天狼院通信

【ご報告】僕はこれ以降、本作りの仕事をお受けしないことに決めました。


【ご報告】いつもありがとうございます。天狼院書店店主の三浦でございます。
あるいはご存じの方が多いかも知れませんが、僕は天狼院書店の店主であると同時に、株式会社東京プライズエージェンシーの社長でもあります。
会社の方は、天狼院を運営するのと並行して、数多くの出版社さんから、編集協力の依頼を受け、実際に本作りをし、また一方で本をいかにしてお客様に届けて行くかという販売戦略に関してもお仕事をお受けしておりました。
そういった仕事をいただいていたおかげで、天狼院書店をオープンすることができました。
数多くの方々と仕事をご一緒させていただき、大変貴重な経験をさせていただきました。
また、本を作ること、そして、本を売ることを通して、自分が間違いなく成長していることを日々、実感しておりました。
多くの書籍に関わらせて頂きましたが、おそらく、その中のひとつでも経験しなかったのなら、天狼院は世に生まれ出ずることはなかっただろうと思います。
貴重な仕事を振っていただいた方々に改めて御礼申し上げます。
おかげさまで天狼院は順調な船出をし、今も過分なほどに多くの皆様に愛して頂いておりますが、それだからこそ、僕の中にはオープン以来、わだかまりのようなものがございました。
すなわち、天狼院ばかりではなく、会社の業務に時間が割かれていたので、十分に天狼院に手をかけられなかったからです。
天狼院はこんなものではないという想いが、僕の中に常にありました。
今、天狼院は大きく体制を変えようとしております。これはいい機会になるのではないかと僕は思っております。
これを機に、株式会社東京プライズエージェンシーで受けていたお仕事を、今受けている仕事を最後に、これ以降は受けないことにしようと決めました。
もちろん、今受けているお仕事は今まで以上に全力で取り組ませていただきます。
けれども、おそらく、2月からは天狼院にほぼ100%注力できる体制にして行けるだろうと思います。
すなわち、ここからは天狼院がさらに面白くなるだろうと思います。ご期待頂ければと思います。
本を作る仕事をお受けしないと決めると、不思議なもので、残された仕事が途端に愛おしく思えて参ります。本を作るのは本当に楽しい。
最後の幾つかの仕事を、全力でやり切ろうと思います。
それらを作り終えてしまうと、さみしくもなりますが、その想いはしばし胸に秘めて、天狼院に注力できればと思います。
それなら三浦の荒ぶるクリエイティブ・スピリットは、いったい、どこに注がれるのかとお思いになる方も、もしかしていらっしゃるかもいるかも知れませんが、それに関しては「心・配・御・無・用」でございます!笑
第一、僕は書店をつくることほどクリエイティブな仕事はないと考えております。
そして、第二に、実はクリエイティブ・スピリットを注ぎ込むべき対象を、すでに見据えているのでございます。そう、三浦に限って、ただ、退くということはありえません。退くのはより攻めるためでございます。
何を目論んでいるのか、来たる1/24の天狼院の「超」前向き新年会「天狼院ライジング」で明らかにできればと思います。
さて、これより、例によって誰もいなくなった夜天狼院を独り占めにして全開バリバリのフルスロットルで本作りに向かいたいと思います。
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2014-01-08 | Posted in 天狼院通信, 記事

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