくなっていく。
成約が決まってもそれが給与に反映されるわけでもなかった。
ただ毎月振り込まれる給与のために会社に向かった。
「こんなはずじゃなかったんだけどな」
思わず言葉が漏れていた。
あれだけ残業して、仕事をして、昇給は3000円。
さらに自分の仕事には自信が持てない。
手取りは18万円しかないのに、借金が100万円以上あった。
周りの友人が結婚して行く中、結婚も出来なかった。
心の支えだった学生の頃から付き合っていた彼女も離れていった。段々心が荒んでいった。
常にマイナス思考で人の悪口ばかり言うようになった。
人の悪いところばかり見ていた。そうして人を見下さないと自分を保っていられなかった。
最低の人間だった。
心の中でずっと誰かに助けを求めていた。
いつか、誰かが救ってくれる日が来ると思っていた。
しかしそんな日が来るはずもなかった。
変わりたかった。
会社には内緒で転職活動を始めた。
転職活動をしてわかったことは転職しても7割は給与が変わらないか下がってしまうこと。29歳でスキルなしの自分にとって転職活動は厳しいという現実だった。社会的にも自分には価値がないんだとわかった。
「副業としての営業」
という広告記事を見たのはそんな時だった。
内容は完全歩合制で雇用という形ではなく外注という形で営業マンを募集している。一件の成約で5万円の報酬を受け取れるというものだった。
怪しいと思いつつも、何か行動しないといけないと思った。
藁にもすがる思いだった。
博多駅近くで行われるというセミナーに参加した。
今振り返ると、ここで行動出来たから人生は変わった。
よく、旅に出ると人生観が変わるという。
自分の常識を超えた事に出会う。そうすると今まで当たり前と思っていたことが、当たり前でなくなる。自分のいままでの価値観が破壊され、新しい考えが入ってくる。
僕にとっての旅は「副業としての営業」だった。
副業として営業を始める中で徐々に僕の中で変化が起きはじめた。
「生きていることに感謝することができるようになった」
「感謝できるようになると、自分を大切にすることができるようになった」
「自分を大切にできると、マイナスが出てこなくなった」
「マイナスが出てこなくなると、いまを楽しめるようになった」
「いまを楽しめるようになると、いつの間にか自分に自信がついた」
「自分に自信が出てくると、きちんと人と目を見て話せるようになった」
「人と目を見て話せるようになると、人を信頼できるようになった」
「人を信頼できるようになると、人の役に立ちたいと思うようになった」
心の状態が変わると、自然と相手の幸せを願って仕事ができるようになった。
そうすると結果もついてきた。ついには副業の月収も100万円を超えるようになった。
金銭的に余裕が出てから本業に対する姿勢も変わった。無理に営業をすることがなくなり、本当に必要なお客様に必要なシステムを提供できるようになった。
毎日を感謝して、幸せに過ごせるようになった。
ここまで変われたのは営業する商品がバケモノだったのも一つの要因だ。
人の人生を変えてしまうような代物だった。そしてその商品を通してお客様がさらに笑顔になって頂けているという実感があった。
また、最高の環境があったからだ。「副業としての営業」に参加しているメンバーは熱狂している。常にプラス思考だ。一緒にいると自然と心がプラスになる。人は人に影響を受ける。熱狂は熱狂を呼ぶ。
僕はいま、お金を得るために働いていない。面白いとか、楽しいとか、嬉しいとかいう、生きている実感のために働いている。
夢中になって、熱狂して、はじめて触れることが出来るこの世界の真理がある。
人生が変わる時は一瞬だ。
行動さえ、出来れば。
行動するかどうかだ。
それだけが道を分ける。
だから、行動しろとあなたの背中を押す。
リスクなんてない。全ての成功も失敗も、あなたの人生を彩ってくれる。
成功の反対は失敗ではない。行動しないことだ。
傷ついたら、失敗したら、それをネタにして、また歩き出せばいい。
動かないとそれすら出来ない。
僕は、あなたを変える事は出来ない。
あなたを変える事が出来るのは、あなただけだ。
もしこの文章を読んで、1ミリでも心が動いたのであれば、それはあなたの力だ。生命は心を住処にしている。
だから、あなたには参加資格がある。
この祭りに乗り遅れるな。
未来は明るい。
だから、翔べ。
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