ふとサラリーマンという名の幻想をおもう《天狼院通信》
徒然なるままに。食べていくために稼ぐってとても難しいよな、とふと思う。
一人で独立起業したり、フリーランスで、たとえば、月に30万円ずつしっかり受注していくのって結構難しいことだ。そりゃあ、たまにぽっと受注するのはあるだろうけれども、「ずっと」というのが難しい。相当なスキルと営業活動が必要となってくる。けれども、相当なスキルがなくとも営業活動をしなくとも稼ぐ方法がある。
就職である。
僕は結局は一度も就職活動をしたことがないんで、就職している人をみるとおしなべて魔法使いに見えるんだけれども、やっぱり就職ってすごい。終身雇用なんて、もはやおとぎ話であり、宗教上の天国みたいな概念にしか思えない。
たかが20そこそこの何の実績もない学生を、「エイっ!!」と雇って定年まで給料をあげていた時代があるだなんて、考えてもみるとすごいことだ。あり得ないことだ。それが普通だなんて考えていたとすれば、強烈なマインドコントロールにさらされていたに違いない。
きっと、それまで、会社という仕組みがとても強靭であって、まあ、この国自体が高度経済成長という魔法の中にあって、みんな月に一回給料が振り込まれるという奇跡を奇跡と思わなくなったんだろうね、ボーナスなんて、もはや意味不明だよね。
たぶん、社内にいる超絶できる1割が2割の人が、ほとんどの人の利益を稼いで上げているっていうのが現状なんだと思う。ほとんどの人は赤を垂れ流していて、一部の超絶稼いでいる人の黒でそれを穴埋めしている。(あ、いつのまにか『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』の論旨に近づいている笑。改めて、あの本は正しい)
まあ、何が言いたいか っていうと、月に一回ずっと給料が振り込まれることって奇跡だって改めて認識した方が良くて、仕事をもらっているありがたみをもう一度認識した方がいいよって話。まもなく、その魔法も解けるだろうからね、解ける前に準備をしていたほうがいい。
なぞと、サラリーマンの人を憧憬しつつ、危ぶみつつ、そして何より、頂いている一個一個の仕事を改めてありがたく思いつつ、今日も全開バリバリのフルスロットルで参りましょう!