開業して5周年、天狼院書店が皆様にお約束できる唯一のこと《天狼院書店》
天狼院書店店主の三浦でございます。
おかげさまで、本日、2018年9月26日、天狼院書店は5周年を迎えました。
ひとえに、天狼院書店をご利用いただいたお客様、登壇していただいた著者の皆様、先生方、出版社の皆様、そして、いつも無理なスケジュールでも嫌な顔をひとつせずに天狼院の夢に付き合ってくださる取次のトーハンさん、店舗の設計を助けてくれる先生方、工務店の皆様のおかげだと思っております。
本当にいつもありがとうございます。
2013年9月26日に東京池袋に天狼院書店「東京天狼院」をオープンした際に、こういう書店を創ろう、との夢がありました。
オープンまでバタバタを極め、そのとき、設計し、1ヶ月以内にローンチしようとしていた諸々の計画は、実は5年経った今も、そのほとんどが実現していません。
それゆえに、僕はいつも忸怩たる思いをしながら、経営をしていたわけでありますが、ようやく、それらが実現する目処が立ってきました。
来年春にオープンする予定の店舗が、5年前に創ろうとした理想の店舗に、もっとも近いかも知れません。
この5年間は、本当に生き残るのに必死で、月末をやり過ごすのに全神経を尖らせていました。
全力で生き残ろうともがいているうちに、気づけば、社員数も増えてきました。
店舗数も増え、全国の多くのお客様にご利用いただく機会が増えました。
それでもなお、僕としては、ただ期待に応えられていない申し訳なさで一杯で、日々、自分の力のなさを痛感しているところでございます。
いつも失敗を繰り返しているにもかかわらず、見捨てることなく、ご利用いただき、応援いただいている皆様には本当に申し訳なさと感謝しかなく、僕にできることといえば、ただただ、一生懸命に働くことだろうと思っています。
その必然の結果として、気づけば、今日で998連勤になっていました。
もちろん、長く、多く働くことが、絶対的な正義ではないのは重々承知しておりますが、極めて才能が乏しい僕にできることは、誰よりも長く真剣に考え、誰よりも長く働くことでしょう。
今でも、明日、天狼院書店が潰れるかもしれないという恐怖心の中で、何が最善なのかを起きている時間のすべて、あるいは寝ている時間まで、考えているのだろうと思います。
生きている限り、努力を続けようと考えています。
不備が多くあり、ご迷惑もかけることも多い天狼院ですが、間違いなく言えることは、常にそれが僕らにできる最大値であるということです。
拙くとも、不完全でも、です。
また、お客様や関係者の皆様に胸を張って言えることがあるとすれば、僕らは変わらず全力で努力する姿勢を決して崩さないということです。
その結果として、より近い未来に、お客様にとって天狼院書店という存在が不可欠な存在になれば、これ以上に嬉しいことはありません。
これからも、至らないこと、多々あるだろうと思います。
失敗も繰り返すだろうと思います。
ただし、失敗を繰り返しながらも、よりよい方向を目指して、お客様のメリットを考えて、全力で努力することを続けていきたいと思っております。
これからも、天狼院書店をどうぞよろしくお願いします。
2018年9月26日
株式会社東京プライズエージェンシー代表取締役社長
天狼院書店店主
三浦崇典