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「Gemini 2.5 pro」がすごい!爆速で企画を作る方法を解説!《AIパイロット・マガジン2025》


人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:平野謙治(チーム天狼院)

 

AIを活用した企画作成の効率化!Gemini 2.5 Pro「ディープリサーチ」機能でプロレベルの調査・企画を爆速生成

皆様こんにちは!
天狼院書店で生成AI活用の講師をしている、平野と申します。

企画のアイデアを形にする際、まず必要となるのが徹底した事前調査です。たとえば、天狼院書店で実施しているように、外部の講師や著者を招いて講座やイベントを企画する場合、その方の実績や活動内容、技術などを深く理解することが不可欠となります。
こうした調査は、企画内容の方向性を定め、適切なオファーを行う上で非常に重要です。

従来、このような調査には多大な時間と労力がかかっていました。
関連するウェブサイトを多数閲覧し、情報を収集・整理し、報告書にまとめる作業は、それだけで数日を要することも珍しくありませんでした。
しかし、最新のAIツールを活用することで、このプロセスを劇的に効率化することが可能です。

本記事では、Googleが提供するAI「Gemini」の特に賢いバージョンとされるGemini 2.5 Proの強力な機能「ディープリサーチ」を活用し、企画作成をどのように効率化できるのか、具体的な手順と共にご紹介します。

実際の操作画面を確認したい方は、以下の動画もご参照ください。

 

Gemini 2.5 Proと「ディープリサーチ」機能とは?

GeminiはGoogleが開発したAIであり、ChatGPTと同様に様々なタスクを実行できます。
その中でもGemini 2.5 Proは非常に賢いバージョンとして知られています。

このGemini 2.5 Proに搭載されている「DeepResearch」機能は、企画作成において非常に役立つ強力なツールです。
この機能は、インターネット上の多数の情報源(必要に応じて100から200ものホームページなど)を一度に調査し、その情報をまとめてくれます。

チャット形式でAIとやり取りする普段の操作とは異なり、ディープリサーチはかなりじっくりと時間をかけて情報収集を行います。
個人的には、他のAIツールにも同様の機能はありますが、Gemini 2.5 Proのディープリサーチは、結果が見やすく、まとめ方も優れており、参照元のホームページが分かりやすいと感じています。

 

企画作成におけるAI活用の実践ステップ

具体的な企画作成の例として、写真家の青山裕企先生をお招きして講座を企画するというケースを想定してみましょう。

ステップ1:徹底的な事前調査「DeepResearch」機能の活用

まずは、お招きしたい先生について徹底的に調査します。

例えば、写真家の青山裕企先生にご登壇のオファーをするとしましょう。
Gemini 2.5 Proに対し、「写真家の青山裕企先生について、実績、活動内容、技術を徹底的に調べ、完璧なレポートを作成してください」といった具体的な指示を出します。

指示を出すと、Gemini 2.5 Proは「リサーチ計画」を提示し、「このような形で調べますがよろしいですか?」と確認してきます。
内容を確認し、リサーチを開始すると、数分から長くても10分程度で調査が完了します。
リサーチ完了時にはAIから通知が届きます。

調査が完了すると、「写真家 青山裕企に関する調査報告書」というタイトルのレポートが出力されます。
このレポートは、まるで論文のような形式で、はじめに、プロフィール、実績、主要出版物などが詳細にまとめられています。
指示していないのに、主要出版物を時系列の表に整理してくれるなど、非常に見やすく工夫されています。

この報告書はかなりの文字数で構成されており、その情報の豊富さが分かります。
また、調査の参照元となったホームページの数も非常に多く、今回の例では84件もの参照元がリストアップされていました。

GoogleのAIであるため、Googleドキュメントとの連携もスムーズで、ワンボタンでWord形式のように編集・ダウンロードすることも可能です。
人間がこれだけの数のウェブサイトを調べ、均一なクオリティで情報を整理・編集するには、相当な時間と能力が必要です。
この調査プロセスが、Gemini 2.5 Proを使えば短時間で完了する点は大きなメリットです。

ステップ2:調査結果を基にしたコンテンツ作成

DeepResearchで作成された詳細な調査報告書は、単なる情報収集で終わらせるのではなく、その後の企画の核となります。
次に、作成したレポートを再度Gemini 2.5 Proに読み込ませ、「このレポートを参照して、青山裕企について完璧に把握してください」と指示します。AIはレポート内容をしっかりと理解し、要約してくれます。

その後、この理解を基に具体的な企画内容を作成させます。
例えば、「青山先生をお呼びして、3ヶ月間でプロカメラマンとしてデビューするための講座を開きたい。3ヶ月間講座のカリキュラムを作成してください。カリキュラムには青山先生ならではのメソッドを入れてください」といった指示を出します。

すると、Gemini 2.5 Proは青山先生の著作『コンプレックスは武器になる』の内容などを踏まえ、先生のメソッドを取り入れたカリキュラム案を作成してくれます。
全6回、各回2週間間隔といった具体的な構成案が提示されます。

ステップ3:作成したコンテンツに「自社らしさ」を反映させる

AIが作成したカリキュラム案は、確かにクオリティの高いものですが、あくまで汎用的な形式で作成されることが多いです。
もし、運営する側独自のテイストや文体を反映させたい場合は、さらに一工夫を加えます。

この場合、過去に作成した講座のカリキュラムなど、自社らしい文体・形式の見本となる既存コンテンツをGemini 2.5 Proに提示します。
そして、「今のカリキュラム内容は素晴らしいですが、書き方・形式を変えたいです。以下の他の講座のカリキュラムの書き方、文体、形式を参考に、同様のテイストで再作成してください」といった指示を出します。

すると、AIは提供された見本を学習し、そのテイストを反映させたカリキュラム案を作成してくれます。
例えば、天狼院書店であれば、「なぜあなたの写真はなぜつまらないのか?」のように、読者への問いかけから始まるような、独自のスタイルを取り入れたカリキュラムが生成されました。

同様の手法で、講座の告知文やポイントについても、既存のコンテンツを見本として提示することで、オンライン受講可能であることやアーカイブ視聴が可能であること、お客様への投げかけ(「こんな悩み抱えてませんか?」など)から始めるスタイルといった、運営者独自のテイストを反映させたクオリティの高い文章を作成できます。
これにより、「自社らしさ」を保ちながら、AIの力を借りて効率的にコンテンツを作成することが可能になります。

 

AIを活用するメリットまとめ

Gemini 2.5 Proの「ディープリサーチ」機能をはじめとするAIを活用することで、企画作成プロセスは大きく変わります。

  • 調査時間の劇的な短縮: 人間が数日かけて行うような詳細な調査を、AIが短時間で完了させます。

  • 高品質な一次情報の収集: 多数の信頼できる参照元から情報を収集し、構造化されたレポートとして提供してくれます。

  • 企画の叩き台を迅速に作成: 調査結果を基に、カリキュラム案や告知文といった企画に必要なコンテンツの叩き台を迅速に生成できます。

  • 自社テイストの反映: 既存コンテンツを見本としてAIに学習させることで、運営者独自の文体や形式を保ったままコンテンツを作成できます。

これにより、講師との打ち合わせ前に質の高い企画案を用意することができ、企画全体の進行を大幅に加速させることが可能です。

 

終わりに

Gemini 2.5 Proの「DeepResearch」機能を活用した企画作成は、従来の働き方を大きく変える可能性を秘めています。
企画立案に時間と労力がかかっていると感じている方は、ぜひ一度AIの力を借りてみてはいかがでしょうか。

AI技術は日々進化しており、新しい機能やモデルが次々と登場しています。
これらの最新情報をキャッチアップし、自身の業務にどのように活かせるかを探求することは、今後の企画力を高める上で非常に重要となるでしょう。

ぜひ、Geminiも含め、様々なAIツールに触れていただき、その可能性を体験してみてください。

そして、もしAIについて体系的に学びたい、最新情報を継続的にキャッチアップしたいとお考えでしたら、私たちの提供する情報や講座をご活用いただければ幸いです。

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▪️ライタープロフィール

平野謙治(チーム天狼院)

東京天狼院スタッフ。
1995年生まれ。千葉県出身。
早稲田大学卒業後、広告会社に入社。2年目に退職し、2019年7月から天狼院スタッフに転身。
2019年2月開講のライティング・ゼミを受講。16週間で15作品がメディアグランプリに掲載される。
メディアグランプリ33rd Season, 34th Season総合優勝。
『全く興味なかったはずのダンスグループ『BE:FIRST』のせいで、危うくノーパンで出勤しそうになった話。』など、累計7作品でメディアグランプリ週間1位を獲得。
その他、『ラブホテルの階段で、ボコボコに殴られた話』など。

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