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メディアグランプリ

テレワークがこんなに良いとは知らなかった


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

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記事:鹿内智治(ライティングゼミ・日曜コース)
 
「苦しい!」
「やっぱり、ここはおかしい!」
 
満員電車のなかで、ギューギューになりながら、倒れないよう踏ん張りながら、そう思った。
 
私は都内に勤務している。満員電車は当たり前の風景である。
8時前後の電車は特にそうで、電車に乗るときは、乗っている人を押しのけながら、自分の居場所を作って、乗ってくる人の圧力を借りながら場所を確保することはよくある。隣の人と密着していることは当たり前である。
 
高校に通い始めたときからそうだった。社会人の現在まで、常に満員電車を使っているため、満員電車ではないと「あれ?何かあった?」と思ってしまう。
学生が夏休みなど長期休みに入ったときや、年末年始くらいをのぞいて、満員電車は日常の一部である。
 
でも、改めて思った。
これは、異常だ。
 
人に押しのけて必死になってる人を見たり、隣の人と密着して動けなかったり、降りるときは人を押しのけながら出るのは、仕方ないとは思うけれども、やっぱりおかしい。
 
できればこんなところ、いたくない。避けたい。
どうにか通勤電車に乗らずに仕事をする方法はないか?
 
そう思ったときに、会社である施策が始まった。
 
それがテレワークである。
 
テレワークとは、職場以外(うちの会社は原則自宅)で仕事をすることである。
会社から希望者に1台ノートパソコンが割り当てられて、そのパソコンから自宅で仕事ができるのである。ネットワークの環境さえ用意すればいつでも始められる。
しかも、家庭の事情など特別な理由がなくても、事前に申請すればいつでも可能という。
 
「ぜひやりたい!」
 
チームのメンバーに事前に伝えて、仕事が忙しすぎない日を狙ってテレワークをしてみたのである。
これが私には最高で、まさに業務の効率化になると思ったのである。
 
メリットをいくつか紹介する。
まず、通勤時間がゼロになる。
普段なら歩きを含めて、往復2時間くらいかかっていた通勤時間がゼロになる。
この2時間は大きい。
空いた時間で子どもを幼稚園に通わせることもできる。簡単な用事を済ませることもできる。
資格の勉強もできるし、ゆっくり本を読むことだってできる。
電車のなかでも、本を読んだり、勉強したりできることもあるが、それはそうするしか時間をつぶすことがないだけで、必ずしも望んでいない。できれば落ち着けるところが理想である。
テレワークは、通勤時間を別な自由なことに使える点で優れていることがよく分かった。
 
次に、仕事に集中できる点である。
職場にいるとどうしても誰に話かけられることがある。
後輩からの仕事の相談や上司から連絡の場合があって、一次的に集中を切らされてしまうことがある。
「それ今話さないとダメ?」と思うようなことも職場にいるとあったが、それがテレワークならば緊急のとき以外は連絡手段が、すべてメールかチャットなので、自分のペースを邪魔されることがない。仕事を進めやすかったのである。
普段いかに集中が切れてしまっているかがやってみて分かった。
 
でも難点は職場にいる人とのコミュニケーションで、こちらがメールやチャットで送ったことがすぐに返信がされないことがあってやきもきした。
相手が打合せなどで席にいないからなのか?単純に未読なのか?もしかして怒っている?など様子が分からないので、不安になることはあった。
ただそれに対しては、30分から1時間くらいの余裕をもって連絡をもらえるようにしておけば良いということも分かった。
 
最後に、これがもっとも良かったことなのたが、それが夕食までの速さである。
テレワークを終えてパソコンを閉じて、リビングに行けば、すぐに夕食が食べられるのだ。なんて幸せだ!
普段なら会社を出て、帰りのラッシュに巻き込まれて帰宅してやっとありつける夕食であるが、テレワークなら、隣の部屋に行けば食べられる。しかも普段あまり一緒に食べられない子どもとも食べられて、一家団欒を感じられたのがとても良かった。
 
もっとテレワークを増やしたいと思ったし、チームのメンバーも取りやすくなるように、仕事の仕方を変えていこうと思ったのである。
 
この経験から、普通と思っていることを、ちょっと変えてみると新たな発見があるということが新ためて分かった。
 
いつも同じ電車で同じ乗り場で同じ時間で出勤することは悪くないが、そこに新しい発見はほぼない。
サラリーマンには制度など縛りはあるけれども、できる範囲で、別の方法を考えたり、試したりすることは大切だと思ったのである。
そこには失敗もあるかもしれないが、新しい気付きが必ずあると思ったのだ。
 
テレワークをしてみて、通勤がないことがこんなに心地よいとは思わなかった。
なくなってみて、始めてこんなに普段疲れていることを実感したのだ。
 
小さいことからでいい。
ちょっと変えてみて、いろいろ試してみることは大切だとテレワークをきっかけに思ったのである。
 
 
 
 
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2019-11-28 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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