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メディアグランプリ

ライティングゼミはかっぱえびせん


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

【12月開講】人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ《日曜コース》」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:安光伸江(ライティング・ゼミ平日コース)
 
 
「ここまで何回もやってくださる方、いませんよ」
 
経験者用のリピート割がお値打ち価格だったのにつられて、またまたライティングゼミに申し込んでしまった時、スタッフでもあり講師でもある川代さんはこう言った。すでにプロフェッショナルゼミとライターズ倶楽部という上級クラスを経験しているのに、懲りもせず何度もレギュラーコースをやる私にあきれてるんじゃないかとも思うんだけど。
 
ライティングゼミに最初に申し込んだのは、ちょうど2年前の10月期平日コースだった。その頃はまだ母が生きていて介護をしていた。介護といっても私は乳がんの全摘手術をしている関係で左腕で重たいものが持てないから、母を抱えて下の世話をするというのができない。食事は自力で食堂まで食べに来る、トイレは自力で行く、風呂も自分で入る、という条件で介護をしていた。訪問介護とリハビリの作業療法士の人が週2回来ていた。食事は私が準備して、母が這うようにして食べに来ていた。昼はパンを食べるのだけど、私がいないと食べないから、スタバでお茶していても母のお昼のためにそそくさと帰らないといけなかった。
 
とにかく母といっしょにいる時間が必要だったから、外に長く出ている仕事はできなかった。もちろん乳がんと、軽いながらも長年患っているうつ病のせいもある。外で仕事ができない。うちでママの様子を見ながらできる仕事はないかなぁ。
 
ブログを書くことは何年も前からやっていたのだけど、それではお金は入ってこない。文章を書くこと自体は好きだし、親指シフトという、昔のワープロ達人が使っていた入力方式をマスターしているので、入力することに苦労はない。手がしゃべる感覚なので、実際に人としゃべるよりパソコンに入力する方が好きなくらいだ。
 
文章を書くのが好き
おうちからあまり長い時間出られない
 
そういう私に「人生を変えるライティングゼミ」の広告は、響いた。いや、これですぐ原稿料をもらえるようなお仕事ができるとはさすがに思ってなかったけど、文章がうまくなったらいろいろいいことがあるんでないかい? おうちでママの様子を見ながらいろいろ文章を書くこともできるんじゃない? しかも通信で全国から受講できる。店舗まで行かなくていい。これ、私向けじゃない?
 
じゃ、申し込んでみよう。ぽち。PayPalというお支払い方法は、カード番号を相手に知らせることもないそうで、その少し前にカードの不正利用にあったことがある私には安心材料でもあった。なかなかいい感じ。
 
そして最初に受けたライティングゼミは、怪しげなスキンヘッドのおじさんが、赤い本を持っていた。講師の三浦店主だ。「殺し屋のマーケティング」という本が出版される直前で、ゲラの校正などをやっているんだという話をしていた。なんとなくおどろおどろしい雰囲気で緊張したのを覚えている。
 
講座の内容とかは書いたらいけないお約束なので書かないけど、ライティングゼミでは毎週締め切りがあって、2000字程度の自由テーマの記事を投稿する課題がある。そしてフィードバック担当のスタッフさんが読んでくれて、こういうところが弱いとかなんとかいろいろ言われる。合格したものはWeb天狼院のメディアグランプリというところに載る。それをめざしてみんながんばっているんだけど、これがまたなかなか大変で、よく落ちるのだ。
 
1期めは母の介護があったので、病気のこととか母のこととかをよく書いていた。そして10月開講だったのが11月半ばくらいから母の具合が悪くなり、12月に入院させることになり、1月18日に死んだ。母が亡くなる頃はさすがに動画でも受講できなくて、課題も2回くらいサボったかな。あとはママが死にそうなんです、とか、死んじゃったんです、とかそんなことばかり書いていた。ライティングゼミの課題は、ほんとは明るく終わらないといけないんだけど、暗かった私の原稿も「今しか書けないから」という理由で通してもらったりもした。
 
それから1期めの後半があまりちゃんと受けられなかったからというので2期めをリベンジで受けることにした。それからプロフェッショナルゼミ、ライターズ倶楽部という上級コースも受け、連載企画が通ったので公認ライターにもなれた。「素人投資家いちねんせい」というその連載は、半年を超え、もうすぐ40回になる。
 
だけど。
まだ、自分の原稿に自信が持てない。
 
というので、ゴールデンウィークと夏休みにあった、4ヶ月の講座を8日間に凝縮、毎日投稿毎日フィードバックという恐ろしい集中コースを受け、4日間で重要ポイントを復習する特講を受け、レギュラーコースもまた受けてみることにした。
 
フィードバックは、けっこう厳しい。最初は「川代さん、オニ」と思っていたけど、あるときから考えが変わった。これ、フィードバックされる方より、する方がぜったい大変だ。私たちは週に1つ2000字の原稿を書けばいいけど、読む側は100人分とか? 提出されたのを全部読んで、全部に対して公平にコメントをつけていく。それってめちゃくちゃ大変なんじゃないかな、と思うようになった。
 
そしたらフィードバックで書いてもらったことも、なんとなく腑に落ちるようになってきた。ああ、こういうことか。とわかるようになったこともある。フィードバックマニュアルみたいなのから外れて、私に向けて愛情込めて書いてくれたな、と感じることもある。もちろんすぐにうまくいくわけじゃないけど、相変わらず課題投稿はよく落ちるけど、それでもまた面白く読んでもらえるネタを探して書こうじゃないか、というエネルギーがわいてくるようになった。
 
ライティングゼミに入ったばかりの10月期の皆さん。
自信満々で書いた原稿が落ちても、めげる必要ないですからね!
そう、公認ライターになってからも何回も落ちている人が、ここにいますからね! あんまり自慢にならないけど。
 
ライティングゼミは、始めたらやめられないとまらない、かっぱえびせんのような感じだ。さすがにレギュラークラスはこれで打ち止めにしようかなと思うけど、今までフィードバックしていただいたことを胸に、せっかく持っている連載をもっと面白くしよう! と思った。
 
みんな! がんばろうね!
 
 
 
 
***
 
この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加いただいたお客様に書いていただいております。 「ライティング・ゼミ」のメンバーになり直近のイベントに参加していただけると、記事を寄稿していただき、WEB天狼院編集部のOKが出ればWEB天狼院の記事として掲載することができます。
 

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2019-11-01 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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