I can do itと言うのは自信をつける正しい方法
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
【3月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《平日コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:岩澤健史(ライティング・ゼミ日曜コース)
「I can do it(自分はできる) I can do it(自分はできる)」
テレビの中で、ヘルメットおじさんはそうつぶやいていました。
練習で一度も成功していないチャレンジは成功するのだろうか? そんな心配をしながら、テレビにくぎ付けになってしまいました。
私は自信をつける方法を探したのです。これから始めるプロジェクトは本当にできるのだろうか。やっても意味のないことではないのか。そんなふうに自信がなくなっていたのです。
まだ、始めたばかりなのに、未来の心配をしてしまうのです。
そんな自分を助けるには、自信をつけるということが大切だと考えたのです。しかし、自信をつける方法は本当にあるのでしょうか。
過去に自分が成功したことであれば、自信はでるでしょう。仕事でも、ルーチン業務は徐々に経験値が積み上がり、できるという自信がつきます。実際、自信をつけるにはこの過去の成功体験を達成要因と呼び自信をつける要因としています。
しかし、私はまだやっていないことへの自信が欲しいのです。いわゆる自信家になりたいのです。例えば、ホリエモンとか2チャンネルのひろゆき氏とか起業家が持っているような、未知の事業に対する自信が欲しいと思っているのです。
そこで、色々調べてみたところ、いくつか方法がみつかりました。
アクション映画、アニメ、漫画を見て、自分も強くなった気分を味わったことはないでしょうか。もしくは、ファッションショーなんかを見た後に、自分もきれいになった気分になることはないでしょうか。
あれは自信をつけるのに適した方法だったのです。代理経験と言われる方法で、自分以外のうまくできている人を見ることで自信をつけているのです。ブルースリーやジャッキーチェンの映画を見た後、男子がやたら格闘ごっこをしているのも同じ理由です。
映画をみてたら、強くなった気分になって戦っているのです。男子は単純ですから、特に効果が強いのかもしれませんね。
他にも、レッドブルやアリナミンなどを飲むと自信に満ち溢れる感じしませんか。実は、あれも自信をつける方法の一つなのです。別に、エナジードリンクが自信を授けるわけではありませんけどね。
要するに、生理的に何らかの刺激があって、気分が上がる状況は自信がつくのです。生理的情緒高揚と言われるものです。そんなことを調べていた時に、ヘルメットおじさんを知ったのです。
それは、世界の果てまで行ってQというテレビ番組の1コーナーで、世界の祭りを体験するという企画がありました。プールの上に浮いている丸太のような物を早く走り抜けたチームの勝ちという祭りでした。
チームは3人1組で、その中にウッチャンことヘルメットおじさんがいたのです。練習1回目、ヘルメットおじさんは丸太からすぐに落下してしまいます。練習をどれだけ重ねても、丸太を渡りきることができません。
ヘルメットおじさん以外のチームメイトは丸太を渡り切ったのに対して、結局練習中1度も丸太を渡りきることができずに、翌日になってしまいました。
本番直前に、ヘルメットおじさんは「Ican do it. I can do it」と何度も繰り返します。しかし、前日の練習では丸太の半分くらいで落ちていたのに、本番成功するのだろうか。そんな気持ちでいっぱいでした。
ヘルメットおじさんも50代です。体力的にも厳しく前日の練習の疲労もあるでしょう。もしかしたら、疲れが残っている分、本番の方が早く落ちてしまうかもしれません。
ただ、自分に能力があることを言語で説明されると自信はつくのは確かです。それは、言語的説得と呼ばれる手法で、自分自身に対して言うことでも効果を発揮するのです。
今回みたいに「I can do it(自分はできる)I can do it(自分はできる)」と自分に言い聞かせることでも自信が湧いてくるのです。もちろん、過去に成功体験がないことにも有効なので、成功していなくても自信が湧くはずです。
自信を持って、なんとか丸太を渡り切ってほしいと願いながら画面を凝視している自分がいます。そして、いよいよスタートが切られました。安定した滑り出しです。身体の軸がしっかりしていて、顔も自信に満ちているように見えます。
あっという間に、半分まで進んでいきました。屈強な外国人相手にも負けていないスピードです。どこまでいけるのでしょう。残り四分の一くらいまで行った時、ダメそうな演出が入り、正直終わったなと思いました。
しかし、結果は最後まで走り抜けることができたのです。ガタイのいい外国人にも勝ってゴールをしました。2番手・3番手も素早くゴールをして、1回戦を勝ち抜けました。
その後の試合もヘルメットおじさんは丸太を走りぬき。2回戦3回戦と勝ち抜いていき、なんと見事優勝したのです。正直鳥肌が立ちました。
「I can do it」
素敵な言葉です。心理学的にも自信をつける効果があるのです。
しかも、目の前では実際に凄いことが起きたのです。
この言葉は自信をつける正しい方法だと証明されたようなものです。
もうプロジェクトは怖くなくなりました。
「I can do it」
私は魔法の言葉を手に入れたのです。
*** この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
http://tenro-in.com/zemi/69163
天狼院書店「東京天狼院」 〒171-0022 東京都豊島区南池袋3-24-16 2F 東京天狼院への行き方詳細はこちら
天狼院書店「福岡天狼院」 〒810-0021 福岡県福岡市中央区今泉1-9-12 ハイツ三笠2階
天狼院書店「京都天狼院」2017.1.27 OPEN 〒605-0805 京都府京都市東山区博多町112-5
【天狼院書店へのお問い合わせ】
【天狼院公式Facebookページ】 天狼院公式Facebookページでは様々な情報を配信しております。下のボックス内で「いいね!」をしていただくだけでイベント情報や記事更新の情報、Facebookページオリジナルコンテンツがご覧いただけるようになります。