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メディアグランプリ

「毎日幸せ」になれる最終奥義。


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:門脇 恵(ライティング・ゼミ 日曜コース)
 
 
「なんかほんとに毎日幸せだよね」
 
何でもない日に突然旦那はしみじみと言った。
私はポカンとしてしまった。
旦那の口からまさか「毎日幸せ」なんて言葉が出てくるとは夢にも思わなかったからだ。
 
そもそも「毎日幸せ」を感じている人がこの世の中にどれくらいの割合いるのだろうか。
「何かいいことないかな」と言っている人はよく見かける気がする。
しかし、「毎日幸せ」と言っている人はすごく少ないように思う。
何なら絶滅危惧種に近いくらいなのではないだろうか。
 
ニュースを見れば災害、不景気、不倫、詐称、事件、事故……そんな話題ばかりだ。
世界中で当然のように戦争も病気もなくならない。
 
毎日満員電車に揺られ、くたくたになるまで働いて、深夜に帰る生活は正直しんどい。
窓の開かないビルの中の無機質な空間で1日の大半を過ごす。
何を生み出しているのか、何につながっているのか、よくわからない仕事を延々と繰り返す。
くだらない自慢話に相槌を打ちながら聞いて、話を合わせる。
そんな暮らしを私も旦那もずっとしていた。
生きた心地がしなかった。
 
その疲労感を取り返すように、土日に遊びに行っても今思えばなんだか虚しい。
月曜日にはまた満員電車に揺られなければいけないんだから。
 
しかも、満員電車に乗るのに当然のように私は9㎝ヒールのパンプスを履いていた。
素敵な靴が私を素敵な場所に運んでくれると信じて疑っていなかったし、それが私にとってのステイタスでもあり、幸せの1つだった。
当然、足の裏はボロボロだったけれど……。
 
当然のように流行りを追いかけて服を整え、メイクをして、話題のランチに行く生活。
週末になったら出かけていき、長い休暇では旅行に行く。
いつもここではないどこかを求めていた。
お金は貯まらないし、稼いでも稼いでも足りなかった。
 
「もっともっと働かないと」
「もっともっと良い仕事があるのでは?」
「もっともっと眩しい楽しい何かがあるのでは?」
 
毎日そう思っていた。
 
ところが、今は何にもなくても「毎日が幸せ」なのだ。
そして、私の周りも「毎日幸せ」そうだ。
旦那はもちろん、友人たちも近所の人もみんな「毎日幸せ」そうに見える。
 
「何かいいことないかな?」と誰かに、何かに期待しながら暮らしている様子は伺えない。
 
不安や欺瞞の渦巻く現代で私の周りの人たちには一体何が起きているのか?
 
なんてことはない。
私たち夫婦も私たちの周りの仲間たちも都会から地方へ移住をして佐賀の田舎の山で暮らしている。
 
関東から来た人もいれば関西から来た人もいるし、Uターンもいれば、Iターンもいる。
どういう訳だか佐賀の山で暮らす人たちはみんな「毎日幸せ」そうだ。
 
最初に断っておくと地方へ移住することが「毎日幸せ」の必須要件ではないと思う。
都会には都会の楽しさがあって、そこに夢や希望があってやりたいことがある人はそのままでいいと思う。
 
だけど、もしあなたが「何かいいことないかな」と頻繁に口にしているようなら、ぜひ一度地方への移住も考えてみてほしい。
何かいいことを探さなくても、毎日いいことがあるのが田舎暮らしだから。
 
朝起きたら鳥のさえずりが聞こえる。
風が気持ちいい。
春には花の、夏には木々の、秋には実りの、冬には雪の、季節の匂いが満ちていて心地いい。
 
自然があるだけでなく、経済的にもコストがかからない。
私の家は8DK庭付き畑付き、倉庫もついて3万円だ。
普通のアパートでも、2DK風呂トイレ別のきれいな部屋で5万円だ。
(近所の人からは高いと言われたけれど(笑)。)
水道代は井戸水なのでどんなに使ってもタダだ。
 
近くの保育園には待機児童なんてない。
いつでも快く子供たちを預かってくれる。
仕事も意外にある。
なんならオーバーワークで私は困っている。
誰かうちの山に移住してきてくれないだろうかと思うくらいだ。
切実に助けてほしい。
 
田舎で暮らすことは良いこと尽くしだ。
何がそんなに良いのか挙げても挙げてもキリがないくらいに良いことがたくさんある。
 
「田舎には何もない」
とよく聞くが、本当にないのはストレスだけだと思う。
ストレスが本当にほとんどない。
五感に訴えかけてくるすべての物にストレスがない。
これだけでも生きている心地が断然に違う。
 
人間関係も、確かに狭くて時にディープなのだけれど、みんなそれでも一緒に生きていく必要があるとわかっているから優しく寛容だ。
 
ただそれだけで、断然に生きやすい。
田舎暮らしとはつまり生きていきやすい環境で生きていくということなんだと思う。
 
だから、もし今の暮らしが辛くなったらぜひ一度地方移住にもトライしてみた欲しい。
地方移住とは「毎日幸せ」になるための最終奥義のような奥の手だと思う。
もしかしたら、「毎日幸せ」と思わずつぶやいてしまうような日々が待っているかもしれない。
 
 
 
 
***
 
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2019-11-01 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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