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メディアグランプリ

ライティング・ゼミはカリン塔


 
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:芦野 雅代 (ライティング・ゼミ日曜コース)
 
また、あの夢を見た!
 
子どもの頃から続く、今では数年に一度見る夢だ。
それは私が悟空と一緒にカリン塔に登る夢。
ドラゴンボール世代の私は、悟空と一緒に育ったと言っても過言ではない。
 
カリン塔をごく簡単に説明すると、カリン塔というのは、ドラゴンボールに出てくる果てしなく高い塔で、頂上には神様が住んでおり、頂上にたどり着けた者は、神様に何倍も力を強くしてもらえるという伝説がある。
もっと強くなりたいと、子どもの悟空が登るのだ。
カリン塔に住んでいる神様というのは、仙猫カリンという猫の仙人。
仙猫カリンは、「超聖水」なる水を賭けて悟空に修行をつけるのだが、実は「超聖水」は、ただの水である。
力を強くしてもらえるという伝説は、実は自らが果てしなく高いカリン塔をひたすら登るという過程で足腰が鍛えられ、仙猫カリンから「超聖水」を奪うために闘う過程で強くなるというオチなのだ。
 
思い返せば、浪人時代にこの夢をよく見た。
美術系の大学を目指していたため、センター試験の対策の他にデッサンなどの実技試験にも備えた。学力を上げるのもデッサン力を付けるのも毎日コツコツと積み上げるしかなかった。「これさえやれば合格する」などという魔法があるはずもない。
自らが努力を重ね、力を付けるしか方法はないのだ。
ズルはしないで、コツコツ頑張っている時に、自分の中の潜在意識がカリン塔の夢を見せてくれたのかもしれない。
 
そのまま進め。
努力の課程で力がつくと。
 
私は自分で自覚している性格のうち、短気で飽きっぽく何事も長続きしないという反面、実は根が真面目で、努力家の一面がある。
 
今頃になって、なぜまたあの夢を見たのだろう……
 
私は今、天狼院書店のライティング・ゼミを受講している。
受講の理由は明確で、単純に商業ライターとしてのスキルをあげたかったからである。
現状、デザインや校正の他にライティングの仕事を請けることもあるが、自分はライターであると言えるレベルにはないと感じている。自営業者なのだから、ライターであると名乗って仕事を請けてしまえばいいだけかもしれないが、クライアントが求めるレベルに達していないという自覚が罪悪感を生むのである。
 
そこで、プロも通うという天狼院書店のライティング・ゼミならば、ライターという肩書きを持つことに自信が持てるのではないかと思い受講を決めたのだ。
 
文章というのは、誰にでも書ける。
その文章でプロになろうとしているのだから甘い世界ではないのは覚悟の上だ。
 
毎回の講義では、頭を殴られたような感覚に襲われたり、猛烈に共感したりと非常に学び深い時間を過ごしている。
 
だが、ライティング・ゼミを受講しただけでは、ライティングはうまくならない。もちろん文章が上手くなるためのテクニックや心構えは学べるが、やるのは自分自身だ。
毎週提出の2000字の課題に挑戦する為に、書いて書いて書きまくるのだ。
ABCユニットを作って、文章の構成を考える。途中でまとまらなくなってボツにしたり、自信作が書き上がって提出するだけという直前で、他の受講生が提出した文章とあまりの内容のかぶりっぷりにボツにしたこともある。
 
ライティング・ゼミが始まってからというもの、頭の中では常にあらゆるものをABCユニットに当てはめている。
そして、渾身の作品を提出するのだが、フィードバックでは容赦なく弱さを指摘されるのだ。
Web掲載になった時は嬉しさを感じるのと同時に、次回の課題へのプレッシャーに襲われる。
 
これは、過酷で孤独な修行だ。
 
ライティング・ゼミとは、カリン塔に登るという修行と同じなのだ。
 
カリン塔に登ることで足腰が鍛えられるように、毎週提出の課題を出すために、書いて書いて書きまくる努力の過程で文章力が身についていく。
 
ライティングゼミがカリン塔なら、講師の三浦さんは、仙猫カリンである。
ライティングに大切なことの中に、経営やほかの分野のビジネスにも通ずるような内容が詰まっているのだ。
私のような、人生に迷える受講生を導いてくれる、なんでもお見通しの仙猫カリンのような存在だ。
 
三浦さんは、講義の中で、課題提出をしても、初めのうちはどんどん落ちていいと言う。
そのまま進め。
努力の課程で力がつくと。
 
さらに、天狼院書店には、「超聖水」なる、ライティング・ジンがあるという。ライティング力が上がるという特別な力があるジンではなく、それはそれは、とても美味しいジンらしい。
 
私は、いつか、天狼院書店へ行って、「超聖水」を飲もうと決めた。
その頃にはきっと、書いて書いて書きまくって文章が上手くなっているに違いない。
 
ただし、現在、妊娠5か月である私は、お酒を飲むことが許されない身。
秋には出産という人生において何度も訪れることのないであろうビッグイベントが待っている。
その後1年か2年かわからない授乳期を終え、さらに北海道から飛行機に乗って、空港からリムジンバスで池袋まで行って「超聖水」を飲むという道のりもまた、カリン塔のように長くて険しい道なのかもしれない。
 
やはり、単なるジンでも「超聖水」ならば、簡単には手に入らないものなのだ。
 
 
 
 
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2019-05-16 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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