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移住5年目の私がこっそり教える佐賀のヒミツ「飲みの〆にはパフェが定番の理由」


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:門脇 恵(ライティング・ゼミ 日曜コース)
 
 
飲みの〆にはラーメン。
という話はよく聞きます。
九州といえば、豚骨ラーメン。
もちろん、佐賀でも飲み会の〆には九州らしく豚骨ラーメンを食べに行ったりします。
だけれど、佐賀には一風変わった〆方があります。
 
なんと、パフェで〆るんです!
 
そんなまさか。
飲んだ後にパフェなんて。
またまた冗談を。
そんなの女子だけの定番でしょ?
そう言いたい気持ちもわかります。
 
ところが、私は見てしまったんです……。
 
飲み会の後に女子はもちろん、スーツを着たオジサマたちまでもがフルーツパフェを食べる姿を。
それも、数種類のアイスと輝かしいフルーツたちがこんもり乗ったフルーツパフェをぺろりとオジサマたちまでもが美味しそうに食べる姿を。
というか、佐賀ではそれが日常的に見られる普通の風景なんです。
 
その光景は私にとっては、最初はアンベリーバボーな光景でした。
パフェ屋といえば、何とも言えない男子禁制の香りがする店だと思っていたからです。
慣れてしまった今となっては、飲みの〆に美味しくパフェを頂くオジサマたちがいるなんて、佐賀はなんて平和で素敵な街なんだろう! と誇らしい気持ちさえします。
 
佐賀の繁華街のど真ん中にあるそのフルーツパーラーは、なんと夕方の5時から深夜の1時までしか空いていません。
まさに飲み会の〆需要のためにあるようなお店です。
20席ともう少し入れるくらいの店内は常に満席どころか、店の前に人が並んでいることが多いです。
 
果物屋さんが営むそのフルーツパーラーでは、季節によって変わる4種類のパフェがいつも並んでいます。
アイスも季節の果物に合わせてこだわられていて飲みの〆にも嬉しいあっさりしたものが多く、何より新鮮なフルーツが最高に美味しいです。
佐賀の数あるパフェ屋の中でも私はこのお店のパフェが1番のお気に入りです。
 
実は観光情報誌には載っていないのですが、佐賀には他にもパフェ専門店がやたらと多いんです。
老舗フルーツパーラーが営むパフェ屋はもちろん、数10種類どころか、100種類を越える種類を取りそろえたパフェ屋が随所にあったりと、どこにでもパフェ屋があります。
 
その上なんと、佐賀には夜にしか開かないパフェ屋だけでなく、夜にしか開かない「あんこ屋」までもがあるんです。
そして、そこにもまたあんこパフェがあります。
当然、女子が深夜にパフェを食べに来るかと思いきや、こちらの「あんこ屋」にもよく男性がパフェを食べにくるそうです。
 
ここまで読んでくださった方はだいぶ佐賀のことがわかってきたと思います。
とにかく佐賀の人は老いも若きも男性も女性も! みんなパフェやあんこや甘いものが大好きなんです。
 
全国まんじゅう消費量ランキング(総務省調査)では平成29年度、28年度と2年連続全国1位を獲得しています。
過去にも常に上位に食い込むほどのまんじゅう消費県民です。
どこをどう検索しても出てきませんが、私は地元の方から
「佐賀には佐賀三大まんじゅうと呼ばれる饅頭がある! 」と教わりました。
 
吉野ケ里町の三田川饅頭
伊万里市の伊万里焼饅頭
唐津の松露饅頭
 
この3つだそうです。
まんじゅうに誇りと愛を持っている! 私はそう感じました。
既に3つの饅頭をコンプリート済みですが、確かに美味しいです。
 
そして、佐賀の名物と言えば、小城ようかんです。
ようかん、最中、ぼた餅……段々胃もたれしてきそうですが、佐賀の人がこれだけ甘いものが大好きな理由はシュガーロードにあるのではないかと私は考えています。
 
シュガーロードとは長崎の出島から日本中につながる砂糖の道のことです。
江戸時代は砂糖は海から渡ってこないと手に入らない貴重なものでした。
鎖国の中、唯一開かれていた出島から長崎と佐賀を結ぶ長崎街道を通って砂糖は日本中に届けられていました。
この長崎街道のことをシュガーロードといいます。
 
今でもこのシュガーロードの周辺にはようかん屋さんがたくさんあります。
砂糖を入手しやすく、その加工技術も伝わりやすかったせいか、佐賀では昔から日常の中に甘いものが溶け込んでいたようです。
 
さらに、現代の佐賀では柑橘類はもちろん、「さがほのか」や「いちごさん」など苺の栽培も盛んで、伊万里では梨も採れます。
その上、熊本にも福岡にも、長崎にも面していて物流の拠点になっている佐賀では果物も手に入りやすいように感じています。
 
そう考えると、元来の甘いもの好きDNAを持った佐賀の人が現代の甘味の王道パフェを愛してやまないのも納得できる!
飲みの〆にはパフェが定番の理由は、はるか昔のシュガーロードから続いている。
私はそう考えています。
 
皆様もぜひ、ガイドブックには載っていない佐賀の隠れたあま~いパフェ文化を楽しみに来てください!
 
 
 
 
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2019-08-29 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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