あなたの中の何かが覚醒する荒行事 ライティング・ゼミ9日集中コースの魅力
*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。
人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜
記事:山本和輝 (ライティング・ゼミ 夏休み集中コース)
最後の課題投稿は、Web掲載や課題提出のことを考えず、すこし落ち着いてこのライティング・ゼミで得たこと、考えたことを整理してみたいと思う。
なので、この文章で設定した読者ターゲットは、9日間のハードワークを一緒に乗り切った皆さん、もしくはこれからライティング・ゼミを受けようかと考えている人向けにも設定して書いている。
最初に結論を言っておくが、わたしはこの9日間集中コースを受けてとても良かったと思っている。講義や課題提出の間が空かないことで、とにかくメソッドに忠実にやることに集中できたし、新しいロジックを取り入れるためのプラクティスも沢山できたからだ。
他の参加の皆さんも同じだと思うが、このハードワークを最後までがむしゃらに走っていると、いろいろと気づくことが出てきて、とてもためになったと思う。
私自身の気づきを列挙して、このライティング・ゼミの魅力を振り返ってみたいと思う。
まず最も重要な点だが、自分の中に記事にする材料がとても乏しかった事に気づかされた。
どんな作り物にも必ず材料が必要。その材料をもっと蓄積して、いつでも取り出せるようにして、切ったり貼ったりしながら頭の体操をやっておかねばならないということ。
そんな事を24時間、習慣的にやっていれば、もっとよい材料とその組み合わせを発見できそうだし、とても日常が楽しくなりそうだ。私はきっと、明日からメモ魔になることだろう。
それに関係することだが、このゼミが期待する「読者メリット」を提供する話題がなかなか見つけられなかった。きっと、私自身が日常の生活に追われ、ものの見方が文化的、情緒的でなくなっているのだろうと思う。人間は感情で動く。メモを取りながらも、自分や人の感情の動きを見つめてみたいと思った。
自分の仕事に関係することならメリットも設定しやすくなるのだが、それについて実際に文章を書いてみると、本当に読み手のメリットになっているのか疑問に思えてきた。よい振り返りになったように思う。
次に気づいたことは、最初のアイディア出しや、全体のプロットを考える時は、キーボードよりも、手書きが自分にとってフィットしているということだ。キーボードで書くより、素直に言葉が出てくるこの感覚が体感できたのは意外でもあり、新しい収穫だった。
問題は自分の書いた文字が自分で判別できないほど字がヘタなことだが、誰か字が上手くなる凄いペンをご存知の方、ぜひ教えてほしい! そしてネタ帳にするお気に入りのノートと、ペンを見つけ出すという楽しみができた。
好きなもの、こだわっているものについてのライティングで、意外と知っている情報が浅いということにあらためて気づいた。知ってはいても、説明はできないというやつだ。
自分の好みやお気に入りになるには、理由や経緯があったはずなのに、それが簡単に思い出せない。言語化、文章化していないと忘れてしまうようだ。文章を書くということは、そのときの自分を書き留めることでもあるなと思う。老化対策にも役立ちそうだ。
自分に起きた過去の記憶を辿って、ストーリーをつむぐ楽しさを感じられた。昔の心に残っていること、感動したこと、悲しみにくれたことなど、思い出して時系列に並べていく作業だけでも面白い。そしてその場面場面の記憶を辿ると、意外に鮮明にそのときの記憶がよみがえってくるものだ。これはとても素敵な体験をした。
フィジカルな要因によって、思考のスイッチが入る体験を、ライティング中にできたこと。一旦スイッチが入ると、アイディアが次々とつながり、文章の中にあえて書くこと、削ることなどの仕掛けをつくることや、盛り上がりをつくることなどにも考えが働くようになる。今回は、ほんの部分的にしか、そういったモードにならなかったのが残念だった。もう少し記事制作の機会が欲しかった。
同じ目的、関心を持ったコミュニティという体験があった。集まった人たちが、とても良い空気を醸し出していた。もっと他の人の作品を読んで、感想を交換するなどしたかった。Web掲載基準のジャッジがあって、スタッフのコメントは見ることができるが、受講者同士の横からのコメントは無かった。どこが好き、どこに感心した、というだけでも意見交換できたら、このコミュニティへの参加者のロイヤルティはもっと向上するように思う。
また、要望がかなうのなら、1ヶ月集中コースで、課題提出が15回ぐらいのペース、途中参加者同士の交流イベントなどあると、受講者同士の意見交換や励まし、講義内容の消化がペースよくできるように思う。
とまあ、思いつく限り書いてみたが、心残りも沢山ある。
もっと講義内容を反映した記事を書きたかったし、もっとたくさん批評もして欲しかった。
文章について人のフィードバックを受ける機会というのは、意外に少ないので、とても貴重な企画だなと思う。たぶん、また近いうちに、時間の合うところで、また締切りに追われてヒーヒーしに行くと思う。そのときは、またよろしくお願いします。
あらためて、天狼院書店のスタッフの皆さん
9日間集中のライティング・ゼミという、大変素晴らしい体験をありがとうございました。
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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
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