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メディアグランプリ

環境を整えれば成功する確率は上がる


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【10月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《平日コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:鈴木優紀乃(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
私は、書くのが遅い。
いや、書き始めたら、早いとまではいかないが人並みの速度で書けるのだ。
しかし、書き始めるまでの時間が長いのである。
小説を書く場合、特に時代物なんかは資料を読み込み、下調べをするので、本文を書き始めるのに時間がかかってしまう。調べものが終わった後も、プロットを組んでああしよう、こう展開させよう、こんな伏線を入れて、ここで回収しよう……などと思案しているうちに締め切りが迫って来る。
今回のような記事を書く場合も、構成に悩み、ぐちゃぐちゃのメモばかりが増えていく――。
 
遅いのは、書くことに限らない。
仕事も、
「もっと効率よくやれるんじゃないかなあ?」
と思いながら、急にやり方を変えるのも怖くてそのままやってしまう。
部屋の片付けも苦手で進まないまま。
物だらけで机も椅子も機能していないので、ベッドの上でPCを広げ、お菓子をつまみ食いし、歯磨きもしないまま寝落ちてしまうこともしばしば……。
文字に起こしてみると、なかなかひどい有様だと自分でも思う。
 
私がライティング・ゼミの受講を決めた理由の1つが、講義のスケジュールに
「スピード・ライティング」
「40分で5000字」
などの気になりすぎるワードが登場していたことだった。
実はその頃から、webの小説大賞に応募したいと思っていたのだ。締め切り日は9月末。字数は8万字以上、文庫1冊分だ。
「40分で5000字書ければ10時間半と少しで仕上がるやん!」
と、取り掛かる前から終わった気になるくらいの気持ちになってほくそえんだ。
遅筆を脱したい一心で、ライティング・ゼミの中でお知らせのあったスピード・ライティングの1day講座も受けた。
 
詳しく書くことはできないが、ざっくりと説明する。スピーディーに書くため、あるいはスピーディーに仕事全般を終わらせるためのポイントは、「書く・する内容が決まった後の心の持ちよう」と「書く・する環境を整えること」だ。
私の場合、書き始めたら遅くはないので、「書く内容が決まった後の心の持ちよう」についてはクリアできているように感じた。
 
初め、私は戸惑った。
講義でいきなり「書く内容が決まった後」の話が始まったからである。
講義を聴きながら、
「えっ、書くことが定まらない場合はどうすればいいの?」
「書く内容を決めるのにかかる時間は短縮できないのかなあ」
と思った。
調べなければ書けない部分は飛ばして印(私の場合は★)をつけておき、後で書くこと、というアドバイスもされていたが、私がそれをやると
「8割方★マークやん……」
という事態になった。
「その2つのポイントだけじゃ私には無理……」
書く内容が決まる前の部分は、自分で解決するしかないらしい……私にとってはそここそが大問題なのに……、と恨めしく思ったりもしたが、その後も講義を聴いていてふと気づいた。
講師の先生は明らかに私よりも時間を費やして映画や本に触れている。とても日常的に、インプットをしている。そしてアウトプットもすぐする。ものすごくスピーディーにサイクルを回しているのだ。
だから、
「何書こう」
と立ち止まったり、書くネタとかワードを
「探さなきゃ!」
と焦ったりしないのでは?
 
そう言えば、小説書き仲間でもたまにいる。仕事中でも(!)、自分の物語の中に浸れる人というのが。彼・彼女らはほとんど常に創作のことを頭に置いて生きている。仕事に支障が出ると厄介だが、出ないのであれば羨ましい頭である。
私は哀しいかな、これができていない。別のことをしている時にアイデアが降って来る、という体験もほとんどない。
 
それに、文章を書く以外にも趣味が多い。
音楽も聴きたいし、youtubeを観てゴロゴロするのも大好きだし、youtubeを参考にメイクやファッションの研究をする時間もほしい――。
 
だから実は、日数はかけていても、書く準備に費やしている時間は少ないのかもしれない!
 
「趣味は楽しいけど、それって締め切り前にやらなくていいよね」
 
そうなのだ。
そういった趣味への欲望を抑えて、小説を書く準備をしたり、片付けをしたりするためには、
「環境を整える」
というポイントが重要になってくる。
ということはやはり、さっきの2ポイントさえ押さえれば大抵の仕事はできてしまうということだ。
私に足りなかったのは、環境の整え方なのだ!
例えば、片付け。「その辺に置いてしまうこと」を防ぐように配置を変えるだけで、随分と改善したように思う。
部屋の電気を、点けっぱなしで寝落ちすることがよくある。これを防ぐためにタイマーで切れるものに買い替えたら、電気代も減った。寝落ち自体を防ぐ方法は、これから考えるとしよう。
環境で少しでも人生が改善されるのなら、やるしかない。
そして何より、書くこと。
書く時間だけはネット環境を絶って集中する。
スピード感はというと、ゼミも最終盤になって、やっとこさ1時間半で2000字書けるようになってきたレベルだが、私は小説家になれるまで諦める気はない。
環境を整えて、夢に近づくのだ。
 
 
 
 
***
 
この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
 

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2019-09-26 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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