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やりたいことが見つからない人は「波平さんの眼鏡」状態かもしれない


*この記事は、「ライティング・ゼミ」にご参加のお客様に書いていただいたものです。

人生を変えるライティング教室「天狼院ライティング・ゼミ」〜なぜ受講生が書いた記事が次々にバズを起こせるのか?賞を取れるのか?プロも通うのか?〜

記事:佐藤 謙介(ライティング・ゼミ集中コース)
 
 
「自分のやりたいことが見つからないんです」
 
私はこれまで10年以上マネジメントの仕事をしてきて、100名以上のスタッフと面談を行ってきました。また仕事で障害者の就労支援を行っているので、日々「自分が本当にやりたいこと何か?」という相談に乗ってきました。
 
そこで感じることは「本当は誰にでもやりたいことはある」ということ。
 
今回は「なぜやりたいことが見つからないのか?」について解説します。
  
◆「かあさん、わしの眼鏡しらんか?」
サザエさんの有名なワンシーンで波平さんとフネさんのこんなやり取りがあります。
 
波平「かあさん、わしの眼鏡しらんか?」
フネ「まぁ、お父さん、頭の上にのってるじゃありませんか?」
波平「ん?」
 
こういうことって誰しもありますよね(もちろん眼鏡だけでなくww)
 
「鍵忘れた」と思って家に戻ったらポケットに入っていたとか、さっきまでやらなければいけないと思っていたことを、人から話しかけられた瞬間に忘れてしまって、あとで「あ、しまったやってなかった」なんてことありますね。
 
これは、人はあまりに目の前のことに集中しすぎると、それ以外のものが意識に上がらなくなってしまうのが要因です。
 
波平さんも「眼鏡はちゃぶ台か、洗面台にあるはず」と目の前のことに強く集中するあまり、自分の頭の上にあることに気づくことができなかったのです。
 
そして「やりたいことが見つからない」という人も、実はこれと同じことが起こっている可能性が高いのです。
 
◆重要なものほど意識に上がりやすい
これを理解するためには、脳に備わっている重要な機能を理解する必要があります。
 
それは「脳は自分にとって重要なものほど意識に上げて、重要ではないものは意識に上げない」という特性です。
 
つまり人には、実際目には見えているのに「意識」に上がってこないものが存在しているということです。
 
毎日の通勤でもふとした時に「あれ、ここにこんな店ができている」ということに気づくことがあると思いますが、これもまさに「見えていたはずなのに意識には上がっていなかった」という例です。
 
この脳の機能が働くことによって、あなたのやりたいことも「見えているのに意識に上がっていない」可能性が出てくるのです。
 
◆人は普段何に集中しているのか?
ではあなたは普段何を重要だと思って生活していますか?
 
多くの人は、自分の給与のことであったり、任されている仕事のことであったり、今日やらなければいけない仕事のこと、子供の世話、将来の不安、自分の体調、他人の目(顔色)、他人の意見、TVで流れてくる芸能ニュース、ゲームなど、こういったことに注意が向いています。
 
そしてふとした時に「自分はなんのために働いてるんだっけ」と思い出し「自分がやりたいことって何なんだろう?」「やりたいことが見つからない」という状態になります。
 
しかし、実際にはこれまで生活してきた中で、自分が本当にやりたいことや、やりがいに感じることは目の前にあったはずなのです。
 
例えば、自分が行った仕事で上司から褒められたり、お客様から感謝の言葉をもらって嬉しかったこと。または同僚から「〇〇さんのこういうところ凄いよね」と褒められたなど。
 
あなたが自分のやりたいこと、やりがいに感じることに気づくきっかけは目の前にたくさんあったはずです。
 
しかしその瞬間が過ぎ去った後は、ほかの自分にとって重要なことで頭の中がいっぱいになり、せっかく自分がやりたいことを見つけられるチャンスがあったのに見過ごしてしまうのです。
 
◆自分の中での重要なことを変える
では、こういった自分のやりたいことに気づくチャンスを見逃さないためにはどうすればいいのでしょうか?
 
一つ簡単な方法としては、「自分にとっての重要度を変える」という方法があります。
 
手始めに、まずは自分の頭の中にある優先順位を書き出してみてください。
例えばあなたの頭の中は以下のようになっていたとします。
 
【あなたの頭の中の優先順位】
1.お金
2.普段の仕事
3.自分の生活水準
4.家族を養う
5.お酒、ゲーム
……
……
10.自分が本当にやりたいこと|やりがいある仕事
 
という順番だったとします。
この10番目の「自分が本当にやりたいこと」の優先順位を変えてあげます。
 
「今から自分は本当にやりたいことを見つけるんだ」と自分の中でやりたいことを見つけることに意識をフォーカス(集中)するのです。
 
しかし、一瞬はフォーカスできても、すぐに元の優先順位に戻ってしまう可能性もあるでしょう。そのために実際にこの頭の中の優先順位を書いた紙を持ち歩き、時間ができたら眺めるようにします。
 
そして常に自分の頭の中の優先順位を意識するようにするのです。
 
こうすると、今度は脳の「重要なものを意識に上げる」という機能が働き、あなたの生活の中で「自分が本当にやりたいこと」が意識に上がり見えてくるようになります。
 
まるで波平さんが頭の上の眼鏡に気づいた時のように「あ、ここにあったんだ」「なんだ、これがやりたかったことなんだ」という感触を得られるでしょう。
 
あなたが「本当にやりたいこと」はきっとあなたの目には見えているはずなので、それを「意識に上げる」という取組みをやってみてはいかがでしょうか?
 
 
 
 
***
 
この記事は、天狼院書店の大人気講座・人生を変えるライティング教室「ライティング・ゼミ」を受講した方が書いたものです。ライティング・ゼミにご参加いただくと記事を投稿いただき、編集部のフィードバックが得られます。チェックをし、Web天狼院書店に掲載レベルを満たしている場合は、Web天狼院書店にアップされます。

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2020-11-06 | Posted in メディアグランプリ, 記事

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