糖質ダイエットをすると脳が反乱を起こす!?《天狼院通信》
体重が生涯最大級になったので、先月、ダイエットを宣言いたしました。
自分が最も欲しい「ミラーレス一眼カメラ」をご褒美に、ここで宣言して、「公開宣言効果」を狙って始めた「ミラーレス一眼ダイエット」。これについては、以前、ここでも記事にしましたので、覚えている方もいらっしゃるかも知れません。
それで、10日目で3.5kg減と順調に行っていたのですが、急激に落としたので、どうもアクセルが踏み込めなくなっておりました。仕事の効率が目に見えて下がったのです。しかも、睡眠時間が格段に上がりました。それまで、おそらく、一日に4.5時間くらいの睡眠時間だったのが、7時間平均くらいになっていました。この前など、12時間寝てしまって、自分でも何が起きたのかわかりませんでした。
そんなときに、この記事を見つけました。
大学の先生が書かれた記事なんですが、ここの一文がどうにも気になりました。
ヒトの脳は非常に巨大化しており,更に,その重量は体重の5%であるのに基礎代謝は身体全体の20%に達します。すなわち脳は非常にエネルギー食いなのです。この脳を休ませるためにノンレム睡眠があるのです。
ノンレム睡眠とは深い睡眠のことで、これは基礎代謝が「身体全体の20%に達」する脳を休ませるために必要だと書いてある。驚きですよね、脳って体重全体からみて5%しかないのに、全体の1/5も消費している。
これを知って、僕は「まてよ・・・」と思いました。
ダイエットによって、僕の体に起きていたことが、これで説明ができるのではないかと思ったのです。
僕はダイエットするために、主に炭水化物を減らしたのですが、これは糖質の塊であって、脳が唯一受け付ける栄養分、ブドウ糖の直接的な材料となるものです。つまり、僕は意識的に、脳の栄養分の材料を遮断していたことになります。
しかも、ダイエット前と変わらず、アクセルを踏み込んでおりました。
脳が、それほどまでに燃費が悪いと思っていなかったからです。
脂肪とか糖質とかというものは、ほとんど運動によって消費されるのだろうと勝手に思っていました。ところが、この記事によれば、とんでもなく消費しているのは、脳ということになる。
エネルギー不足で、脳は働きが悪くなっていたんですね。
しかも、これなら、なぜ睡眠時間が多くなったのか、説明がつきます。
脳は、「こいつ、なんか糖分あんまり寄越さなくなったよ、これじゃあまずいな、このままではエンストしてしまう、何とか手を打たないと」と思ったんだろうと思います。
それで、脳は手を打った。
それが、つまり、燃費が凄まじく悪い脳自体の稼働時間を減らそうと考えたのです。それなので、意図せずに、睡眠時間が長くなったのではないでしょうか。
つまり、流れとしてはこうです。
①ダイエットのために炭水化物を減らした。
②炭水化物の中に入っている糖質の量が減り、ブドウ糖が脳に供給される量が減った。
③脳の機能を維持するために、脳は省エネモードに入った。
④脳の回転数が落ちて、仕事の効率が悪くなった。
⑤脳の稼働時間が落ちて、睡眠時間が長くなった。
本当にこんなことが起きているのなら、ダイエットなんてやっている場合ではございません!本末転倒もいいところ!
で、ちょうど血圧の薬も切れそうだったので、いつもの病院に行って、先生にこれこれこういうわけで、
「どうやら、脳が反乱を起こしているらしいのです」
と、言うと、先生は看護師さんの顔を見て、ひとしきり笑うと、僕に向き直ってこう言いました。
「想像力が豊かですね。いやー、そういうことはないと思いますよ。でも、睡眠時間が増えることはいいことですよ」
ちゃんちゃん。
何だ、違うのか、とちょっとがっかりでした。こちらは世紀の大発見でもしたつもりでしたので笑。
でもなあ、まだ解明されていないだけで、きっとあると思うんです。
人は、糖質の供給が減らされると、脳が反乱を起こす。
しかし、仕事の効率が格段に落ちることは間違いないと思います。
でも、僕の仮説が確かならば、逆に考えると、糖質の摂取量を同じにして、頭を使う仕事をたくさんやれば、痩せるってことじゃないでしょうか?
と、いうことで、最近は、糖質をあんまり落とさずに、仕事の量を増やすことにしました。
名付けて、フルスロットル・ダイエットですねー笑。
まあ、無理は禁物ということでしょうね、やっぱり、人間、欲望に従った生き方をする方が、ある意味一番理に適っているのかもしれませんね。
ちなみに、現在、基準値よりも、4.2kg減です。まあ、順調ですね。
早く、ミラーレス一眼カメラ欲しいです!!!!