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作曲は、例えるならカレーライス。


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人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:濱守栄子(ライティング・ゼミ夏期集中コース)
 
 
こんにちは。シンガーソングライターの濱守栄子です。
このページをご覧いただいているということは、少しでも「作曲」に興味を持ってくださっているという事ですよね。とても嬉しいです!!
 
突然ですがあなたは「作曲」と聞いて、どんなイメージを持ちますか?
 
・難しそう
・音大に行かないと無理
・センスが要求される
・テクニックが必要
・時間がかかりそう……
 
幼少期にピアノを習っていたり、音楽一家でもない限り、「自分には縁のないもの」と思われたのではないでしょうか?
作曲できたら楽しいと思うけど、「どうせ私には無理」と思われたのではないでしょうか?
 
何を隠そう、私もそう思っていた一人なのです……
 
でももし、夕飯を作るみたいに、素材を切ってレシピ通りに作るだけでできあがるとしたら
 
「私にもできるかも?」
 
と思っていただけるのではないでしょうか?
 
そう、誰もが「作曲は難しい」というイメージに囚われてしまい、実際に作曲をしたこともないのに、あたかも作曲をしたことがあるかのように「自分には無理」と自分の可能性を狭めてしまっているだけなのです。
 
今でこそ、CMソングを手掛けたり、アイドルに楽曲提供をしている私ですが、実は高校を卒業してすぐ、地元の金融機関の窓口でお金を数えるというお堅い仕事を約11年も続けていました。ピアノを始めたのも30歳を過ぎてから。
歌は好きでカラオケで歌うことはありましたが、当時の私は「楽曲を自分で作れる」という概念がなかったので、「作曲者は選び抜かれた才能を持っている特殊な人」と信じて疑いませんでした。当然私のような普通の人にできるわけがないと、諦める以前に、やりたいという気持ちにすら到達することはありませんでした。
 
ではそんな私がなぜ、今シンガーソングライターとして音楽だけで生計を立てることが出来ているのか? それは、当時働いていた信用金庫の上司の息子さんが趣味で作曲をされていて「歌を歌ってくれるシンガーを探しているから、濱ちゃんやってみない?」と声をかけてくれたことがキッカケだったんです。
 
作曲する人は、小さい頃から音楽を習っていて、絶対音感を持っていて、色んな楽器を弾けて、音大を出ている人だと思い込んでいた私ですが、その人はどれにも当てはまらず、「趣味で作曲」しているというのです。
 
しかも、たったパソコン1台で。
 
無知な私はとても大きな衝撃を受けました。
 
それから「もしかしたら私でもできるかもしれない」と希望を持った私は、毎日のように作曲の仕方を検索し、どんどん音楽にのめり込んでいきました。そこである結論にたどり着くことが出来ました。
 
作曲は料理と非常に似ているのです。
例えるなら、カレーライス。
 
カレーライスは、ルーと野菜を買ってきて煮込むだけで、誰でもそこそこのカレーライスがあっという間に出来上がりますよね。
でも、おいしいカレーライスにするためには、香辛料を専門的なところから輸入したり、無農薬野菜を使ったり、国産和牛を使ったり、素材にこだわったり時間をかけて煮込んだりするわけです。
当然、お米にもこだわるでしょう。
 
作曲も同じなのです。
 
ソフトを購入して、パソコンにインストールし、説明書通りにポチポチ打ち込んでいけば、あっという間に誰でもそこそこの楽曲が出来上がるのです。
でも、より一層伝わる楽曲にするためには、専門的なところで理論を学んだり、バイオリンやドラムを生で演奏してもらったり、細かいところにこだわって時間をかけて制作していくわけです。
当然、歌い手にもこだわるでしょう。
 
料理をしたことが無い人にとって、カレーライスを作ることは非常に難しいことかもしれません。しかし、一度挑戦してしまえば、意外と簡単にできてしまうことに気付けます。
 
作曲をしたことがない人も同じで、「自分には無理」と思ってしまいがちですが、一歩踏み出してみたら意外と簡単にできるものなんです。もちろんクオリティにこだわるのであれば、とても奥深いものではありますし、私も未だに100%満足する曲を作れたことはありませんが。
料理も毎日トライアンドエラーで続けることによってクオリティが上がっていきますし応用も利かせることが出来るように、作曲も日々トライアンドエラーで続けることが上達の絶対条件です。
 
ここで、作曲をする上で一つだけ重大なポイントをお伝えします。それは「自己流にならないこと」です。昨今ではインターネットで検索すれば大抵の情報を得ることが出来るので一人でも作曲を学ぶことは可能です。
しかし、必要な情報に辿り着かない場合や、イレギュラーな問題にぶつかった場合、かなりの時間を要してしまうので、「モチベーションが下がってしまう」ことが多々あります。過去の私がそうでした。
 
作曲も料理も、知っている人から教えてもらうのが一番の近道。圧倒的に成果を出すためには、その道のプロと呼ばれる人から習う方が、最短最速で習得できるのです。
 
例えば、カレーライスのルーを10年研究し続けた、日本一美味しいカレーライスを作るお店があるとします。あなたがそのカレーライスの作り方をたった一人で再現するとなると、10年、あるいはそれ以上かかってしまうでしょう。
 
しかし、その店主から作り方のレシピを頂き、その通りに作れば、数時間で再現することが可能となるわけです。文字や動画では質問もできませんが、困ったことや良く分からないことはその場で質問すればすぐに回答を得られます。そしてそのレシピは、色んな料理に応用することも可能なのです!
 
今となれば私も、もっと早くプロに聞いていれば、こんなに回り道をすることもなかったのに……と思うこともしばしば。
 
だからこそ、あなたには、モチベーションを維持しながら楽しく学んで、あなただけの楽曲にチャレンジして欲しいと願っています。
 
いかがでしょうか?
今日は「作曲」についてお話をしました。
 
料理を学ぶように、作曲を学ぶ。
あなたの楽曲は、果たしてどんな味がするのでしょうか?
 
 
 
 
***
 
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2020-08-14 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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