忙しいから汚くても仕方がないという論法が１ミリも理解できない《天狼院通信》
記事：三浦崇典（天狼院書店店主）
たまに、宗教上の違い的に、意見が合わない人に出くわす。
その中の最たるものが、
「忙しくて、片付ける暇がなかったので･･････」
職場や自分の部屋の汚さを放置するという考え方だ。
結構、天狼院のスタッフにこの手の原理主義者がいて、この考え方に出くわすたびに、軽くノイローゼになりそうになる。
「忙しいから、片付けるんじゃないのか？」
と、僕が言うと、案の定、スタッフはキョトンとする。
これは駄目だ、重症だと、キョトンを見て、僕は思う。
「僕のワークスペースってめちゃくちゃキレイだよね？ インパルスの手洗い場も、シティーホテル並みにキレイだよね？」
「はい、すごいキレイですよね、ハウスキーパーが入っているみたいにキレイです！ 私、綺麗すぎて、使っちゃ駄目だと思うくらいで」
もう一つ質問だけどさ、と僕はそのスタッフに言う。
「僕は、忙しくないのかな？ 君より、僕は暇なのかな？」
スタッフは、あっ、という顔をする。当然、僕は鬼のように忙しい。
そして、忙しければ、忙しいほど、”掃除をする時間がもったない”。
だから、極力、散らかさないようにするのだ。
常に、キレイな状態にし、散らかさない習慣を身につければ、
「モチベーションを使って掃除をする時間」
を大幅に削減できる。
つまり、「忙しい＝汚くてもいい」は成り立たないのだ。
むしろ、「忙しい＝散らかさないほうがいい」は成り立つ。なぜなら、忙しくて掃除の時間が取れないからだ。
非常に単純だ。散らかさなければ、掃除の時間は最小限で済む。
散らかさなければ、部屋は、キレイだ。
キレイなら、余計なストレスが生じない。
ストレスが生じなければ、集中力が高まる。
集中力が高まれば、自ずと生産性が上がるーー
前回、１０年前の汚部屋と現在の部屋をほんの遊び心で投稿したのですが、思いがけず、全国のお客様から、整理術の講座をやってほしいという声を数多くいただき苦笑。
時間術ゼミや僕の投稿で、元々整理整頓が好きなキャラクターで、何なら、神経質な人間だと勘違いされていた方が多かったようで、「人はこんなにも変われるのか」というお言葉もいただきました笑。
まあ、別の３名のお客様から上げられたご要望は、全力で実現しようと努力しなければならないとの天狼院の裏ルールに則り、GWに１日完成、特別濃縮講座をやることにいたしました。
てか、この講座、全スタッフ、真面目に受けてくれ、頼むから苦笑。
ほんと、頼むよ。懇願する。
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