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天狼院通信

【天狼院プレミアまで13日】いったい、東京天狼院とはどういう書店なのか?

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おはようございます。東京天狼院のオープン予定日「東京天狼院プレミア」まで13日(L-13)でございます。

昨日の「天狼院プレリュードin OCEAN Casita〜書店と出版の未来を「超」前向きに考える会SPECIAL〜」は、おかげさまで大盛況でございました。ご列席された皆様、応援いただいた皆様、心から御礼申し上げます。(「天狼院プレリュード」に関しましては後ほど改めて記事にしますね。)

 

いったい、東京天狼院とはどういう書店なのか?

 

おそらく、まったく新しいアプローチをするので、たとえば「◯◯書店のような」「こことあそこを足したような」といった説明は不可能で、それなので乱暴な言い方をしてしまえば、できたものを見てもらったほうが早いかと存じます。

ただし、オープンの「東京天狼院プレミア」までに、東京天狼院が完成するわけではございません。

ひとつの目処として、オープンから3ヶ月後のモデル完成を考えております。

それは、『僕たちはアイデアひとつで未来を変えていく。』(アスコム)の著者島田始さんにかねがね、こう教わっていたからです。

 

「商業施設は、オープンに人が集まるのは当たり前。問題は、3ヶ月後、そして6ヶ月後にしっかりとオープンに勝るとも劣らないピークを持ってくることができるかどうか。オープン前から3ヶ月後の準備をしておかなくてはならない」

 

これを僕は東京天狼院で実践したいと思っております。

 

ただし、名著『小さく賭けろ!』(日経BP社)の論点にもあるように、マーケティングやら何やらを突き詰めて行ったとしても、高次においてはやはり、「やってみなければわからない」のが真実でしょう。もちろん、ブレない軸を持つことは重要ですが、それを幹として、枝葉はしなやかでなければならない。つまり、様々「小さく賭けて」、剪定を繰り返し、反応があるものを大きく伸ばして行こうと思います。

そのために、天狼院では「天狼院10のビジネスモデル」を用意しております。

オープンから3ヶ月かけて、10個のビジネスモデルにおいて収益を得られる目処を立てるのが目標です。もちろん、当初用意した中にはまるで反応がなかったり、今は反応がないものもあるでしょう。その場合は新しいモデルに置き換えて、常に新陳代謝をはかって結果的に収益が上げられるモデルを10用意するという流れにしたい。

そして、それらビジネスモデルのすべてに通底しているのが、「ひとりでも多くの人により良いREADING LIFEを提供する」という天狼院のVISIONです。つまり、これがブレない軸となります。

店舗「東京天狼院」においても、この3か月目標がそのまま適用されます。

オープン直後は、完成していない棚が多くあるだろうと思います。たとえば、プレミアム会員様にお貸しする天狼院BOXは、お客様が構築する棚であり、ここはオープンの際は当然できてない。お客様がご来店されて、一緒に注文し、それで入荷して並べて棚になります。(*天狼院BOXはお取り置き・注文棚としても利用可能です。くわしくはご来店の上、アテンダントにお聞きください)

また、天狼院マスターズはそのテーマを熟知したマスターに基本的によって構築される棚なので、これも、徐々に進化を遂げていくだろうと思います。

まさに、iPS細胞のように、お客様の要請に応じて、棚が洗練されて行くだろうと思います。そうした生物的なダイナミズムを天狼院のコアにしようと考えております。

そのひとつの完成を見るのが、やはり、3か月後でしょう。

つまり、東京天狼院は、僕らチーム天狼院だけでは完成させることができない。お客様と一緒に構築していく書店になるだろうと思います。

また、東京天狼院では店舗ではイベントを開催いたしません。狭い店舗ですので、イベントをすることによって、本を購入されるお客様の邪魔になるからです。それでは本末転倒。その代わりに、池袋の別の場所で箱を借りて、「天狼院LIVE」として大々的に行います。(*くわしくは担当の吉嶺から後日詳しく説明があるかと思います。また、お気軽にお問い合わせください)同時に、著者や編集者の皆様に、一日店長になってもらって店頭に立ってもらうことに致します。もうすでに、著者木暮太一さんや星海社新書編集長柿内芳文さん、著者でありリクルートの千葉智之さん、ストーリーブランディングの川上徹也さん、かんき出版編集長の大西啓之さんなど、そうそうたる方々が一日店長の「シフト」にエントリーされております。書店で本を売ったり、棚を構築することなどあまりないことでしょうから、きっと、一日店長の皆様にもいい経験をして頂けるものと思います。きっと、本の制作のヒントも得られるでしょうから、またこれも違ったかたちでの「READING LIFE」の提供につながるかと思っております。一日店長も随時募集しております。(*くわしくは担当の榮田から改めて後日説明があるかと思います。また、お気軽にお問い合わせください)

 

…というようなことを、昨日のプレリュードで話したかったのですが、何分、時間もなかったので、ここで書かせていただきました。くわしくは、東京天狼院に来ていただければお話しいたします。そして何より、東京天狼院を「体験」していただき、更に皆様のお知恵を拝借しながら一緒にいい店にしていきたいと思っております。

9/20から、プレオープンとなります。そして、ついに9/26は正式オープンです。

店頭において、皆様をお迎えすることを楽しみにしております。

 

どうぞよろしくお願いします。


2013-09-13 | Posted in 天狼院通信, 記事

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