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メディアグランプリ

時間は操れるものなのかもしれない


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:栗原あゆみ(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
時間が足りない! よくそう思うことがあります。
今日もそうでした。今日は日曜日。仕事も休み。時間はたっぷりあったはずでした。
なのに気が付くと、空は茜色……。
 
やりたいこと、やらなければいけないことがたくさんあることも、時間があっという間に過ぎてしまう原因の一つだけれど、どうも私の場合はそうではないように思います。
 
私は、何もしないで、ただただ雲が流れていく空を眺めているのが好きです。リラックスしているので気が付くとウトウトしていることもよくあります。そして、目覚めてはまた、空を眺めるという、なんとも贅沢な時間の過ごし方が好みなんです。
好きなことなので、意識していないと、どうしてもぼんやりと時間を過ごしてしまう。これが、私の「気が付くと夕方になっている現象」の大きな原因なんです。
 
そんな私でも、なぜだかサクサクと物事が進んでいくこともあります。そんな時は、「時間は水のようなんだな」と感じます。水が川に流れるように、何もしなければ時間も自分の前を流れていきます。水が天と地を循環しているように、時間は朝と夜をクルクル繰り返しています。まわりまわってくるけれど、自分の前を通り過ぎるときは、まったく同じものでないところも同じだなと思うんです。
 
サクサク物事が進むとき、私は必ずあることをしています。
それは「何時から何時まで○○をする」と決めることです。こうすると自分ではどうすることもできないと思っていた時間を自分の好きなようにコントロールできるように感じます。
川の水をマスでくみ上げると、水を手の内におさめられるように、時間もマスの中に入れてあげます。時間をあえて区切ることで、マスの中にいれてあげることができるんです。
 
マスに入れるときのポイントもあるんです。水を大きなマスに入れると重くなって持てなくなったり、動かせなくなりすると思います。時間も大きなマス、つまり長い時間に区切ると、結局ぼんやりすごしたり、効率的に作業ができなかったりと、扱いきれなくなってしまいます。私は、一時間くらいの小さなマスがちょうどよく感じています。
 
マスを決めたら、それをオーバーしないように作業する点も、ポイントかもしれません。オーバーすると水ならあふれてしまいます。だけど、絶対一秒もオーバーしないとなると、堅苦しくなって、私はやめたくなってしまいます。なので、水が表面張力で保たれるくらいのオーバーならオッケーというのが私のルールです。
 
ひとつのマスが終わったら、必ず休憩を取るようにしています。トイレに行く、少し目を閉じる、お茶を飲むなど、この少しの休憩が次のマスの効率アップにつながっています。
それに、ひとつ気がついがことがあるんです。たとえば、一時間で終わらないことを、いくつかに分けたとします。一時間やった後に、休憩して、次の一時間をやりたくなってしまいますよね。
 
たけど、あえて、他のやらないといけないことと交互にしてみた方が、最終的に効率よく進み気がします。
 
自分にとっての時間のコントロール方法なので、時間の使い方のうまい人から見ると「まだまだだね」と思われるような方法かもしれません。だけど、自分で実感し、自分で発見したこの方法を大切に使っています。
 
ですが、いつもいつも、この方法で物事をこなしているわけではないんです。もちろん、使っていれば、効率もよくて、スムーズにいろんな物事が進むことはわかっています。だけど、疲れちゃうんです。もともとゆったり生きていたいので、効率よくいきることは、あまり望んでいないようです。
 
平日はマイペースにゆっくりと過ごして、土曜の5時から8時の間を超絶有効活用しています。洗濯機を回す、洗濯を片づける、洗濯を干す、朝ごはんを作る、トイレとお風呂の掃除をする、そして、自分の時間もちゃんと取れるんです。
 
週末やらなければならないことをサクッと終わらせて、自分の時間を堪能できるのは、主婦にとっては至福の時間のはず。私はこのおひとり様時間がなければ、次の一週間を鬼のような形相で過ごさなければならなくなります。なので、この時間ばかりは、人が変わったようにテキパキと物事をこなしていく。
「やだ、私ってすごい」と自画自賛も忘れないのが、おすすめかもしれないです。作業スピードに拍車がかかり、更に効率が上がります。人って単純だよなとこんな時思うのですが、私だからでしょうか……。
 
時間がコントロールできるようになると、時間は有限だけれど、無限でもあるかもしれないと感じられるかもしれないですよ。何も決めず、ただ漠然と作った夕食にかかった時間は一時間なのに、30分で作るときめると、時間内に料理が完成するし、なんなら一品多く作れたりすることもあるんです。誰にでも平等に同じように流れていると思っていた時間が、意識するだけで、流れるスピードを変えることができると思うと、魔法使いみたいですよね。
 
 
 
 
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2019-04-24 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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