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「子育てがしんどい」……そう感じてしまうときは……


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:貴子(ライティング・ゼミ特講)
 
 
「お母さん、自分でやらんと
出来るようにならんよ」
「でも、説明書読んでもイマイチなんやもん」
「だから……」
 
そんな会話をしている
今週の土曜日。
 
私は、昔から機械に弱く
説明書を読んでも
上手く出来ないことが多いので、
インターネットの接続やプリンタの設定などを
子供にお願いした。
 
子供は地元を離れて暮らしているが、
私のSOSを受けて
今、我が家でパソコンを触っている。
 
「ありがとう」と言いながら
子供が設定をしている間、
子供のために美味しいご飯をたくさん作る私。
 
その時に
一番しんどかった子育てをしていた時期の私に
「おーなり由子さんの絵本」をプレゼントしながら、
 
自分をぎゅっと抱きしめて、
「ずっと頑張ってくれてありがとう」と
言いたい気持ちになった。
 
子育てって
「初めて参加するマラソン」みたいだと思う。
 
私は子育てがしんどくて
どうしていいのかさえ判らずに、
毎日毎日泣いていた時期がある。
 
私は結婚するまで、
福岡以外で暮らしたことがなかった。
 
結婚してすぐに沖縄で暮らし始めて、
授かった二人の子供。
 
両親も友達もいない環境の中で
初めて暮らす沖縄の暮らし。
 
「沖縄って楽しそう」最初そう思っていたが、
「食べ物、言葉、時間の考え方全てが違う中で
暮らすのは旅行とは違うんだ」と
気付くのにそう時間はかからなかった。
 
その中で
子供の突然の発熱やずっと続いた夜泣きなど
初めての育児は、
どうしていいのかさえ判らないことが続く日々。
 
子供が一人泣くと
もう一人も泣き、私も一緒に泣いていた。
 
でも、今ならあの時の私が
どうすれば良かったのかが判る。
 
そして、あの時間が本当は
すごく大切な時間だったのだということも
今なら判る。
 
それを教えてくれたのが、
「おーなり由子さんの絵本」
 
私の宝物だ。
 
この絵本が大好き過ぎて、
子育てに悩んでいる知人がいると
ラッピングをしてプレゼントしたくて
10冊もまとめて買ったくらい大好きな絵本。
 
言葉一つ一つが優しくて
見ているだけで心が軽くなり
しっかりしたメッセージが元気をくれる
そんな大好きな絵本。
 
私は、子供が生まれたとき
「子供を私が守らなければ……」と思っていた。
 
だってこんなに小さい弱い存在だから、
「私が頑張らなきゃ……」と無意識に思っていた。
 
あの頃の私は怖かったんだと思う。
 
「子供たちを本当に守れるのか」と。
 
そして「私が頑張らなきゃ……」と
思えば思うほど苦しくなってしまっていた。
 
だけど今、
「子供たちを守らなきゃと
思わなくても良かったんだ。
 
もっとたくさんの人に
「助けて」っていいながら、
一緒に泣いて
一緒に笑って
時には怒っても良かったし
そんな自分を責めなくても良かったんだ。
 
全部自分のこと許せていたら
もっと子供のことも愛せていたし、
 
子供の失敗も
笑って許せていたんだろうな」と
少しだけ心がチクっとしながらそんなことを思う。
 
下の子がしっかり自分で歩き始めて
毎日一緒に公園に行けるようになった頃、
私にも子供にも友達が出来て
しんどいことばかりではなかったことも
思い出しながら。
 
マラソンに初めて参加するときって、
他の人は軽やかに走っているように見えたりする。
 
ゴールにたどり着けるのか不安になり、
しんどさがずっと続くような
そんな気持ちになったりもする。
 
だけど、
「マラソンに参加しようと決めたのは自分だ」と
思い出せばその時間を楽しめたりもする。
 
あの頃の私のように
「子育てがしんどい」そう感じてしまっている人も
いるかもしれません。
 
だけど大丈夫。
 
きっと大丈夫。
 
私たちはいつだって
自分でいろんなことを選んで生きています。
 
だから何かが違うと思えば、
そこで選び直すことも出来ます。
 
大切なことは、自分が気付くこと。
 
そのためにこの「おーなり由子さんの絵本」を
子育てしているお母さんたちに
ぜひ読んで欲しいと思っています。
 
お母さんが幸せになることが
子供たちが幸せになる一番の近道だと思うから。
 
 
 
 
***
 
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2019-08-15 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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