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縁の下の力持ちにに気づけていますかー~左手のすすめ~


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:岩井聡史(ライティング・ゼミ日曜コース)
 
 
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「なんでできないんだ!」
僕は心の中で毒づいた。
左手で歯磨きと洗い物を始めてから、一週間が経った。
 
朝と晩の1日2回、1週間で計14回の歯磨きを左手でしているが、いまだに慣れない。
右手で歯磨きをするよりも時間がかかるし、歯ブラシが届かない箇所もずっと多い。
 
僕は左手を使うことを、「舞台裏をみること」だと思う。
 
でもその前に、なぜ僕が左手を使うようになったのかを言っておきたい。
 
理由は二つある。
一つ目の理由は、日常生活で左手を使う場面が明らかに少ないと感じたこと。
二つ目の理由は、左手は右脳とつながっており、左手を使うことで、右脳を活性化できると聞いたことだ。
左脳は普段使うもので、言語や論理的思考を担当している。
一方の、右脳はイメージや想像力と関係しているという。
つまり右脳を鍛えることができれば、既存の概念をぶち壊すような斬新なアイデアが手に入るかもしれない。
もしくは絵や小説など芸術的な才能が開花し、とんでもなくクリエィティブな人間になるかもしれない。
そんな妄想が先走る。
 
僕はまず、歯磨きと洗い物を左手でするようにした。
 
しかし、これが非常に難しい。
右利きの人は、長年右手を主に使い続けることで、左手の機能を退化させたのではないか。
そんな考えがわいてくるほど、左手は動かない。
実際に右手はどうやって動いているのか、鏡の前で歯磨きをしてみた。
洗い物をしているときも、洗いながらじっくり観察するようにしてみた。
 
すると、一つのことに気付いたのだ。
それは「右手だけで歯磨きも洗い物もしているわけではない」ということだ。
 
例えば、歯磨きの場合は頭と連携している。
右手がスムーズに動く一方で、頭も連携して細やかに動いて口の角度を調節しているのだ。
これによって、より右手は動きやすくなり、頭を動かさなければ届かない場所にも歯ブラシが入るようになる。
 
洗い物の場合は、左手が食器の角度を調節している。
右手がスポンジを押し当てても、皿が手から滑り落ちないような絶妙な角度を提供しているのである。
 
作業において、右手は主役といっても過言ではない。
けれども、決して右手だけで全てのことをこなしているのではない。
左手や頭などと連携する術をしっているから、あんなにも自然と動けるのである。
 
だから僕は左手を使うことは「舞台裏をみること」だと思う。
「主役(右手)だけで舞台(歯磨きや洗い物)を完成させているわけではない。」
「見えにくい存在(頭の動きや左手の)が主役をサポートしている。」
ドラマチックな例えになってしまったが、実際に身体が緻密に連携をとっていることに気づくと、いかに人間がよくできているのかと感動する。
 
初めてから一週間。
まだまだ左手は思うように動かないが、一方で左手は頭や右手との連携を学び始めた。
左手でも割とスムーズに作業が行えるときもある。
 
まだ、右脳が活性化している気はしない。
想像力が飛躍して、すごいアイデアがどんどん溢れ出すこともクリエイティブになったことも多分ない。
 
でも「右手だけで歯磨きや洗い物をしているわけではない」と気づくことができた。
今まで「補助」や「右手と比べて劣る・使いづらい」と認識していたものが、実はしっかりと役割を果たしていたことを知った。
大発見というにはおこがましい気づきだけど、やらないとわからなかったことだ。
それに「縁の下の力持ち」という言葉も実感することができた。
 
気づかれていない「縁の下の力持ち」は日常生活にもたくさんあると思う。
ものや人に関わらず、だ。
「こんなものが一体何の役に立つのだろうか」
「この人は何も仕事をしていないし、もっとチームや会社に貢献することをしてほしい」
そうやってものの存在を疑問に思うことや、人に対して苛立つこともある。
 
でも、ふと立ち止まって左手のことを思い出してほしい。
もしかしたら、「こんなもの」も「この人」もどこかの縁の下を支えていることだってあるのだ。
もしくは直接何かを生み出してはいないが、他のものや人と連携をとって効果や成果を出しているのかもしれない。
もっと拡大解釈をすれば、あらゆることに意味があるともいえる。
そうやって考えることができるようになれば、日常生活でイライラすることはずっと減るだろう。
 
ぜひとも、「縁の下の力持ち」の存在を実感するためにも。
日常生活でイライラしないためにも。
そしてまだ見ぬ右脳の可能性を知るためにも。
左手を使ってみてほしい。
 
 
 
 
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この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
 

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2019-10-24 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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