何が書きたいのかわからないのにライティング・ゼミに申し込んでみた
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
【6月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《平日コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:小倉真紀(ライティング・ゼミGW特講)
いきなりだが、「天狼院」という名前を聞いたことがあるだろうか。
私ははじめ、書店だなんて思わなかった。
だって初めてその名前を目にしたのは、フェイスブックの広告で、
「人生を変えるライティング教室」とうたっていたのだ。
通信講座か何かだと思った。
でも1クリックしてみたらどうやら書店らしいとわかった。
最近は変わった本屋が多いから、まあそんな風変わりな本屋があってもおかしくはないか、ぐらいに思って、気になる存在になっていた。
それでも最初は受講することは考えていなかった。なぜなら、自分が文章を書くことなんてそうないと思っていたからだ。
数か月過ぎてまたフェイスブックで広告を目にした。今度は「GW特講」だという。
だらだらやるより一気に学べるならいいんじゃないかと思った。
相変わらず文章を書くことはそんなにないが、自分のビジネスを考えたときにアウトプットを増やす必要性があった。増やしたかった。どうせアウトプットをするなら、人様に読んでもらいたい。人様に読んでもらうなら、つらつらと自分の考えを書き連ねるだけでなく、きちんとライティングのお作法にのっとった方がいいだろう。
そんなことを考えて申し込んだ。
だが、自分がばかだった。
「特講」ということもあり、毎回の課題の締め切りがタイトすぎる。毎日1つ、2000文字の文章を書いて提出。
しかも、自分のスケジュール管理能力のなさにも追い詰められた。
せっかく申し込んだのにほとんどリアルタイムで受講できない。担当の人に聞いたら、実際にその講義を受講していなくても書いて提出していい、むしろ提出したほうがいい、と言われた。
にもかかわらず、私は初回の締め切りの日、パソコンのない環境にいた。
本当にばかだったな、と思った。それでもなんとか書こう、書きたい、と思った。
ここで、もう一つ困ったことが起きた。それは、何を書いていいかわからないということ。
アウトプットを増やしたいとか思っていたくせに「何をアウトプットするのか」という部分がふわっふわだったのだ。「書きたい」「何書こう」「何書けばいいんだ」「ネタなんかない」ということを考えて、結局いざ書き始めたのは、GWも後半になってからだ。
もったいない、と世間は笑うかもしれない。
ここまで書けなかったら諦めてしまう人の方が多いのかもしれない。
でも、逆にここまで来ると、「スタートからこけてるんだから、これ以上の失敗なくない?! 」という気持ちになった。
この、とりあえず書けないなりに「書けない」という事実を書いてみたらどうだろうかというこのチャレンジが、正しいかどうかはわからない。
でも不思議と、あんなに「書くことがない」と思っていたのに、「書けないということを書こう」と決めたら意外と手が動く。
どうやら、やはり「書く」ことは楽しいらしい。何が正解かはわからない。
自己満足かもしれないが、せっかくの機会だから、やってみた。
やってみてわかったことはもう一つ。まとまった文章を書く、といったとき、2000字というのは案外長いということ。読むにしても書くにしても、2000字というのは思っているより、やや長い。「むっちゃ長い」というほどではないが、勢いだけで書ける量ではない。小学校や中学校での作文を思い出す。400字詰めの原稿用紙5枚の課題だと意外と書けない。3枚くらいがちょうどよかった。書きたいことを一通り書くと3枚目でだいたい終わる。でも課題は5枚だから、なんとかつぎ足したり、一旦途中の部分を消して書き直してみたり、より長い文字数の言葉で表現してみたりと苦心したことが思い出される。
ということはつまり、私のライティング力はまだまだあのころと変わっていないということか。
テクニック的なことを学ぶのも必要だろうが、やはり「何を書きたいか」つまり「何を伝えたいか」という部分にもう少し丁寧に向き合っていく必要があるのだろう。「私心なかりしか」という言葉がある。アウトプットをするときには「自分のため」であってはならないのだろう。「何を」が思いつかないなら「誰に」を設定してみるのもよい。次はそこを実験してみよう。
まだ受講途中。ライティングのお作法とやらはまだまだわからない。
専門的な用語はいくつか教えてもらった。ここからいくらかでも成長できたらと思う。
きっとやること自体に意味があると信じて。
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