メディアグランプリ

味覚で解決。私の占い

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*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:黒木貴子(ライティング・ゼミ特講)
 
 
私は占いを趣味で始めて以来、いろいろな人に相談をもちかけられるようになりました。
学生時代、理系が得意だった私は、憧れだったカウンセラーの道を捨て、技術系の道を選んでいました。しかし、人の心を軽くしたいという想いは消えず、カウンセリングの学校に通ったり、心理学の本を読んだりと知識を深めていきました。
普通に過ごしていると、同世代の女性からの相談だったのに対し、占いというツールを使う事で男性や年上世代からの相談も増えていきました。
ただ話を聞いて欲しい人もいれば解決策を求める人まで様々でした。
占いを始めるまでは、解決策を求めている人には様々な経験が必要ではないか。そう思い込んでいました。
 
私は、タロット占いをしています。タロット占いの特徴として、自分の気づいていない自分。潜在意識がわかります。
「今あなたはこういう壁にぶつかっていると思いますが、本音ではこう思っていませんか?」
潜在意識をお伝えすると、今まで表面上でしか話していなかった相談者が、次々と本音を語りだすように豹変するのです。そういう人を何人も見てきて、形は違えど、人の心の悩みを軽くできるのは占い師にもできると、占いの道へ足を踏み入れました。
 
「占い」と聞くとどのようなイメージを持ちますか?
 
未来を当てる。
運期を知る。
相性を知る。
 
誰もが未来に不安を抱えながら生きています。
例えば転職や引っ越し。結婚。人生の岐路に立たされ、大きな選択をする時の決断の後押しに利用したり、安心感を求めて利用する方もいらっしゃるのではないでしょうか。
生年月日から導き出す占いを命術といい、運気や未来を当てる事に向いている占いがあります。四柱推命や西洋占星術、手相などが挙げられます。
細木数子さんの六星占術もこちらに該当します。
 
「占いなんて気休めだし、気にしてると何も行動できなくなるよ」
以前の私はこのように考えていました。
しかし、その占いの認識は古いものでした。
 
占いは命術だけではありません。ト術といい偶然から答えを導き出す占術があるのです。
主にタロットやルーン、易があります。
この卜術が女性の心を大きく揺さぶるのです。
 
何故大きく揺さぶるのか……?
 
ト術には『味覚』のような感覚があるからです。
女性は右脳が発達しています。右脳は視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚の五感などを認識し、知覚や感性をつかさどっている場所です。
食べた瞬間に「美味しい」「まずい」とジャッジする感覚。それと同じなのです。
味覚には十人十色。一人一人の好みの感覚があり、それと同じように自分にしかわからない感覚で悩みを解決できる事に気付いたのです。
 
私達は小さな選択の積み重ねで今があると思います。
「転職して新たな道を模索するか? キャリアを積むか」
「この誘いは断るべきか、行くべきか」
「高級なものを購入し長く使うか? 安価なもので済まし、飽きたらまた買うか?」
 
このような小さな悩みに未来を提示されたらどういう反応を示すでしょうか?
「やっぱりそうだ……」
「え? どうしよう」
「安心した」
「そっちじゃなくて、こっちの方がいいはず」
瞬時に心がザワつくのか安堵するのかわかるのです。
重要なのは占い結果ではありません。
味覚のような感覚を捉える事です。
ザワつくのであれば、本音では違う答えを持っている。
安堵するのであれば、その答えが自分の感覚。
 
占いは当てる。当たらないをお伝えしているのではありません。
今の考え、行動だとこういう未来が訪れるという、1つの可能性を提示しているにすぎません。
 
料理に例えるとわかりやすいと思います。味が気に入らなければ、見直しする事で理想の味に近づく事ができます。
① 味覚を知る。(ジャッジ)

② 味を変えたいと思う。(決意)

③ 材料と調理方法を知る。(現状把握)

④材料または調理方法を改善する。(修正)
 
これと同じ事を理想の未来を引き寄せる手段として占いにも当てはめる事ができるのです。
よくある事ですが、結婚できない未来にザワつく方の潜在意識には、結婚したくない理由をいくつも抱えている方が多いのです。「結婚したら不自由になる」「結婚したらお金が自由に使えない」今の独身が心地よく、本音ではまだ独身を楽しみたいという方がみえます。結婚する事に恐怖があるのです。
しかし、「30代を謳歌して、40代を独身で過ごす」VS「婚活を頑張って、40代を家庭に捧げる」
こう選択肢にすると、不思議と恐怖に感じていた方が結婚を選択できるようになりました。
 
悩みとは金魚鉢の中に泳いでいる金魚のようなものです。
その金魚が常に動き回っているので、同じ事をグルグルと無限ループのように悩んでしまいます。占い師はその金魚を1匹ずつ取り出し、味覚のようにジャッジしていきます。
皆さんは必ず答えを持っているのです。ただ金魚のように泳いでいるのでゆっくりと整理しきれていないだけかもしれません。客観的な目でご自身の事を教えてくれる占いを身近なものに取り入れてみると案外簡単に答えがみつけられるかもしれません。
 
 
 
 
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2019-09-16 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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