行動力を10倍アップする方法
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
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記事;ヒロ(ライティング・ゼミ日曜コース)
昨日、サックスの演奏会で、ビリージェルの「素顔のままで」を演奏してきた。僕の大好きな曲だ。
「休日は何をされていますか?」
「サックスを習っていて、カラオケボックスで練習しています」
「いいですね。昔やっておられたんですか?」
「いえいえ、最近始めたばかりです」
「えっ!なにか特別なきっかけでもあったんですか?」
サックスの話をすると、いつもこんな会話で始まる。
1年前、JAZZフェスを見に行ったとき、アマチュアバンドで全くカッコよくもなく、ちょっと疲れた風の親父が、演奏を始めると急にキラキラと輝いて見えたのがカッコよくて、いいなと思ったことがきっかけになった。
でも、いいと思っても、実際に実行に移さないケースが本当に多い。
ダイエットや英語学習、読書や趣味のサークル、いいと思っていても行動をおこさないのだ。
以前の僕ならば、サックスを始めることはなかったかもしれない。その頃引き寄せや、心理学を学んでいたことが幸いした。脳は、現状維持が大好きだ。いいなと心が動かされても、しばらくするとやらない理由を考え始める。
「今から始めても遅すぎる」「時間がない」「お金がない」「周りの理解が得られない」など、やらない理由がいくらでも出てくる。しかしこれは本当の理由ではない。出来るだけ現状を変えたくないという脳のクセが出てきているだけの話なのだ。
そこで問題を解決するテクニックがある。一つは、最初の一歩をその日のうちに実行することだ。僕の場合は、地元でサックスを習える教室があるかどうかをチェックした。
いいなと心が動いたことに気付いたら、そのまま流さず、なにか行動につなげることが大切だ。それはインターネットで調べるでも、ノートにメモしておくだけでもいい。結果は全然違ってくる。
それでもしばらくすると、やらない理由が頭によぎってくる。2つめのテクニックとして、それを打破するキラークエスチョンがある。「どうする自分が好きか?」という問いだ。
メリットとデメリット、実現性、影響度など左脳的な判断軸で検討していくと、やる価値が必ずしも明確でないという結論になり、やらないことになりやすい。
そんなとき、この問いはとても有効だ。自分の心の底にある感情に気づくことができる。その感情を理解した上で判断することがとても重要だ。
サックスを習うということは、それなりに高額の楽器を購入する必要が出てくる。練習も継続的にしないといけないので時間的にきついし、今から練習しても上手くなるかわからないなど、やらない理由はいくらでも出ていくる。そこで「どうする自分が好きか?」を使って、自分に問いかけてみた。
「楽器が演奏できるようなりたい」「人前で演奏してみたい」
大人になってから、楽器をやっておいたらよかったと思って過ごしてきた自分に気がついた。そして楽器を練習している自分が好きと思えたのだ。
サックスを始めて、ちょうど1年。実際のところ、まだ上手というレベルにはなっていない。というより下手だ。演奏会とっても、音楽教室の生徒の発表会に過ぎない。ところどころ指使いを間違え、音を抜かし、いくつもミスもあったが、それでもピアノ伴奏に乗せて、サックスを吹くことはとっても心地よかった。
下手から数えて3番目か4番目だから、本当はもっと反省し、恥ずかしいと思うはずのところかもしれない。
そんな時、行動力をアップさせる3つめのテクニックがある。心に言い聞かせる「今年の目標は恥をかくことです」というフレーズだ。やりたいことをどんどん実践していったら、当然うまくいかないこともたくさんある。「恥ずかしい」「ダメだな」などネガティブな感情をふと湧き上がることもあるだろう。
そんな時、このキラーフレーズをつぶやく。そうすると恥ずかしいと思ったことがマイナスでなく、目標を一つクリアしたプラスの出来事になる。
サックスの発表会に参加するのは、今回で2回目だ。1回目に参加したときは、ドレミファソラシドの音がようやく出せるようになった時に参加した。
まだ充分練習できていないから、参加を見送る選択肢もあったかも知れない。
そんなとき、「今年の目標は恥をかくことです」という言葉は、とても勇気づけられる言葉だ。この言葉は、行動することが何より重要だということの裏返しでもある。行動して、結果を振りかえり、次に活かせば、全く問題はない。
1回目に参加したからこそ、しっかり練習するようになったし、2回目が良くなったと思う。ずいぶん長い曲が吹けるなり、音が裏返ることも少なくなった。
僕の今の目標は、バンドを組んで、ライブで演奏することだ。
自ら楽器を演奏したり、歌を歌ったりする人が増えて、いつも週末にはどこかでコンサートが開催され、動画がライブ配信され、会場でも家でも、音楽を楽しめる。自分住んでいるところをそんな街にする。心の中に、そんな夢が広がっている。
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