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メディアグランプリ

初めて皇居ランした時のメチャクチャ感動した話


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:テラニシ ヒロキ(ライティング・ゼミGW特講)
 
 
「うっわーーーー めっちゃキレイやん!!!!」
 
これが初めて皇居ランをした時に、霞ヶ関〜丸の内のビル群の夜景を見た時の感想だった。
 
2013年に転勤で東京に来た時から、丸ビルの中にある名古屋商科大学大学院ビジネススクールに2年間通っていた。その時の仲間が講義の前後に皇居ランをしていた。
 
正直、平日も仕事の後に講義の準備をして、土日の講義本番でヘトヘトになる程議論したりレポートを駆け込みで提出したりしていたので、ランニングするなんて、彼らをまるで超人か変人扱いしていた。
 
しかし、大阪出身であり、転勤前は名古屋に長く住んでいた自分としては、皇居ランが東京在住の象徴的イベントにも感じられ、いつか走ってみたいなとは思っていた。
 
「一周がぴったり5キロ」と聞いてはいたが、実際どのコースを走ればそうなるのか、どこで着替えると良いのかなど、ネットで調べればわかるかもしれないが結局のところ1人で走る勇気がなかったので実現できていなかった。
 
そんな中、ランニング仲間ができて、誘ってもらうことができたので、ある日の仕事の後初めて参加することができた。
 
集合場所となったのが、JR神田駅の西側にある飲食街を抜けた先にあるラフィネというランニングステーションだった。当時、まだ土地勘がなかったので、言われるがまま集合し、どこに皇居があるのか? と思った。
 
雑談しながら何分か歩いて大手町の合同庁舎のビルの谷間を抜け、道路を渡った竹橋付近に到着した。そこにお濠のようなものがあり、ランナーが左から右方向へと走っていた。そう、皇居の周りは反時計回りで走るマナーのようなものがある。我々数人のグループも軽く準備体操と、経験者からのワンポイントアドバイスを受け、いよいよ初めてとなる皇居ランがスタートした。
 
当時、いま使っているようなGPS機能付きのランウォッチなど持っておらず、1キロをどのくらいで走るのが良いかなども知らなかったので、アプリを起動したスマホを短パンのポケットに入れて走り始めた。
 
そこからのスタートだと、いきなり緩い上り坂だった。東京って意外とアップダウンがあるとは聞いていたが、皇居の周りもそうだということを初めて知った。
 
途中道幅が細いところもあり、後続から抜かしていくランナーへの考慮もしながら走り始めた。ところどころに皇居警備の警官の詰所があったり、皇居北側の乾門のあたりの警護がされている場所があったりと、さすが皇居だと思った。
 
このあたりの道幅が一番狭く、横に並んで走るのは難しい場所を通過したら英国大使館、千鳥ヶ淵となる。
 
まだ半分も来ていない。ペースにもよるが、初心者だった私には結構きつかったのを覚えている。でも、半蔵門まで来たらあとは下りなので、少し楽になる。
 
道路の向こう側に明るい建物があり、国立劇場、最高裁判所と続き、建物の間から国会議事堂がチラリと見える。東京に住んでいてもなかなか用事がない建物ばかりで、名前だけ知っているそれらの位置関係を知ることができたので、まるで、はとバスツアーに参加しているかのようだった。
 
少し上がった息を整えながら、下り傾斜のコースを進んでいくと警視庁の建物が見えて来た。テレビの刑事ドラマでよく見るあの建物だ。
 
その時、ふとコースの左手前方を見ると、丸の内周辺のオフィルビルが一望できるではないか。
 
「これが東京か」
田舎者感全開である自分に笑えた。
 
桜田門を抜け、初めての皇居ランもいよいよ終盤となる。
コースは直線となり、40分ほど前にスタートした場所に戻って来た。初めての皇居ランはこうやって終了し、ポケットに入れていたスマホのアプリを見たら、本当にぴったり5キロの距離だったのには驚いた。
 
東京のど真ん中にいて、信号で止まることなくこの距離を走り続けることができるなんて本当に素晴らしい。
 
そのあとはお楽しみの、一緒に走った仲間との「軽く一杯いっとく?」である。もちろん一杯で終わることはなく、盛り上がるのは必至なのだが、これがまた楽しい。
 
今でも毎月一度のペースで仲間と集まって皇居ランをしているが、初めて走った時の感動は今も鮮明に覚えている。
 
譲位により皇居にお住いの天皇陛下と元号が変わるが、皇居はそのままあり続けるし、来年の東京オリンピック・パラリンピックでこの街の素晴らしさが改めて世界に知れ渡ることになる。この素晴らしいランニングコースをまだ走ったことがない方はぜひ一度試して見て欲しい。
 
ちなみに、皇居の周りには何箇所かランニングステーションがあり、私も今は日比谷にあるランステを利用しているが、初めての方は是非今回ご紹介したコースを走ることで同じ感動を体験いただけると思うのでオススメしたい。
 
 
 
 
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2019-05-01 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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