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メディアグランプリ

ABCユニットとはモンスターボールである


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:結珠(ライティングゼミ・平日コース)
 
 
「なんだ、ABCユニットって謎掛けじゃん」
 
「ABCユニットは謎掛けとは構造が違います」
 
「うわ、見透かされてる!」
 
第一回のライティング講座の最中、自分の早合点をすっかり見透かされ、悔しさを感じながらもワクワクしている自分に気づいた。ライティングとABCユニットの奥深さと、この講座を通して自分の思いを表現する事が出来るようになるという予感を感じた瞬間だった。
 
そもそも、この講座を受講する前の私は「迷っていた」
大学卒業後、就職せずに新卒で青年海外協力隊に参加し、2年間を途上国でボランティアとして過ごした。帰国後、日本の伝統や歴史を肌で感じられる場所で住みたいと思い立ち、京都に移り住んだ。すべて、自分の好奇心に従ってやってきた。
しかし、そこで立ち止まってしまったのだ。
 
途上国で過ごした2年間は日本にいては出来ない貴重な経験だった。
しかし、帰国後に具体的にどう活かせるかは未知数な面がある。
 
「2年間のブランクがあると取られることも多いし、海外での生活に慣れたことで日本社会に迎合しにくくなる人もいる」
 
先輩隊員の話から、こういった話を聞くこともあった。
自分がまさにそういう状況に置かれていることに気づいたのは帰国後、新入社員として入った会社を3ヶ月で辞めることになってしまってからだ。
 
多くの選択肢に迷い、社会人として大きな挫折をしてしまったことで広大な原っぱで1人路頭に迷っているような感覚に陥ってしまった。
やりたいことが見つからないというよりは興味のある事はいくつもあるが腰を据えて1つの事に取り組むという覚悟が無く、何から始めたらいいかが分からないまま悩み続けていたのだ。
 
そこで、このままではいけないという危機感からまずは自己分析として自分の過去を掘り下げてみたいという思い、京都天狼院で「平成自分史ライティング講座」を受講した。
ワークショップを通して自分のこれまでの経歴、仕事の辞職などのネガティブな出来事も全て書き出し、同じ参加者と共有した。
 
そして、足りなかったものに気づいた。
自分の経験や感情を形にして表現する機会が足りなかったのだ。
自分自身でも気づいていない自分が本当に大切にしているものは何か、考えの傾向や思いとは。これらを文章にして自分のものにしないことには、ずっと同じところで悩み続けてしまうだろう。
ライティングを通してそういった頭の中の感性を表現する事ができるようになるという期待を持ち、その数日後にはライティング講座への参加を申し込んでいた。
 
そして、第一回目の講義。
三浦さんからの講義が始まり、ライティング講座は「2000字の文章を最後まで読んでもらう可能性を高くする」こと、つまり、コンテンツ化する事が目標だということを共有し、ABCユニットに関しての説明が進んでいった。
そして、講義の中で自分の早合点を図らずも見抜かれ、ライティングの奥深さに好奇心を揺さぶられたときの感情にふと既視感を覚えた。
 
「ライティングってポケモンみたいじゃないか」
 
そして、ABCユニットはモンスターボールに似ていると思ったのだ。
ポケモンとはポケモンをモンスターボールで捕まえて育てて、他のトレーナーや野生のポケモンたちと戦いながら冒険を進めていくゲームである。
この過程は、ABCユニットを使って文章を生み出す過程ととても似通っている。
 
ポケモンのゲームでは、オーキド博士というポケモンに詳しい博士にポケモンとモンスターボールをもらい、初めて自分の村を出てる野生のポケモンに出会い、捕まえて育てる。
ライティングでは、言葉にできていない自分の思いや感性を文章にしていく。ABCユニットは、自分のモノになっていないその思いを捕まえて、育てて表現としてするために必要な入れ物なのだ。
そして、三浦さんはさしずめオーキド博士といったところだろう。
私達にABCユニットを授けてくれて、これからライティングを学んでいくための道を教えてくれる人だ。
 
まだ、ライティング講座は始まったばかりだ。というか、1回目の講義が終わったばかりだ。
講義を聞き終えた時、ポケモンをゲットするモンスターボールがあるということを知っただけで、捕まえ方も育て方も知らない。
今、こうして自分の思考やアイディアの草原に繰り出して、ABCユニットでそれらを文章にして捉える挑戦をすることで始めて冒険に出ることになるのだ。
そして、今書いているこの文書は私にとっての初めての仲間となり、これからのライティングという冒険の第一歩になるのだ。そして、その形になった文章という仲間たちは私の人生の冒険にも心強い味方になっていくだろう。
他人の文章を通した思いや感性に触れて強くなるかもしれない。しかし、意見の対立や自らの弱さに気付かされ、打ちのめされ、目の前が真っ暗になることもあるかもしれない
しかし、ABCユニットを使って生み出した文章たちは私の大切な感性であり、仲間であるのだ。
 
「よし、君に決めた!」
そう言って私はこの記事を提出し、ここから自分の思いを文章に表現するライティングの冒険に出発しよう。
 
 
 
 
***
 
この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
 

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2019-06-19 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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