AIパイロット・マガジン2025

【Gemini/NotebookLM活用】AIを活用したメルマガ作成術【仕事で使える】


人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:平野謙治(チーム天狼院)

 

皆様こんにちは!
天狼院書店で生成AI活用の講師をしている、平野と申します。

日々の業務において、メールやブログ記事、SNS投稿など、様々な文章を作成する機会があるかと存じます。
近年目覚ましい発展を遂げている生成AIは、これらのコンテンツ作成を強力に支援するツールとして注目されています。

単に指示した通りの文章を作成するだけでなく、AIに自社の情報や過去のコンテンツを深く理解させることで、より高品質で、自社らしさのある、読者の心に響く文章を生み出すことが可能となります。
本記事では、Googleが提供する生成AIツールであるGeminiとNotebookLMを活用し、まさに今お話ししているこの動画コンテンツを元に、読者の皆様に役立つnote記事を作成するプロセスをご紹介します。

実際の操作画面を確認したい方は、以下の動画もご参照ください。

 

Geminiを活用した「自社らしさ」あるメルマガ作成

まずご紹介するのは、Geminiを用いた方法です。
特に、AIに自社のサービス内容などを理解させた上で、特定の目的に合わせたメルマガを作成するケースを想定します。

ここでは、Gemini 2.5 Proバージョンを使用しました。

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このバージョンは、応答にやや時間をかける傾向がありますが、その分、非常に質の高い回答を生成するという特長を持っています。

 

ステップ1:自社サービス情報の読み込み

高品質なメルマガを作成するために最も重要なステップは、AIに自社のサービス内容を正確に理解させることです。
例えば、自社サービスのウェブサイトURLをGeminiに提供し、「サービス内容を理解してください」といった指示を送ります。

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これにより、AIはサービスの詳細や特徴を把握します。
ウェブサイトだけでなく、サービス資料などのPDFファイルを読み込ませることも有効です。

いきなり文面を作成させるのではなく、まずAIの脳内に十分な情報を与えることで、自社ならではの文面作成が可能になります。

 

ステップ2:具体的なメルマガ作成指示

次に、具体的なメルマガ作成の指示を出します。
例えば、天狼院書店では『ブックラブ/BOOK Love~恋愛目的読書会~』というマッチングイベントを開催しています。
過去にこちらのイベントに参加した方に対して、新設された『BOOKLove結婚相談所』のサービスをオススメしたい場合。

まずはステップ1で示した通り、各サービスのURLをGeminiに共有し、内容を理解させます。
続いて、「過去にブッククラブ恋愛目的読書会に参加した方に、結婚相談所のサービスをお勧めするメールを作成したい」といった目的を明確に伝えます。

さらに、メールに含めるべき重要なポイントを指定します。
例えば、天狼院が提供する結婚相談所においては、
「業界唯一の全額返金保証付き『絶対結婚プラン』が非常に推奨されること」、
「プラン入会には審査があること」、
「このお得なプランが5月末で終了すること」、
「まずは無料個別相談への申し込みを促すこと」といった詳細なポイントを盛り込むように指示をします。

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生成されたメルマガの品質

Geminiは、与えられた情報を基に、これらのポイントを踏まえたメルマガの文案を生成します。
生成された文章は、単に一般的なお勧め文面ではなく、天狼院書店のサービスをしっかり把握させてから行なっているので、独自の特徴や、過去の参加者という特定のターゲットに合わせたテイストに仕上がります。

まるで自社のスタッフが書いたかのように人間らしく、AIっぽさを感じさせないクオリティのものが生成されることもあります。
これは、事前に自社のウェブサイトなどの情報を読み込ませているからこそ実現できる、「天狼院書店らしさ」のようなものが文章に反映されるためです。
このようにして生成された文案は、ほとんどそのまま使えるほどにハイクオリティです。

簡単な指示でもAIはある程度の文章を作成できますが、自社サービスの情報や独自のテイストを理解させた上で作成させることで、顧客に「届きやすい」、よりクオリティの高い文章を得ることができます。

 

NotebookLMを活用した多様なコンテンツからの記事作成

次にご紹介するのは、NotebookLMを活用する方法です。
NotebookLMもGemini同様にウェブサイトの内容を理解する能力を持っていますが、ここでは動画・音声コンテンツを元にした記事作成に焦点を当てて解説します。

 

ステップ1:動画・音声コンテンツの読み込み

NotebookLMの大きな特長の一つは、多様なファイル形式をソースとして読み込める点です。
音声ファイルにも対応しており、会議の録音などを読み込ませてコンテンツを作成することも可能です。

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また、YouTube動画をソースとして利用することも可能です。
NotebookLMの新規作成画面でソースの種類としてYouTubeを選択し、該当の動画のURLを貼り付けます。
NotebookLMはこのURLから動画の内容を素早く理解します。

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ステップ2:記事作成指示

NotebookLMが動画の内容を理解したら、それを元にした記事作成の指示を出します。
例えば、「このYouTubeコンテンツを元に、AI講座に参加している方向けに有益な情報を盛り込んだnote記事を日本語で、3,000文字以内で作成してください。読者が読んでいて楽しく、初心者にもわかりやすい内容で、必要に応じて見出しを入れて整えてください。」といった具体的な要件を指定します。

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生成された記事の品質

NotebookLMは、読み込んだ動画コンテンツの内容を基に、指定された要件に沿った文章を生成します。
生成された文章は、元の動画の内容を踏まえつつも、note記事として読まれやすいように、単語や言い回しが調整されます。

例えば、動画内で使われた表現をそのまま使うのではなく、より記事に適した、読者に伝わりやすい言葉を選んでくれます。
また、動画内で話された内容が体系的に整理され、適切な見出しが付けられることで、非常に読みやすい構成になります。
これにより、元のコンテンツ(動画や音声)を視聴していない読者でも、内容をスムーズに理解できるようになります。

NotebookLMは、ウェブサイトだけでなく、動画、音声、PDFなど、様々な形式のファイルを元にコンテンツを作成できるため、手持ちの多様な情報を活用して新しい文章コンテンツを生み出す上で非常に強力なツールと言えます。

 

おわりに:継続的な学習とAIツールの実践

ご紹介したGeminiとNotebookLMは、生成AIを活用して高品質な文章コンテンツを作成するための有効なツールです。
これらのツールを使う上で重要なのは、単にAIに文章作成を「丸投げ」するのではなく、自社のサービス情報や既存のコンテンツをAIに理解させるというステップを踏むことです。
これにより、一般的なAIには作成できない、自社独自の「らしさ」が反映された、読者の心に届く文章を生み出すことが可能になります。

AI技術は日々驚くべきスピードで進化しています。
画面デザインが変わっていたり、新しい機能が追加されたりすることは日常茶飯事です。
一日学んで満足するのではなく、継続的に変化を追いかけ、ツールの使い方をアップデートしていくことが、AIをより上手に活用するためには不可欠です。

是非、今回ご紹介したGeminiとNotebookLMに触れてみてください。
そして、自社の情報やコンテンツをAIに読み込ませてみることから始めて、自社ならではの高品質な文章コンテンツ作成に挑戦してみてください。
実践を積み重ねることで、必ずやその活用スキルは向上するはずです。

皆様のコンテンツ作成が、AIの力を借りてさらに豊かになることを願っております。

そして、もしAIについて体系的に学びたい、最新情報を継続的にキャッチアップしたいとお考えでしたら、私たちの提供する情報や講座をご活用いただければ幸いです。

 

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▪️ライタープロフィール

平野謙治(チーム天狼院)

東京天狼院スタッフ。
1995年生まれ。千葉県出身。
早稲田大学卒業後、広告会社に入社。2年目に退職し、2019年7月から天狼院スタッフに転身。
2019年2月開講のライティング・ゼミを受講。16週間で15作品がメディアグランプリに掲載される。
メディアグランプリ33rd Season, 34th Season総合優勝。
『全く興味なかったはずのダンスグループ『BE:FIRST』のせいで、危うくノーパンで出勤しそうになった話。』など、累計7作品でメディアグランプリ週間1位を獲得。
その他、『ラブホテルの階段で、ボコボコに殴られた話』など。

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