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「それは、ちょうどいい!」と、口癖を変えるだけで、人生は、結構いい感じになる理由


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:延原恒平(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
「それは、ちょうどいい!」
何かうまくいかないことが起こった時、私が、必ず口ずさむ口癖だ。
普通の人なら、うまくいかないことが起こった時、決して口ずさむことのない、この言葉。
そこを敢えて、「それは、ちょうどいい!」と言うことに、この魔法の言葉の秘密がある。
 
例えば、私の場合、こんな出来事があった。
長年、頑張ってきた資格試験があった。当然、これだけ頑張ってきたのだから、今年は、必ず受かるだろうと思っていた。
ただ、結果はというと、不合格だった。
それどころか、後から、この試験の勉強をはじめた、友人の方が先に合格してしまった。
今までの自分の頑張りが、徒労にように感じてしまい、とてもショックを受けた。
 
そんな塞ぎ込んだ自分を勇気づけようと、手にとった本で、この言葉と出会った。
「それは、ちょうどいい!」
 
「ぜんぜん、よかねぇよ!」と腹立たしく、思わず、本に突っ込んだ。
なんだか、自分の考えを否定されたようで、怒りがおさまらず、とてもむしゃくしゃした。
 
ただ、しばらくして気持ちが落ち着いてくると、不思議なもので、脳は、その刻まれた、「それは、ちょうどいい!」という言葉に対して、「何がいいのか?」
その理由を探しはじめ、頭の中を必死に駆け巡った。
 
すると、脳はこんな答えを導き出した。
「合格した友人にあって、自分に無いものを気づかせてくれる、これはチャンスなんだ!」
そう思えた時、私は、友人にあって、自分に無かったものを探そうと必死になり、友人をベンチマークとして、もう一度、この試験に挑戦することを決めた。
 
そこから、その資格の学び方を友人に教わり、自分と友人の大きな違いに気づくことになったのである。その甲斐あって、翌年、無事に、その試験に合格することができた。
ただ、この言葉を唱えなければ、きっと、これまでと同じやり方で取り組み、不合格になっていたに違いない。
 
なぜ、この言葉に、このような効果があるのか、本を詳しく読んでみると、本には、こう書いてあった。
脳は、問いを投げかけられると、問いの答えを探してしまう習性があるということ。そして、ものごとの善し悪しは、ものごとそのものにはなく、その出来事に対峙した人の主観によって、判断されてしまうということであった。
その習性を利用して、自分にとって、よくないことが起こった時、それをポジティブに変換する力が、「それは、ちょうどいい!」という言葉の秘密なのであった。
 
それからというもの、私は、この言葉をよくないことが起こる度に、発する口癖にした。
 
使い方はいたって簡単。
何か、アンラッキーなことが発生した時、気持ちは一時的に動揺するが、その時に、「それは、ちょうどいい!」と、声に出して叫ぶのである。そうすると、脳は、その言葉に対して、今の自分から見ると、不運なこの状況を転換すべく、その理由づけを探しはじめるのである。
 
例えば、今日、大阪の友人がわざわざ、私の住んでいる福岡に訪ねてきてくれたのだが、なんと、あろうことか、この日に限って台風が直撃したのである。
そのせいで予定していた観光は、全てキャンセルとなり、どうしようもない状況になったのだが、そんな時に、「それは、ちょうどいい!」と、早速、口ずさんだ。
すると、脳は、何がいいのかを一生懸命考え出し、「雨の日にしかできないことをしよう!」と、食べ歩きツアーを思いついたのである。
おかげで、普段、福岡に住んでいる私も、なかなか足を延ばすことがなかった名店を訪れ、舌鼓をうつと同時に、大阪から来た友人にとっても、思い出に残る、福岡旅行になったのである。
 
そして、この言葉を口癖にするようになって、大きく変わったことが1つある。
「ピンチをチャンスに変える」、この言葉があることで、機転がきくようになってくるので、何か保険を手に入れたかのようになり、私は、積極的に行動ができるようになった。
積極的に行動し、何か想定外のことが起こっても、それを乗り越えていけるので、どんどん前に進めるようになり、それが自分に自信をもたらしてくれた。そのおかげで、自分の人生における適応力が増したような気持ちにさえなったのである。
 
自然科学者のダーウィンが残した言葉に、こんな言葉がある。
「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることができるのは、変化できる者である。」
 
もうお分かりだと思うが、自分が、変化に適応できる力を伸ばす上で、いたって簡単な方法は、「それは、ちょうどいい!」を口癖にすればいいだけなのである。
これからの先行きが見えない、変化の激しい時代を生きていく上で、是非、一度、騙されたと思って、あなたにも試してほしい!
私がそうであったように、「それは、ちょうどいい!」の口癖がもたらす、素晴らしい効果に、きっと、あなたも、くぎづけになるにちがいないから!
 
 
 
 
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2019-09-26 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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